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 だとしたら結局、開拓者か、開拓者に依頼された実存者のやったこと、ってことになるな。成程。

 人間が水中では呼吸できないとか、そういうのと同じレベルで、火薬をつくろうとしたりするのがだめなんだろう。

 こちらの人間ともとの世界の人間がちょっと違う、というのは、前々からなんとなく思っていたことだ。だって、御山(おんやま)みたいなもの凄い標高の山の上でも、普通に呼吸できてるし、高山病というのも聴いたことがない。

 ってことは、こっちの人間とあっちの人間は違う。こっちの人間に平気なことがあっちの人間にはアウト、っていうのがあるのなら、あっちの人間なら平気なことがこっちの人間にはアウト、っていうのもありうる。

 転移してきた俺がどうして御山(おんやま)の上で平気なのかは、転移時にそう調整されたと考えればつじつまは合う。そして、転移した時に、火薬云々がアウトになるようにもなった、のだ。

 あちらではそういう制限がかからなかったのも、あちらにはこちらの神さまの力が及ばないか、及ぶとしても弱いか、どちらかなのだろう。多分だけど、こっちからあっちへは干渉できないんだと思う。じゃなかったら、あっちの人間がばたばた死ぬことになる。火薬だって銃だって、警察に必要なものじゃないか。


 天罰かあ。魔王であること、冒瀆魔法をつかったこと、悪しき魂でありながら御山(おんやま)に這入りこんだことではなんともなかったが、まさか火薬の説明でくらうとは。

 溜め息を吐いた。あほらしい。しかし、的確な天罰である。多分こっちの人間が対象だったら、気絶だけか、気絶+なにかひどいこと、だったんだろうな。その点、ロック解除の方法がわかってる俺はまだ運がいい。気絶はきつかったけど、すぐよくなったし、魔力薬はユラちゃんのおかげで沢山ある。

 あぐらをかいたあしに、両腕を預けた。

 それにしても、意図せずチキンレースのようなばかげたことをしてしまった。別に、火薬についてくわしい説明をしなくたって、銃というもの凄い武器があるのだ、と云えばすんだのに。いやでも、日本の警察の標準装備の銃なら、人間でもあたりどころが悪くないと死なないよな。ホートリットみたいに、レットゥーフェルにも急所があるのかもしれない。それとも、会話が成り立たないし物騒なものを持っているし、ということで、狙撃でもされたのか。そっちがありそうかも。

 さっ、さっ、と砂を踏む音がした。俺は顔を上げる。顔色の悪いニニくんが、杖を抱えて砂をのぼってくるところだった。


感想ありがとうございます。神さまいそがしそうですよね。

誤字報告もありがとうございます。助かります。ほか作品で槍沢山出てくるから(;´・ω・)

槍槓って変換できるかな? できないじゃんどうやって出そう……と試したせいかもしれない。


誉めて戴いてありがとうございます。こちらの読解力不足で失礼いたしました。

ネタバレになりそうなことは控えて、とりあえず書き続けるので大丈夫です。おなかももちなおしました!(おなかに来る風邪ひいてました(^▽^;))


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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