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シリーズ「ボーカロイド音楽をもう一度詩にしてみよう」

アーティフィシャル・シューティングスター

作者: 暇庭宅男
掲載日:2025/12/09

私が夜を照らすよ

君の夜を照らすよ


きっと見ていて 君の瞳に焼き付けたいの


ああ 心が ようやく明ける夜に騒ぐよ


君がうつむく夜を

少しだけでいい 照らしたかったの


燃え尽きる前にひと目 ひと目君が振り向いてくれれば それだけで

そう それだけで 私の生きる意味はあったのだから


カーマンラインに駆け込んで ああ もう少しゆっくり もう少し長く なんて 最後のわがまま


叶わなかった運命も今 そう今 強く願って


断熱圧縮がひどく苦しくて 涙さえもプラズマに変わる


ねえ やっと私は星になれるよ

暗い夜空を真横に裂いて 季節はずれの流れ星になるよ


あの光を反射するだけじゃない 私は私の光を得たから

だから君の悲しみの海だって きっと動かせるはず


胸を焦がす熱は 宇宙(そら)に返すよ

まだ見ぬ誰かがまた 回りだすときのために


あの月にはなれなくても 誰かの心に残れるように


さよなら 君に会えて 嬉しかった

叶った夢の破片さえ 今眩く燃え尽きる

「溺れる星」の後日譚のようなお話。人工衛星の代替わりのオペレーションは、先代を大気圏突入させて落とすらしい。


普段は人工衛星を意識することもない人も、誰もがそれの最期には見惚れるという。なら、天命の最期の瞬間はきっと誰かに想われる大切な瞬間なのだ。

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