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 さっき見たのと全然違う。4000000000秒を切っていた。まじで?

 なにか、カウンタを減らすような行動があるんだろうか。この調子で減り続けてくれたら、思ったよりもはやくあちらへ戻れるかもしれない。

 もしかしたら、誰かは、封印された人間でも普通に接してくれるかも。

 俺が喜んだことがわかったみたいで、マルジャンとヤラが軽く揺れた。そう、俺は喜んでいる。

 迷惑だろうけれど、ほーじくんと同じ世界に居たい。

 未練たらたらで、みっともないよな。


 マルジャン達に魔力を譲る。……カウンタは動きが遅くなる。

 手を洗う。……変化なし。

 お水を飲む。……変化なし。

 ほかに、どんなことしたっけ? マルジャン達を洗って、あとは偸利をつかった。

 偸利がなにか関係あるのか?

 俺は室内をうろうろし、「いきもの」をさがした。洗面台の下に、うっすら青かびがあったので、偸利で枯らす。カウンタは……まわるのがはやくなってる!

 どうやら、体力・魔力が残り秒数の減りかたに関係しているらしい。マルジャンとヤラはこっちに来てから、魔力の減少になやまされているし、毒状態で体力も目減りしている。

 俺は魔力の枯渇を起こしたりしていないし、こちらに魔力がないってことはないと思う。ただ、「還元」がないから、空気中にある魔力が少なくて、食べものから補うしかないんじゃないかな。マルジャンもヤラも、毒が苦しくて、あまり食べられていなかったみたいだし、その可能性はあると思う。

 魔力を補うには、魔力薬と甘いものだ。

 それに、俺は使役した生きものから魔力をとれる。

 マルジャン達を見ると、俺の思惑がわかったのか、二匹とも怯えた様子で後退った。


 四月の雨亭で働けていたことと、リエナさん、それにサローちゃんに感謝しないと。

 こちらの世界の食べものは、二匹に悪影響かもしれない。なので、あちらの市場で買った塊の黒砂糖をローテーブルに出して、二匹に食べさせた。二匹とも嬉しそうに食べているので、問題ないだろう。

「マルジャン、ヤラ、死なない程度に魔力を譲って」

 しゅうー、と二匹は抗議らしい声をたてるが、使役しているので逆らえない。メニューをたしかめてみると、カウンタが猛烈な勢いでまわっていた。よしよし。

 俺は二匹に魔力薬も()ませ、しばらく魔力をもらい続けた。さすがに黒砂糖に飽きてきた様子の二匹に、どこかに隠れているよう云って追い出し、施錠して寝る。寝るのだって、魔力の為だ。

 もしもあちらに戻れるのなら、俺にはやることがある。


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
― 新着の感想 ―
[良い点] 自分で調整できるならちゃんと話…せるかは置いといて沢山物々交換しないとね!!
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