表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/70

“ステータス開示!”

「えっと…"街に移動”!」


その声とともに、体が紐を解くようにスルスルと紐状になって消えていった。


「うぇっ!ちょこれ大丈夫な…」


俺が話し終わる前に、俺の体は完全に光となった。



「…なのかよ!!」


気付けば俺は、町の噴水の前で叫んでいた。


「え?何あの人。怖くない?」

「てか、あんなとこにあんな奴いた?」

「ちょっと。危ないって。大人しく()()()()()に報告しよ」


と周りから怪しい目で睨まれた。


「ちょ、お、おれは怪しい奴なんかじゃ…」

「どこだい?その怪しい男とやらは…」


奥から寸分狂わぬ行進の足音が近づいてきた。その足音に、思わず身震いを感じ



「ち、“近づくな”!!!」


と語句に力を入れてしまった。



「!、うわっ!」

「体が…動かない…?」

「……へぇ。面白い力だね」


そう言い、奥に見えたのは鎧を着た女傭兵のような人だった。

肌は白く、すらりとしたモデル体型の美人。しかし、背中に担いでいる本人の背よりも長い槍が得体のしれない緊張感を駆り立てた。


「…見た感じ、『言ったことを現実にするスキル』みたいな感じかな」

「!、何で…」

「あっはは!やっぱりね。私には何でもわかるのだ…」

「“あんたのステータス開示”」

「あっ!」


なんか見られっぱなしなのが悔しかったからなんとなしに彼女のステータスものぞいた。



“ヴァルキリー・セレス Lv,60


身体力量 103 身体魔力 40 知識 75 身体効率 90


メインスキル

神槍の合格者

Lv,Max 神槍に認められ、生涯を支えあう誓いを掲げあった者。神槍の装備可能、神槍のスキルを継承。バットスキルの軽減化。


サブスキル

命名ヴァルキリー

ヴァルキリーを名乗っている限り永続発動。通常攻撃を神光攻撃にする。


鋭い観察眼

簡易鑑定が可能。(鑑定Lv,2程度)


覇眼

解説不能


バッドスキル

西の魔女の呪い

時折左腕の自由が利かなくなる”



「へ~。あ、“動いてよし”。ヴァルキリーさん偉い人だったりするの?」


俺の質問に返答せずに、代わりに涙目で肩をふるふると震わせていた。

あれ?俺なんか悪いことでもしたかな…?


「あ、あの」


「女の人のステータスを開示する人がど、どこにいるんですかぁ!!!」

「ヴェヤァァァァァァァァ!!“ストォォォォッッッップ!!!!”」


質問をしきる前に、槍の持ち手が腹の寸前まで飛んで来た。


「くぅぅぅぅぅぅぅぅ!貴様!私のステータスを見て置いてその上静止とは…その真っ黒のはらわたを抉り取ってやるぅ!」

「わかった!すまんかった!すまんかったからそんな物騒なこと言わんといて!」


その後、1しかないHPをめぐる壮絶な攻防は2時間ほど続いた。



「……」

「…えっと」

「不用意な発言は控えなさい。さもなくばその限りない命を削り切るぞ」

「…はい」


なんかもう、これからの人生すべてがここで終わった気がした。

そう思いながら、ヴァルキリーさんと一緒に宿へと向かった。俺は何も悪くない!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ