プロローグ
gdgdで不定期更新ですがよろしくお願いします。
206X年・・・日本は少子高齢化が進み、高齢者と若者の割合が10:1となった。
自らの事しか考えない愚かな大人は若者を都合の良い「労働者」として扱った。安い賃金で、過酷な労働条件を突きつけて。
しかし若者は黙っていなかった。
若者は連合を立ち上げて高らかに叫んだ、
【若者に人並みの安らぎを!】
これが『学生連合』の始まり、そして5年間続いた、戦争の始まりであった。
当初、世界は政府側の圧倒的勝利を予測していた。兵器や各国の支援、そして何より豊富な物資が勝利への
呼び水になる。そう世界は見ていた。
確かに最初の1年間はそうだった。しかしその状況はとある2つの出来事で一変した。
「世界的に有名な科学者『ユキ・サカズキ』の学生連合側への亡命」そして
「精神波感知金属『オリハルコン』と精神波増幅金属『ヒヒイロカネ』の発見』であった。
そこから『学生連合』の反撃が始まった。
『学生連合』は物資の少なさを克服する為に『オリハルコン』と『ヒヒイロカネ』の合金化に成功。
結果として使用者の精神波を増幅それを他の金属でコントロールすることができた。これにより光学兵器のような
銃やナイフができた。そしてそれは圧倒的な威力を誇っていた。
例を出すならハンドガンサイズで従来の対空砲ほどの威力を発射できる。そして反動はハンドガンの5分の1である。
圧倒的な強さを誇る『学生連合』は日本の政府軍をなぎ倒して行った。
とうとう国土の3分の2を制圧したときに政府軍側が『平和協定』を出してきた。
これが政府の策略かはたまたただの幸運かは知るよちもないが、『学生連合』の中に大きく分けて2つのグループができた。
『急進派』と『穏進派』だ。
『急進派』はそのまま進行、日本を我が学生の物にしようとするグループ
『穏進派』は平和を望んで、政府との交渉、戦争の終戦をしようと試みるグループ
そして正反対のグループは当然の事ながら油と水、交わらない両グループの衝突がおきた。
その戦闘は1年続いた。しかしその戦いに終止符を打った1人の穏進派男子学生がいた。
彼は急進派のトップ組織『アーク』の演説中に単身その場に乗り込みおよそ1万人の大半を再起不能にして、
『アーク』の主要幹部15人を殺した。
殺人者も1000ぐらいその手にかければ英雄になるのと同じように彼は英雄といわれる様になった。
穏進派の人間や急進派の暴力的な解決に怯える人々にとっては命を救ってくれた恩人。
その人々は彼のことを尊敬の意を込めてこう呼んだ。
「ブレイズアームズ」『勇気の腕』
しかしその戦争が終わった途端、彼はいなくなった。
真実は伝説になって、風化していく。そしていつの間に事実を大きくなって虚構となって、英雄なだけになって、
そして10年がたった・・・。
あ~はい。ドモ一覚流の一人です。
命の重さを知る為に書いてます。4分の1ウソです。
gdgdですがよろしくお願いします。