職員室での悩める男教師
アーモンド、アーモンド
Vtuberオタクの秋ノ原秀逸です。
この度は沢山ある投稿された小説の中拝見いただきありがとうございます。
高校生が書いているため多少誤字や脱語あるかもしれませんが温かい目で間違えてるなぁと思ってください。
男は思い詰めていた。職員室で頭を抱え何とも言えないこの現状に。
「幸田先生。大丈夫ですか?」
隣に座る同期の将司先生が心配そうに男の顔をのぞき込んで語りかけていた。
「将司君聞いてくれよ。」
男は泣きつく子供のように将司先生の胸に飛び込んだ。
将司先生は受け止めるように手を差し伸べる。
「将司君今日の入学式で俺の娘がここに入学するんだよ。それでさ今回俺1年担当だからさ必ずと言っていいほど顔を合わせるんだよ。」
「へぇ。いいじゃないですか。むしろ娘好きの幸田先生にはいいことなのではないですか?」
「いや、それもそうだが。な、」
男は言いたいことが出てこない。
「僕なんて幸田先生と比べたら娘との関係は険悪ですよ。」
「そうなの?」
「そうですよ。僕の娘はというと小学4年生であろうことか「パパのこと嫌い」とか「パパは私から半径10mに入らないで」とか言われるんですよ。」
将司先生は胸苦しそうに語る。男はそんな将司君に「反抗期ですね」と一言だけ返した。
「そんなものでしょうか?」
「そんなものだよ。俺の娘はそういえば反抗期来なかったですね。」
「それは娘さんの拠り所が幸田先生しかなかったからではないですか?」
「そうかもね。」
完璧に元の話題を忘れていた男と将司先生のもと若い女性の教師がやってきて「入学式始まりますよ。ほらお二方移動してください。」と告げていった。
男はやや微妙の顔になりつつも入学式会場へと向かった。
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