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本の森に迷い込んだら  作者: 雪時
3/6

幸せ。でも満ち足りない。


「ただいまー」


家には誰もいないが、いつものくせでつい挨拶をする


犬か猫でも飼おうかねぇ…

独り身の30代おっさんがペットを飼い始める理由…


それは


寂しいからだ。


両親は定年後、東京から山奥の田舎に引っ越して田舎暮らしという奴を楽しんでいる。退職金を使って安く古民家を買い、自分たちでリフォームして畑を作って過ごすという実に豊かな生活を送っている。なんともアクティブな60代だ


そして、僕は東京の昔から住んでいるこの実家に一人で暮らしている。うちは4人家族で、家族構成は両親、僕、弟といった感じだ


弟は大学卒業と同時に就職先の近くにアパートを借りて出ていった。僕は、たまたま家の近くの書店に就職が決まったのでそのまま実家で暮らしている。都内で結構な広さの一軒家に一人で暮らせる僕は割と勝ち組なんじゃなかろうか


しかし、30代独身、彼女なし、元々人付き合いの上手くない僕は大学卒業と同時に友人とも疎遠になり家と職場の往復を繰り返す毎日


幸せなのにどこか満ち足りない


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