表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/93

第3話 落下

「うわぁぁぁあぁっ!!」


もの凄いスピードで素敵に落下していくソラ。


そんなのはほっといて。


「ええ!?」


その頃地上には


「〜♪」


鼻歌まじりの上機嫌で、ある場所へ向かうブロンドヘアーの一人の男がいた。


彼は、赤いハチマキと真っ黒い服に赤いマント、黄色いスカーフを身に纏っている。


「今日も平和だったなぁ♪しかも今日はヴェルナちゃんに会えるう♪」


そんな事を言いながら、その男がデレデレしていると


「…!!」


「ん?」


遥か上空から、叫び声が聞こえてきた。


(…これ死んじゃうよなぁ…このスピードでこの高さだもんなぁ…)


急降下中に死を覚悟するソラ。


しかし


ふわっ…


「…れ?」


あの高さからあのスピードで落ちたにも関わらず、ソラはフワッと着地した。


ソラは男にお姫様だっこされていたのだった。


「…お怪我はありませんか?」


驚いているソラにブロンドヘアの男が言った。


「へ?…あ…はい…おかげさまで…」


目をぱちくりさせながらソラが言うと


「!!」


男が目を見開いた。


「…?」


小首を傾げるソラ。


「…」


食い入るようにソラを見つめる男。


「…あの」


恐る恐るソラが男に話し掛けると


「はっ!…なんだい?」


我に返った男が返事をした。


「…降ろして…頂けませんか?」


そんな男にソラが言った。


「おおっと!!すまない!!」


「…いえ…」


こうして無事地上に降りることが出来たソラは


「ありがとうございました」


ペコリとお辞儀をしながら男にお礼を言った。


「…いやいや当然の事をしたまでだよ…それより君」


男はそう言うと


ガシッ


「?」


ソラの腕を掴んで


「美少年クラブに入らないか!?」


って言った。


「はぁ!?」


真剣な顔でとんでもないコトを言った男に思わず聞き返すソラ。


(この人…ヤバイ…)


ソラがそう思った瞬間


すこーんっ


「あうっ?!」


男に空から降ってきたソラの剣とガブリエルが直撃した。


「痛っ?!」


頭を抱えてしゃがみ込む男。


「!」


チャンス到来。


この隙にソラたちは逃げ出した。









男がもう見えなくなった所まで逃げると


「?」


ソラは剣の取っ手に袋がくっついている事に気が付いた。


ソラが袋を開けると


〔これ埋めろ〕


って書いてある手紙と一つの種を発見した。


「…埋めろ?」


言われた通りに種を埋めてみるソラ。


すると


ドカンっ


「うわっ!?」


「まふ〜!!」


その場に家が建った。


「凄いこれ!!」


「まふまふ〜!」


目を輝かせるソラとガブリエル。


「よし寝よ。」


「まふ!?」


切り換えが早いソラに驚くガブリエル。


こうしてソラとガブリエルはお家の中へと入ってゆきました。


ガササッ…


「…すっげぇ…!!」


ソラがネィバーランドにやって来て、速くも不審な陰が現れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ