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 長時間歩くのは苦じゃない。薬材採集のおかげで、だいぶ足腰が鍛えられたらしい。

 お味噌屋さんは、かつおぶし屋さんからはそれなりに距離があった。エネルギー補給に、途中で見付けたワッフル屋さんでワッフルを買い、すぐに食べた。ヴァニラアイスのせワッフルチョコソースがけ、うまあ。ワッフルの端っこがかりかりしてて甘ーい。

 お持ち帰り用のワッフルも買って、再び歩き出す。タイミングを見計らってワッフルの袋は収納した。

 お味噌屋さんは、甘酒ソフトクリームなる抗いがたいものを売っていて、気がそがれるので先に食べた。うまかった。

 お味噌の量り売りで、各種を数kgずつ買う。その重さを外へ持って出る腕力はないし、かといって目の前で収納するのはさすがにまずいので、旅館宛てに発送してもらうことにした。地方発送承りますと書いてあったのだ。お味噌の重さを考えると、乾物って軽いよな。


 お味噌屋さんの軒先にあるテーブルをひとつ占拠して、白味噌ソフトクリームも食べた。食べながら考える。

 レモンとか、ヴァニラビーンズ、はちみつ以外の甘味料は、あちらの世界のほうが圧倒的に安い。お野菜も、基本的にあちらのほうが安いし、おいしかった。素が漂ってるからかもな。もしくは、魔物を還元した肥料をつかってるから、とか。

 手にはいりにくいものと云えば、あとは、お酒だ。お酒は宗教的に、眉をひそめられる類のものなので、好んで呑むひとがめずらしい。還元酒はあったけど、裾野だとそれでも軽蔑されるようなものだった。

 お酒……うーん。持って行って、使い途あるかな。ああ、調剤には度数の高い蒸留酒をつかってるみたいだけど。

 一応、持っておくか。収納空間には沢山、ものがはいるんだし。

 あとは、お米だ。お米は絶対に要る。おじさんには頼んだ筈だけど、このままお米屋さんもまわろう。沢山あって困るようなものじゃない。

 そう決めて、俺はソフトクリームのコーンを包んでいた紙を収納し、立ち上がって歩き出した。


 お米は、お米屋さんじゃなくても、スーパーでも売っている。

 なので、一番最初に目についたお店にはいって、お米を買った。俺でもぎりぎり持てる、10kgの袋だ。それを抱えてお店を出、人目につかないところで収納した。あー、重たかった。

 別のお店でも同じことをやった。その調子で、行く先々でお米を買い、外に出てこっそり収納する。お米はみるみるうちにたまっていった。これだけ備えがあれば、いつでもおいしいご飯を食べられる。

 調理器具も買っておこうかな。あっちの包丁も悪くないけど、こちらのものも持っておきたい。よし、次はホームセンターだ。


誤字報告ありがとうございます。助かります。

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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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