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本の森に迷い込んだら  作者: 雪時
2/6

退屈だ。

「ああ、退屈だ」


つい、呟いた


「結城さん、退屈ならブックカバー折って下さいよ!」


バイトの女の子に怒られてしまった…


「はーい…あーあ、なんか面白いお客さん来ないかねぇ」


「もう、何言ってるんですかぁ…真面目に働いてくださいよ、店長!ほら、次のフェアの事とか決めなくていいんですか?」


フェア…フェアねぇ…


そうだ、今週中に企画書挙げなきゃいけないんだった。はぁ…


今月は「春だ、旅をしよう」という旅行フェアだった。来月は…うーむ。5月だもんな…梅雨も近い。紫陽花が綺麗な季節だな


しかし、綺麗な花を取り上げてもな…うちの客層は意外と幅広くて老夫婦もくれば、幼稚園児もくる。当然、その親も。中高生も漫画売り場をうろついてるな


万人受けする企画の方が受けるだろうか。年齢層を絞ってやった方が受けるかな


夕方になり学校帰りの中高生が増えてきたのでレジに立ちながら考えていた


結局、その日は家につくまで企画は決まらなかった


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