LV20 戦いの果てに
ルイス・フミヤ LV20 アルベーノ・ドレン LV34
HP 685 HP 612
魔力 9 魔力 0
腕力 551 腕力 250
守備 730 守備 354
素早さ 103 素早さ 341
運の良さ 220 運の良さ 254
称号 スキル 共鳴 LV3
魔物探知 LV2
未知なる料理の覚醒人 スキャン LV2
落下物注意 採集 LV6 発掘 LV8 etc.
すぐ死にかける凡人
汗をかく凡人を手に入れた(汗をかいてる時ステータス補正+10%)
スライムキラー
神々への冒瀆(聖なる攻撃を受け付けない)
スキル 即死耐性 LV5
魔物料理 LV6
採集 LV4
木工スキル LV4
製鉄 LV5
魔細工 LV5
装備 ヴィオラのリストバンド(霊獣の毛で編んだリストバンド 様々な加護が宿る)
木人形が異常な速度でドレンに迫る。
「わ、コイツ速いぞ!」
ドレンは慌てて身構える。
――が、フミヤはヴィオラと日常を共にしているからか、木人形の動きがそれほど速く感じない。
「ドレン!」
ドレンに襲い掛かろうとする木人形の前に、突如飛び出したフミヤが、勢いそのままに木人形の殴りつける。フミヤの攻撃は見事に顔面を捉え、木人形は後ずさりした。
木人形は二度・三度首を左右にゆっくりと回した後、ターゲットをフミヤに変え襲い掛かる。
ヒラリとフミヤはその攻撃を躱し《かわし》木人形に追撃する。そして、またもその攻撃はヒットする。
「すげー。」
ドレンは驚く。
*フミヤは驚き戸惑っている。
「なんで?」
「俺に聞くなよ!」
妻ヴィオラの私生活の動きの方が、木人形よりも速い。フミヤは木人形の動きを完全に見切っていた。
フミヤのを見る木人形の隙をつき、今度はドレンが背後から蹴りを繰り出す。その蹴りは背中を直撃し、鈍い音を放ったがやはり木人形には全く効いていない様子だった。
「……」
「……」
「フミヤ、どうする?」
「うーん、やっぱり俺達では無理かな?」
「ちょっと待てよ。一度調べてみよう」
*ドレンはスキャンLV2を発動した。
・ベンの木人形
・物理攻撃 無効
・魔法攻撃 無効
・HP ******
・スキル *****
・魔法 *****
「駄目だ。こいつ攻撃が効かない!」
「うそーん!」
木人形はしつこくフミヤを襲う。そのたびにフミヤが殴り飛ばしても、木人形は平然とし襲い掛かってくる。
「フミヤ、一旦この場を離れよう」
「わかった」
二人は入ってきた扉へ向かおうとする。――とその時、木人形は体全体から怪しい光を放つ。
「うわ! ま……眩しい」
辺り一帯に強烈な閃光が放たれ、フミヤとドレンは視界を奪われる。
ドゴーーン
目がくらむフミヤに木人形の不意打ち。木人形は体当たりをしたまま、フミヤを石柱に押し付けた。木人形の体当たりを受けた石柱にはその衝撃を物語るような大きなひび割れが入っていた。
目がぼんやりとしか見えないドレンはフミヤの安否がわからない。
「フミヤーー‼」
木人形は間髪入れず90度体を反転させると、再度ドレンに襲い掛かる。目がまだ完全に見えていないドレンは、あっさりと木人形に首を掴まれ持ち上げられた。
「うっ、まずい……」ドレンはジタバタもがいている。
徐々に首を掴んだ腕に力が入る。
「グゥ……。ア……ウ……」
今にもドレンは意識を失いそうだ。
「壁にぶち当たるのは 慣れんてるんだよ!」
フミヤは立ち上がり走った勢いで跳ぶ、木人形の後頭部へ膝蹴りだ。
意表を突かれた木人形の手の力が一瞬緩んだ間に、ドレンはなんとか木人形の手から脱出した。
「か……かはっ、ありがとうフミヤ。助かったよ……」
ドレンは考える。
(何故攻撃が効かないんだ。どこかでこいつを操っている奴がいるのか?)
*ドレンは魔物探知LV2を発動させた。
*だが、辺りに魔物の気配はない。
そうしている間に、ついに木人形の大きな拳がフミヤを捉えた。吹き飛ばされたフミヤは、石柱に頭から激突し血を流す。
「いたたたた……」
フミヤは血を流してはいるが、どうやら無事なようだ。
「フミヤーー! あっ……」
何かに気付いたドレンは、木人形に落ちていた石を投げつけた。
「こっちだ。化け物!」
木人形はすぐさま標的を変えドレンに襲い掛かる。
木人形が右から鋭い拳を突き出す。ドレンが攻撃をヒラリと躱し《かわし》拳は空を切る。ドレンの背後にあった石柱は木人形の拳が当たり砕かれた。
尚もドレンは、柱を背後にし木人形を挑発する。
「なるほど」
フミヤもドレンの考えを理解した。
ドレンがヒラリヒラリと攻撃を躱していき、フミヤが隙をついて攻撃する。フミヤに的が変わるとフミヤが躱し、ドレンが攻撃する。判断がつかなくなってきた木人形は混乱し暴走しだした。
「よし、なりふり構わずになってきたぞ」
大暴れの木人形は次々と石柱をなぎ倒しながら、尚も二人に襲い掛かっていく。
「今だ、フミヤ!」
二人は木人形の攻撃が来ると同時にそれを躱し、石造神殿から抜け出した。石造神殿は木人形の最後の攻撃により倒壊し、木人形は瓦礫に飲み込まれた。
木人形の機能が停止すると共に瓦礫で埋まる六芒星の跡地が光輝く。――と同時に何もなかった壁に隠し扉が浮き出された。
「あーーーー!」
「どうした? ドレン」
大きな声を上げたドレンの元へフミヤは駆け寄る。
「そういう仕組みだったのか。ハハハ……師匠め」
「とにかく倒せってのは、敵をじゃなくて柱を全部倒せって事だったんだよ」
「あっ、なるほど……」
フミヤは頭についた血を服で拭った。
一旦休憩し、一息ついたフミヤとドレンは最後の扉であろう隠し扉を開けた。
扉の先には一畳ほどの実に殺風景な小部屋があり宝箱と次の扉以外は何もなかった。二人は期待を膨らませ宝箱を開けるが……。
「嘘だろ」
「何もないんかーい!」
その中身は からっぽだった。
「先に到着した誰か、もしくはベンが持って行ったのかな?」
落胆しながらフミヤ達は正面にあるもう一枚の扉を開ける。
「え?」
「え?」
その先は…… 次回へ続く。
スキャンLV2 相手の情報を盗み見る。(LVが高いほど精密に見る事ができる)
魔物探知LV2 魔物の気配を探知できる。(LVが高いほど探知できる距離がのびる)
石造神殿 石の柱でできた建物。
ベンの木人形 攻撃・魔法を一切受け付けない。六芒星の加護が宿った木の人形(六芒星の加護が消えると その効果は消えてなくなる)




