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外への冒険 その1

「おはようございま~す。クエスト受注に参りました~」

「おはようございます。こちらが本日受注可能のクエストとなっています。本日期限のクエストもあるのでご注意ください」


挨拶がてらクエストの有無を聞くと、何やら長い紙を渡された。

そこには数々のクエストがそれぞれの項目でリスト化されていた。

素材採集、討伐依頼、用心棒、ダンジョン攻略etc…。

一項目に10数個のクエストがあり、かなりの数となっていた。


「クエストの詳細って見たりできますか?」

「はい。どちらをご覧になりますか?」

「えっと…あ、じゃあこれでお願いします」


そう言って指さしたクエストは「誰かやつを倒してくれ…」と「討伐依頼・七星の狼」と「誰か爺を見つけ出してくれ」だった。


“誰かやつを倒してくれ…


クエストランク AA

報酬 依頼主との相談の上決定


誰か、あの忌まわしいムカデを倒してくれ…どうか、あの子の仇を打ってくれないか?報酬ならもいくらでも払うから…どうか頼む…。


おすすめアイテム 解毒剤”


“討伐依頼・七星の狼


クエストランク AAA

報酬 七星の狼の素材すべて 100000G


西の森に住んでる狼のむれの中に七星の狼が発生した。他の動物も食い殺してしまうため、可能であれば殺してほしい。とにかく他の動物に迷惑が掛からないようにしてほしい。頼んだ


おすすめアイテム 獅子唐辛子”


“誰か爺を見つけ出してくれ


クエストランク A

報酬 爺のおすすめ装備 6000000G


また爺がどっか行きやがった。それも今度は「探さないでください」って書かれてたよ。多分そこら辺の冒険者に聞けばわからないやつもわかるだろ。腕は一級品だし、爺にバツとして何か装備品送らせるよ


おすすめ魔法 サーチ系統”


…なんか、すごく悲しい内容のクエストもあるんだな…。


「じゃあ、この三つ受けます」

「わかりました。では、今からクエストカードを発行するので少々お待ちください」

「わかりました」


カウンターの奥へと歩いて行き、俺は近くにあったベンチに腰を掛けた。


「…ふう」

「二日目にしてもう疲れたか?」


フッと香った慣れた柑橘系の匂いに子を上げると、槍を持った武装ガチガチのヴァルさんがいた。


「ヴァルさん」

「久しぶりだな。隣、座るぞ」


そう言いながら槍を壁に立てかけ隣に座った。


「あ…」

「どうした?」

「あ、いえなにも。ヴァルさんは今日は何しに来たんですか?」

「昨日終わらせたクエストの報告と新しいクエストの受注にな。ハイロもか?」


その問いにコクリと首を縦に振った。


「そうか…ちなみに何個受けたんだ?」

「3つです」

「そうか…なあ、今日の終わりにでも一緒にご飯でも食べないか?冒険者登録祝いと言うことで」


心臓がドキッと高鳴った。


「え、ああ、ああはいっ!も、もちろん」

「どうした?」


声ががったがたになり、声が若干裏返ってしまった。

そりゃそうだ。急に夜の食事に誘われてどぎまぎしないわけがない。

それに、うまくいけばこの前みたいにもしかしてあんなこともこんなことも…。

なんてあほみたいな妄想をしていると


「ハイロ様~クエストカードの発行が終わりました~」


とギルド嬢が三枚のクエストカードを持ってきた。


「あ、ありがとうございます!」

「では、また今夜な」

「は、はいぃ…」


なんともまあ女みたいな返事を聞くとヴァルさんは安心したようにギルドを出て行った。

それに続くように俺もギルドを出た。

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