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キサラギが死ねばいい、と思っていた時期もあったけどとりあえずまだ生きてる  作者: 朝霧


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畜生!! また駄目だった!!

 畜生!! また駄目だった!!

 茨城の二号機が完成した、けどまた変なのに取り憑かれた。

 吉報と悲報のダブルパンチに目眩がする、何でこうなった。

 今日は午前中に軽く仕事を済ませてから茨姫の二号機の作成に取り掛かった。

 完成したのは外が暗くなった頃、完成した後軽く構造を見直して致命的なバグとなりうる要因がないことを確認している最中に同居人達が帰って来た。

 今から起動してみるから見てる、って聞いたら見るって言われたので飛び火しないように結界だけはって茨姫の二号機を起動した。

 霊装の形は茨姫(初号機)と変わらず腕輪、イバラの蔦が張っているような形状はそのままだけど、区別も兼ねて花の数を二つにしてある。

 エーテル体に展開した時も初号機と変わらず少女の姿の人形、こちらも区別のために髪型だけ変えている、初号機は下ろしてるけど二号機の方は可愛くツインテールにしてみた。

 性能も初号機と変わらずイバラの蔦を模した電撃による攻撃や敵の拘束などが行えるようになっている、初号機同様単純な人工知能と学習装置を搭載しているため、多少はオートで戦闘を行うことが可能。

 ……最初の方は上手く起動しているように見えたんだ。

 だけど数分かからず挙動がおかしくなっていった。

 想定していない動きを始めた、『機械』ではなく『生物』じみた誤作動を起こし始めた。

 出力が大きくなったと思った直後に停止、周囲をキョロキョロと見渡して、キサラギ達を訝しげに見つめた。

 初号機を初めて起動した時も似たような挙動を起こした。

 あの時は中に異物が入り込んだだなんて思ってもいなかったし、しばらくは異物の意思が現状を鑑みると信じられないくらいに弱かったから気付かなかったけど、二度目だと流石にわかる。

 同居人が警戒を露わにした、火龍が二号機に向かって唸り声を上げる。

 キサラギもいつでも緊急停止コードを送れるように様子を伺っていたところで、左手の腕輪(初号機)が勝手に起動した。

 こいつまた勝手に出て来やがったと思ってたらキサラギの前に出て何かに憑かれたらしき二号機を睨んで、何かを話しかけ始めた。

 様子を見ていた限りはどちらも喧嘩腰だった、何を言いあっているのかは全く理解できなかったけど、とにかく互いに喧嘩腰だったことだけはわかった。

 しばらく身振り手振りも込みで何かを言い合っていたっぽい、キサラギ達はひとまずそれを見守った。

 一応どちらにもすぐ緊急停止コードを送れるように身構えてはいた。

 しばらくして初号機の方が急に部屋の隅にある姿見を指差した。

 何だろうと思っていたら二号機の方が鏡を覗き込んで、自身の姿を目視して一旦停止。

 しばらく硬直、次第にわなわなしだして最終的にムンクの叫びみたいなポーズとって衝撃を受けているようなリアクションをしていた。

 鏡見るまで自分がどんな格好をしているのかその時まで気付いていなかったっぽい。

 少しして身体を作ったキサラギに猛抗議して来た(電撃は放たず手でペチペチしてきただけだったので停止はさせなかった)、その格好が気に食わないなら今すぐその身体から出て行けと言い渡したけど、そうするつもりがないのか、はたまたできないのか抗議の姿勢を変えずペチペチを続けてきた。

 別に痛くはなかった(そもそも使用者には絶対に攻撃魔法を向けないようにきつい制限入れてるのでそれがちゃんと効いてたっぽい)からどうしようかと思っていたら初号機の方が二号機に殴りかかってキャットファイト状態になったのでどっちも停止した。

 とりあえず両方に暴発防止用の一時的な封印をして今に至る、また明日暴発防止用のプログラム書き換えなきゃ……

 夕食は疲れていたのでカップ麺にした、同居人がついでに作ってやろうかって言ってくれたけどお腹空いててすぐに食べたかったから断った。

 カップ麺食べた後、後片付けして風呂に入って今布団の中、今日はもう寝よう。

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