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 考えかたがかわった気がする。

 やっぱり、宗教というのは、伝わっていくうちに話がかわっていくんだろう。開拓者はすべての生きものに恩恵を与えている。そういうことだと思う。

 だって、魔物もその多くは、開拓者がよそからつれてきたのだ。幾つかの魔物は(なにかの材料になるとか、薬材としてほかで換えが効かないから仕方なくなどの)理由があってつれてこられたのだが、勿論神話で説明がなされていない魔物も沢山居る。それこそレットゥーフェルなんて、人間には厄介でしかないのに何故か存在しているのだ。

 はじめは、人間だけが優遇されているみたいな考えは、なかったんじゃないかな。もしかしたら、悪しき魂にもなにか意味があるのかもしれない。それが、長い時間のなかで忘れられていって、魔王が悪さをしてどんどんイメージが悪くなっていった、っていうのが、真相だったりして。

 だとしても、今、悪しき魂のイメージは最悪だ。もともとがどうだったかなんてもう関係ない。どうしようもないな。


 それでも、タスと話して、別に悪しき魂がつらい情況になるようにと開拓者が仕組んだ訳ではないと思いいたると、なんとなく気が楽になった。いつの間にか、悪しき魂が悪いことになってしまったのが問題なのだ。

 タスにお礼を云うと、変な顔をされた。ちょっと面白い。

 幕屋を解体し、収納して、出発だ。


 今日も、ミエラさんがリャクークにのった。ニニくんが支えてあげている。布で顔を覆っているので、顔色はわからないが、項垂れてつらそうだ。

 くつわもないし、手綱をつけられない。手綱があったら、掴まっていられて楽だと思うのだが……ないものはしょうがない。武具を買っていたのはよかったが、馬具も揃えておくべきだった。

 お昼休憩までに一回、魔物とエンカウントした。ほーじくんが凄絶で足止めしてくれて、タスとエクシザがとどめを刺してまわっている。カルナさんは、ニニくんとミエラさんをまもる為に、その傍にずっと居てくれた。俺はほーじくんに魔力薬を渡すふりで、偸利をつかっている。

 荒れ地近くの村へ近付いているのだ、と実感した。魔物はやすでがほとんどだったのだ。あとは、ほーじくんのおそろしい発言でおなじみのさそりが、数匹。エクシザが蹴って遊んでいる。

 お昼休憩をとって、その間に充分、水分を補給した。汗まみれの服もかえる。かなり、気候はまともになっている。そのおかげで、最初のほうよりも移動速度が上がっている。

 簡易の幕屋を解体していると、カルナさんが倒れた。


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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