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私の普通すぎる日常  作者: 高水雪葉
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私の秘密

 私は台所にいた。まずは冷蔵庫を漁る。卵、肉、チーズ、スナック菓子、プリン、ヨーグルト、ソーセージ……。それら全てを机の上に置く。次に炊飯ジャー。よし、ばっちり。あ、あとアイスも。


「死にたい……」


 そう言いながら、私は食べ始める。もちろん全部だ。ひたすらに食べる。1人で。


「麺食いてぇぇ」

 まるでおっさんのような言葉。私らしくない。 

 うどん発見、食べる。無になってひたすら詰める。


「うう……」

 もう腹パン状態だ。決して『お腹いっぱい』ではない。

 水を飲む。2リットル。ただ、飲む。

 

 さあ、ダッシュだ。どこへ? トイレに決まっている。今食べたものを全部吐き出すのだ。


 「苦しい。もう食べたくない。なのに、どうしてこんなに食べたいの……」

 泣きながら、私はまた食べ物を漁っていた。


 異常だ。異常でしかない。そう、これ私はおかしいのだ。食べて吐くをただ繰り返す。普通に食べようとしても食べ過ぎて、吐いてしまう。


 私は摂食障害だ。


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