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プロローグ


 その昔、世界は魔法と呼ばれる()()()が存在していた。

 個人によって扱う能力は多種多様にあり、もちろんコントロールできる技量も魔法(スキル)を扱う相手によって手から火だけを出す者から環境を扱う事が出来る者といた。

 しかし、魔法は時代が進むにつれて衰退していった。

 理由は文明の発展である。

 空を飛ぶ為に必要な魔法は飛行機が発明された事によりスキルを持つ者が少なくなり。

 多くの荷物を運ぶ事が必要な魔法は自動車が発明された事によりスキルを持つ者が少なくなり。

 連絡をする為に必要な魔法は携帯が発明された事によりスキルを持つ者が少なくなった。


 「これは由々しき事態です」


 暗い部屋に映される映像の前に1人の人物が立つ。


 「いいですか皆さん。 我々人類は時代によってスキルが衰退していき、今では人工知能と呼ばれる化学の技術の侵食によって更にスキルの衰退が確定しています」


 映像には紀元前から現代までのあるグラフが表示されている。

 それは人類が昔扱う事が出来ていたと言われるスキルの数だ。

 現代から見て明らかに経った100年前の人類から見て、現代の人間達のスキルは1000以上の数が衰退している事が分かる。


 「この100年でこれだけの衰退。 これ以上科学が発展すれば、人はスキルを持つ事も向上させる事もなくなり、最後には何もスキルを持たない知恵だけがある生物となるでしょう。 そこで――ッ!」


 先ほどから大勢の人達の前で演説をしている人物は映像をスライドさせた。


 「私は宣言します! 後の人類の為に。 これからの子孫達の為に! 衰退した魔法(スキル)を発展させる事を! その為に、このプロジェクトを立ち上げます」


 その映像に大々的に書かれているプロジェクトの名は【スキルクエスト(skillquesk)】。

 映像が映し出された瞬間、大勢の大人達は拍手を挙げて演説する人物の提案を賛成した。


 「・・クク。 さぁ、始まるぞ。 我々の時代が」

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