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キサラギが死ねばいい、と思っていた時期もあったけどとりあえずまだ生きてる  作者: 朝霧


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調子が良かったのか槍の製作は大体八割程度まで終わった。

 調子が良かったのか槍の製作は大体八割程度まで終わった。

 明日か明後日中にはなんとかなりそうでホッとしている。

 朝支度を済ませた後に同居人達を見送った後は、ひたすら槍を作っていた。

 もう少しで夕方になるなと思っていたら同居人達が帰ってきた、今日は随分早いなって言ったら、この前の火龍の霊装の報酬として頼んでいたチキン南蛮を作るから早めに帰ってきたって。

 そういえばそんな話になっていたんだった。

 手伝おうかって聞いたけど、かえって邪魔だって言われたのでそのまま作業を続けていた。

 いい匂いが漂ってきた頃にそろそろできるから作業引きあげろって声をかけられた。

 作業を引き上げた後に少しだけ手伝いをして、チキン南蛮を食べた。

 サクサクで美味しかった、タルタルソースも手作りで美味しかった、幸せだった。

 いつもよりもいっぱい食べてしまった、本当に美味しかった。

 夢中で食べてたから気付いてないって思われてるんだろうけど、食べてる私を同居人がすごい微笑ましそうな顔で見てた、同居人のそういう顔は地味にレアなので、いいものを見たなあと思った。

 ……そういえばと昔あの人に言われた事を思い出す。

 随分といい顔をするようになったって言っていた、多分キサラギと関わったからだって。

 血縁でもない他人のことであれだけ表情を変える男だとは思っていなかった、とも言っていたっけ。

 そういえばあの人、というかあの人達今どうしてるんだろ。

 調べようと思えば調べられるだろうけど……しばらくはいいか。

 でも、今のままじゃダメだってこともわかってる。

 キサラギはもういい、本当は全然良くないけど、もういいということにする。

 別れの言葉は一方的に押し付けた、だから一応けじめはつけたつもりだ。

 だけど、同居人は違う。

 どう転ぶにせよ、一度何かしらの形で同居人は自分の身内と向き合った方がいいのではないかと、そう思っている。

 ……余計なお世話だって言われそうだけど、それによく考えると同居人も家出してるんだし、一応けじめはつけたつもりでいるのだろうから。

 それでもやっぱりなあ……キサラギさえなければ別の道だってあったわけだし……

 お腹いっぱいになった後は後片付けを引き受けて、その後で風呂に入ってその他雑用を終わらせて今に至る。

 なんだか眠たくなってきたので、そろそろ眠ろうと思う。

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