表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原点禁書――The Zero’s Forbidden Codex  作者: トランス☆ミル
第一章 誕生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/18

第九篇 三領域分界記

創造主ペアレントは世界を円滑に運営できるよう、楽園エデンそのものを三つの領域へと分割した。


この三領域は、基本的三位概念――創造、破壊、観測それぞれを基軸とした役割を持ち、互いに干渉しつつも、決して完全には混ざり合わない構造となっている。


更に創造主ペアレントは、天越宇宙オメガバースに定められた三つの領域のうち、創造と破壊の二領域を選び、それぞれを七つに分断した。


これは、世界の拡張と管理を一極集中させぬための措置であり、また、概念の偏りが世界を歪ませることを防ぐためであった。


こうして生まれたのが、後に『常世とこよ』と呼ばれる領域である。




【第一領域――天界ヘブン


第一領域は、創造の性質を持つ領域である。


ここは、後に定義される神力と呼ばれる創造の力が循環する世界。


更に天界ヘブンは、七つの階層に分かたれた。


天界ヘブンに生きる者たちは、世界を導く役割を担い、秩序を保つ存在として創られた。




【第二領域――地界ヘル


第二領域は、破壊の性質を持つ領域である。


ここは、後に定義される魔力と呼ばれる破壊の力が渦巻く世界。


地界ヘルもまた、七つの階層に分かたれた。


地界ヘルに生きる者たちは、破壊そのものではない。


彼らは、世界が停滞し、腐敗することを防ぐため、終わりと変化を与える役割を持つ。




第一領域――天界ヘブンと第二領域――地界ヘル


この二領域を合わせて、常世と呼ぶ。


常世とは、創造と破壊が直接作用する世界であり、概念が最も強く反映される場である。


故に、この領域には大君主オーバーロードが配置され、階層ごとに世界の管理を任された。




【第三領域――現世うつしよ


残された第三領域は、創造にも、破壊にも、直接は属さない。


この領域こそが、観測を司る世界――『現世』である。


現世には、階層は存在しない。


秩序も混沌も、創造も破壊も、いずれかに偏ることなく混在する。


ここに生きる者たちは、力を与えられず、役割も定められず、ただ「生きる」ことを許された存在である。


現世は、世界の中心ではない。


だが、世界の行方を決めるのは、常に現世で生きる者たちである。


彼らの選択が、観測となり、観測が意味を生み、意味が概念を変質させる。


故に現世は、最も弱く、最も危うく、そして最も重要な領域となった。




三領域は、上下関係ではない。


それぞれが役割を持ち、互いを補完し、均衡を保つために存在する。


この均衡が保たれている限り、天越宇宙オメガバース楽園エデンであり続ける。


だが――ひとたび均衡が崩れれば、神話は悲劇へと姿を変える。


少しでも、


「面白い!」「興味深い!」


と思ったら、ぜひ☆☆☆☆☆評価、感想で応援お願いします。


ブックマークがいただけると、大変励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ