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短編集

ヤミツキ焼肉店

 この焼肉店の焼肉は美味しすぎてヤミツキになると有名なので俺も行ってみることにした……当然一人で!! 寂しいよ!!……こほん、取り乱したな。

 さっそく中に入るか!!

 今はもう店の前だ!

 ガチャ……カランカラン

「いらっしゃいませぇぇぇぇぇ!! 何名様ですかぁぁぁぁぁ!」

 うっるさいなもう……元気すぎだろ!

 でももしかしたら声を大きく出さないといけないから、もともとの声は静かだけど無理矢理出してる人もいるだろうからな。

 まあ俺はそんなことを考えながらホルモン二個と牛タン三枚を頼んだ。

 量が少ないって……なんでかって、それはな……お金がないんだよ!

 三一分後

 俺は届いた肉を焼いて食べたがそこまでヤミツキになるか? というような味だったが周りはもう頭がおかしくなったのでは?と思うぐらい肉を食べながらヘドバンをしていた。

 その時店員たちが

「店長これでたくさんのヤミが溜まりますよ。今回は何に使うんですか?」

「今回は……ヤミを使って悪魔でも呼ぼうと思っている。この焼肉を美味しく感じるのは心が病んでいる人間、この焼肉は病んでいる人間を誘き寄せる。そして食べた人間のヤミを取り込み、その人間の心のヤミを晴らす力がある」

「店長誰に言っているんですか?」

「あそこからこっちを見ているアイツらだよ」

「もう本当誰ですか……まあいいですよ。私もこの焼肉を食べて救われた人間ですから……でもどうやって作ったんですか?」

「それは簡単なことだ! 俺の寿命と引き換えに悪魔に願ったんだ!」

 すると急展開悪魔が来た。

「おい高雄……もうそろそろ命もらっていいか?……上司から千三百人の命を刈り取れってノルマ言われてて、後一人でノルマクリアなんだよ。だから高雄お願い後一人刈り取れなかったら俺怒られるんだよ!」

 すると高雄店長が

「いいぞ、それであなたが救われるなら……なら死ぬまでに一つ願いを聞いてくれないか?」

「一つぐらいなら……願いはなんだ、その願いこのマルーラが叶えてやる……こんな感じでいい? それで願いってなに?」

「それはこの世界の心にヤミを抱えている人が幸せになれるように俺の残りの全てを使ってくれ」

「分かった。ありがとう高雄……行くよ」

 そして高雄店長は焼肉になった。

 ……えっもしかしてこの店の焼肉って!?

 その四年後この店は閉店することになったらしい。

 なぜらしいかってそれは……俺も悪魔に魅了されて、悪魔からその話を聞いたからな。知っているのは悪魔だけってことだな!

 俺は悪魔に魂を売っちゃって死んじゃったよ!


見つけて読んでいただきありがとうございます!!

どこかを探せばこんな焼肉店があるかも?と思い書きました。

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