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 は? 封印解除?

 かたまっている俺の目の前で、数字は減り続けている。「秒」とついているくせに、その減りかたは意味がわからないくらいはやい。ほんの何秒で、多分何千秒と減った。おいおいバグってるんじゃないの。

 まったくもって意味がわからないが、どうやら時間がたてば封印が解けるというのは事実のようだ。5000000000秒だとしたら、えーっと。

「わからん!」

 喚いて、ケータイで計算した。……158年?!

 あんぐり、口を開けてしまう。それはもう完全に、俺死んでるじゃん。

 が、メニューを見てみると、あっという間に目盛りは減っている。もう4700000000くらいになっていた。だからカウンタがバグってるって。


 頭痛がしてきた気がして、こめかみをおさえる。ちょっと待って。封印されたんだよな俺。それは理解してる。ほーじくんはあの時、たしかに封印と云ったし、俺はその直後にこちらの世界へ戻った。あちらの世界に干渉できなくなったんだから、「魔の脅威をとりのぞく」って意味では大成功だ。封印の特徴とも合致している。だから、俺は封印されたんだ。それにほら、しっかりはっきりくっきり書いてあるじゃないか。封印解除まで、と。

 いやだからその、封印()()まで、というのが意味がわからんし、それが秒数で表示されているくせに一秒よりもよっぽどはやい時間で秒数がみるみる減っていくのも訳がわからん。どういうことだよ。誰か説明してくれ。


 チャタラがしゅるっと鳴いたので、俺はきつく瞑っていた目を開いた。

「ああ、ごめん、君のことだったよね」

 そうそう、こんな、カウンタがぶっ壊れてるのなんて知らないし。相手しないほうがいいでしょ。端的に云うと、とりあえず放置。

 俺は相変わらず意味のわからない動きのカウンタを無視して、使役中生物一覧をタップした。ふむふむ、このチャタラの名前はマルジャンというらしい。で、猛毒状態だった。

「状態異常、よこして」

 マルジャンは頷いて、俺に状態異常を譲る。また、吐き気が襲ってきた。なんとかこらえる。マルジャンは猛毒状態を脱した。

 が、すぐに毒状態になってしまう。意味がわからんその二!

 喚いて暴れたい気分だが、そういう訳にもいかない。マルジャンは申し訳なげに縮こまっているし、ちょっとページを戻して確認してみたらやっぱりカウンタは異常な速度でまわりつづけているし、まじで誰かこの状況のことを説明してくれ。俺は数字とか頭をつかうとか嫌いなんだよ!


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
― 新着の感想 ―
[良い点] うおー基準ちげー! 言語ない人が見たらどう見えるんやろ、まぁ見ないか
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