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異世界に飛ばされたら適職が「魔王」しかない  作者: 弓良 十矢 No War
買いものに行ったら帰り道が異世界につながっていた
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 雑穀ご飯、トマトとお肉のはいったスープと、野菜の炒めたの。魚の揚げたのは、香辛料でいい香り。

 味付けはお塩のみなのだろうが、おいしかった。

 ただ、ステューフさんのことがあるせいか、みんな黙りがちだった。お皿が空になり、じゃあ寝ようと部屋へ向かう。

 今日もひとり部屋だ。調度は昨日とほぼ一緒。

 とりあえず服を替えた。せっけんは持っているので、水さえあれば洗える。

 フロントで井戸の有無を訊いた。厩舎の傍にある。つかっていいらしいので、外へ出た。たらいはフロントで貸してくれた(無料で)。


 またしても滑車のないタイプの井戸だが、水位が高いので昨日程は疲れずに済んだ。

 水浴びもしたかったが、目隠しになるものはないし、諦める。洗ってしぼった服を収納空間へいれた。たらいを返し、部屋へ戻る。洗濯につかえそうな紐も持っている。ドールさんがくれたのだ。

 梁に紐をかけて結び、もう一方の端も、少し離れたところでそうした。揺れる紐へ洗濯物をかける。朝には乾いているだろう。

 歯をみがいたりしてから寝た。


 翌朝、洗濯物はある程度乾いていた。収納空間へいれておいて、紐を回収する。

 身繕いしたり用を足したりして、朝ご飯はなんだろうなー、と考えていると、揚げパンのことを思い出す。

 朝ご飯の前だけど……ちょっと食べちゃおうかな?

 実を云うと、昨夜食べ足りなかったのだ。今なら豚の丸焼きくらいぺろりな気がする。あげぱんをひとつふたつ……十個くらいつまんでも問題あるまい。

 ベッドへ腰掛けたまま、にやにやして、収納空間から揚げパンの包みを取り出した。

 ????

 ……なんか、あったかいんだけど??


 揚げパン旨い。ココナッツ風味。ココナッツの果汁で生地を練っているのかな?

 で、食感が軽い。小麦粉だけじゃなく、片栗粉もはいってるのだろう。生地自体はさほど甘くないが、まぶした砂糖がいい仕事をしている。

 ふた盛り分がすぐにお腹のなかへ消えた。おいしい。あったかくって油がじゅわってしたし。

 そう。昨日の午前中に買った揚げパンが、まだあったかい。

 どういうこと? 普通に食べたけどおかしいぞそれ。


 色々やってみた。

 揚げパンを出して、ひとつとって残りを戻す。外に出したひとつが冷めた頃に残りを取り出す。収納空間にいれておいたものは冷めていない。再び一緒にして収納空間へいれる。取り出しても、冷めたものがあったまっていたりはしない。

 あれか。なかの時間が停まってる?

「……レベルまっくすだから?」

 便利だけどさ。


誤字などありましたら教えてもらえると助かります

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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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