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 まあ……間違いではない気がする。挑発をして俺と同じ場所に居たひと達を危険にさらしたっていう側面もあるが。俺は各方面に迷惑をかけている。


 それで、だ。

 俺は結局、レットゥーフェルと取っ組み合いになって、一緒に落下した。多分、あの前までに大勢を墜落させてたから、それがクッションになっただろうし、一緒に落ちたやつも下敷きにしたんだと思う。レットゥーフェルは装甲はかたいが、中身はさほどではない。タスの手なんか、そんなにかたくはなかった。それで俺は無事だった。

 でも、当然だけど上ではそんなことわからない。妹はすぐに建物をとびだそうとした。で、白石くんに停められた。白石くんよくやってくれた。いい子。ちょっと不安はあるが、認めざるを得ない。

 マルジャンとヤラ、それにエクシザは、聴いてないし知らなかったけど、俺が落ちてすぐに自分達も建物から出たらしい。エクシザは飛んだし、マルジャン達は多分、崖をジャンプでくだっていったんじゃないかって。チャタラならできるかな。木にも登れるし。

 お兄ちゃんを助けようとして、と妹は書いている。そうだったら嬉しいな。


 妹はまだ暴れていたし、外に出るといいはったけれど、その時はできなかった。

 最終的に、俺をさがしに出るには危険だと判断したのは、おじさんだそう。理由は台風と、レットゥーフェル。

 雨が続いていて地盤がゆるんでいたし、小康状態にはなっていたけれどそれが長時間続く保証はないこと、プロじゃない人間が大勢で捜索に出た後にまた雨が強くなったら二次被害が出るかもしれないこと。

 それから、レットゥーフェルが暴れたので、地盤にそれが悪影響だったかもしれないし、建物がだいぶ壊されれていたから、がらすなどで怪我するかもしれない。

 だから、自分達でさがしに行くことは断念して、消防署に連絡した。妹もその判断は正しいと理解はできたが、不満はあったらしい。それでも渋々おとなしくした。心配だけれど、プロに任せたほうが確実だから、だそう。

 ただ、地域内で地滑りや、突風で家屋が倒壊するなど、被害がかなり出ていたので、捜索隊はすぐには来てくれなかった。そしておじさんの危惧した通り、雨脚がまた強くなった。実際に捜索隊が出た頃には、俺は影も形もなかった。

 俺の記憶では、雨はやみそうになっていた。だから、雨が再び強くなる前に俺がこっちへ戻ったのか、強くなった雨がまた弱くなってから俺が目を覚まし、こっちに戻ったのか……でも、マルジャン達が長時間俺を放置するとは思えないし、雨が強くなる前だろうな。


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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