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きつね、あやはの感想文 『遠すぎた星』ジョン・スコルジー著

『遠すぎた星』-老人と宇宙(そら)2-

ジョン・スコルジー


これわ登場人物たちが選択をするお話なんです。

人わ人生で、時に選択をしなければならない場面に行き逢います。


どちらかが良く、どちらかが悪いというものばかりではない、

時にわ、どちらを選んでも、ムカつく結果しか来ない選択をしなければならない時もある。


現実にはよくあることです。

このお話には選ぶということが大切であること。

自ら選択することの、行動することの大事さを教えてくれるお話である気がするんです。



このお話にわ、1巻の主人公ジョン・ペリーは出てきません。


まったく別の主人公が出てきます。


けれども、重要な役目でヒロインのジェーン・セーガン、それにゾーイが出てきます。わたしわ彼女たちがとっても好き。


そして、彼女たちもやっぱり選択をするのよ。

わたしわ、その彼女たちの選択することがとっても好きなの。


それがどんなものか、ここでわ書きませんので、よかったら読んでみてくださいね(微笑)




−解説と感想−

ジェームズ・ティプトリーJr.の『たったひとつの冴えたやりかた』、

中編三つからなるこのお話も、それぞれの人物たちが、いろんな場面でさまざまな選択をするお話でした。

そして作者も…。


訳者のあとがきで、作者ジェームズ・ティプトリーJr.の訃報が語られていたのですね。

彼女は夫との話し合いによって取り決めた選択、死を選んだのです。

老齢なお二人は、夫は(とこ)から離れることができなくなり、作者も身体を悪くしておられたようで、そのような結末を選択されたようだと書かれてありました。


二十歳の頃、自分は初めて『たったひとつの冴えたやりかた』、そしてそのあとがきを読み、

良い悪いではなく、作者夫婦の選択はそうだったのだと感じていました。


今も自分にとって、この作品の登場人物の選択と、作者自身の選択とは、

作品自体と重なりあうような事柄として意識されているのですね。


『たったひとつの冴えたやりかた』は、読むと胸が締めつけられるような想いと、

お話を書きたくなる思いに駆り立てられる作品となっています。

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