表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真夜中の家路は線路に沿って  作者: 那珂さん
4/8

小休止 イートインミントイン

「あそこのコンビニでちょっと休憩しよ?」

「そうですね、ちょうど私も疲れてきましたし」

「じゃー私ピザまんおごってもらおっかな」

「覚えてたんですね」

 スキャットマンめ、許さない。

「ふふーん、もう一回しりとりする?」

「もういいです」

 新しく発売されるらしいアイスでも食べたいと思いながら入店する。それぞれがかごを持って思い思いに店をまわると思っていたのだが。

「別についてこなくても」

「いいじゃん、それにどんなもの選ぶか気になるし」

 店内を巡っているとこれまた新作の紅茶を見つけた。おいしそう。

「あー、それ新しいやつだよねー」

「飲んだことありますか?」

「あるある、そんなにおいしくなかったやつ」

「えっ」

 楽しみにしていただけにネタバレされるのがつらい。そんなことかまうか。

「警告したのに入れちゃうんだ、ムキになっちゃって」

 笑うな、この人会ってからずっとへらへらしている。

「あれ、そのアイスも新作じゃん。新作好き?」

「別に、なんとなく選んだのが新作だっただけです」

「わかるー、新作ってとりあえず試したくなるよねー」

 そういって彼女がカゴに入れたのは。

「歯磨き粉」

「違う! チョコミントは歯磨き粉味じゃないから!」

 まさかあんたもそっち側だったか、みたいな顔をされても

「でも私食べたことないから正直わかんないな」

「なーんだびっくりした」

 レジでピザまんを買わされたのでついでにあんまんも頼むと「あまあまなやつばっかじゃん」とか言われ、また笑われた。

「イートインスペースあってラッキーだったね」

「そうですね」

「あっ、そうだ。ほら、チョコミント味見してみて! 絶対おいしいから!」

 目をキラキラさせながら言われると断るに断れない。

「じゃあ一口だけ」

 口に入れると広がるミントの爽やかな香りと後から入ってくるチョコやらなにやらの甘い味、飲み込んでしばらくするとスースーしてきた。

「どう?」

「どちらかといえば歯磨き粉」

 正直好きになれない味だった。

「えー……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ