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2章

 殺し屋三人が同じ標的を偶然狙う。これはまぁ、よくあることだ。特に相手がアルバートの様な男であれば尚の事起こりやすい。五人に狙われても十分アリだ。

 しかし、今回、三人が同じ人間を狙った事は偶然ではない。

 同じ人間が三人の人間に頼んだからだ。

 リリリリリ リリリリリ リリリリリ リリリリリ リリリリリ

 「ナァ、何だ?」

 ソドレーは電話に出た。



 ピコーン

 「メール?」

 ウイルスの可能性が無い事を確認してアベツェ―はメールを開いた。



 ビリビリビリ

 「このご時世に手紙を寄越すなんて古風ね。」

 一二三は中身を透かして安全を確認して手紙を開いた。




 「貴方の腕を見込んである男を殺して頂きたい。相手はアルバート=ハート。殺しの条件は出来るだけ、想像できない程、惨たらしく、惨めったらしく殺して欲しい。という事。前金は彼方の口座に振り込んでおきます。成功報酬はその3倍。引き受けて頂けることを願います。」


『貴方の腕を見込んである男を殺して頂きたい。相手はアルバート=ハート。殺しの条件は出来るだけ、想像できない程、惨たらしく、惨めったらしく殺して欲しい。という事。前金は彼方の口座に振り込んでおきます。成功報酬はその3倍。引き受けて頂けることを願います。』


【貴女の腕を見込んである男を殺して頂きたい。相手はアルバート=ハート。殺しの条件は出来るだけ、想像できない程、惨たらしく、惨めったらしく殺して欲しい。という事。前金は彼方の口座に振り込んでおきます。成功報酬はその3倍。引き受けて頂けることを願います。】




それぞれへの依頼は全く同じ内容。十分な前金。条件付きで相手は不明ではあったが、それはこの世界では日常。十分良い仕事と言えた。


 「ナァ、OK。引き受けよう」

 「解った。引き受ける。Enter」

 「了解。引き受ける。 っとこれで良いかな。」


 三者三様。それぞれ違う手法で送られて来た依頼にそれぞれが即答した。

 そういう訳で、三人の殺し屋はアルバートを今も狙っている。


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