表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
339/6711

334

 

 こそっと拾って収納空間へいれておいたのを、あとからせっけんで綺麗に洗って、蜜蝋と牛脂豚脂からできたバームをちょちょっと塗っておいた。つやっとしてて綺麗。市場で売っていたバームだが、この羽根の為に買った。銀貨3枚。


 だってね! 綺麗なんだもん!


 鳥の羽根っていい。形が好きだし手触りも好き。

 これは、ほーじくんの背中の羽から落ちたやつみたいで、ペンにできそうなしっかりした軸がある。からすっぽい。でも色はほんのちょっとだけくすんだ白。

 羽根持ってるだけで癒される。ほーじくんの羽に包まれたらきもちいーだろうなあ。ふかふかほわほわ……。


 ぼーっとしていた。クッキーを危うく焦がすところだ。羽根は仕舞ってお料理!

 メイラさんが辛いものをご所望なので、今日のメインは裾野ふう。

 まず、お芋とプランテーンを蒸す。

 別のお鍋に山羊のぶつ切り肉(骨付き)をいれて軽く火を通す。油は出てくるのでいらない。

 鍋底に油が溜まってきたら、スライスしたたまねぎをどっさり追加して、たまねぎがしんなりするまで炒める。しんなりしたら、刻んだアーモンドとドライフルーツ・トマトソースをぶち込む。

 丁度セロベルさん達が来たので、厨房の隅にある、臼と杵を指差した。「セロベルさん頼んだ」

「ア?」


 臼を中庭へ運んでもらった。ふかしたお芋とプランテーンをいれて、セロベルさんとサッディレくんについてもらう。

「最初は潰す感じ。潰れたらこねてね。力任せにやればできます」

 杵がひとつしかないので、ふたりで交互についている。かわいい。

 お鍋がぐつぐつしてきたので、お塩で味を調え、大きな青唐辛子の輪切りをいれる。ざっとませたら出来上がり。

 サラダは、大根と、ナスタチウムの葉っぱ。

 ナスタチウムは洗っただけ、大根は千切りにしてボウルへいれる。

 小さなボウルにライムの搾り汁とお塩をまぜてお塩をよくとかし、油を追加してとろっとするまでまぜる。ケイパーの塩漬けと、ほんの少しだけはちみつをいれたらドレッシング完成。大根とナスタチウムにかけて和えればサラダだ。


 デザートは、ケーキ。小麦粉・崩潰で潰しておいたアーモンド・たまご・バター・お砂糖をまぜて、寝かせておいた。空気を抜いておかないとふんわりしてしまう。空気が抜けたら型にいれて焼く。

 貝がらの型がないから、天板で焼いた。マドレーヌ。かたくて目が詰まったタイプ。甘さは控え目かな。これに、マルメラーダを添えよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ