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最強勇者の夫~陰であなたを支えます。  作者: ヨルノ チアサ
死者の国 冥界
202/349

LV200 戒めの祠へ向かう

 そんなこんなで戒めの祠へ向かう、フミヤ一行。


 一行はデーメーテールとペルセポネーにより最後の18番目の業は顔パスで通過に成功した。


「ザクロ実の呪いって、どうなんの?」

 フミヤはペルセポネーに尋ねる。


「冥界のザクロは木から吸い上げられた冥力が込められた実。口にしてしまった神は堕天し、冥力なしでは生きられない体になります。故に、冥力ない天界や人間界に行くとすぐみ冥力が尽きて、死んでしまうのです」


「堕天?」

 フミヤは首を傾げた。


所謂いわゆる、悪堕ちです。俗世では悪魔になると言われていますが、正確には冥界の民となるのです」

 

 *神薙はスキル『ぶっく』を使用した。


 神薙は手に現れた聖書を開きフミヤ達に読み聞かせた。


「冥界にて美味なるザクロの果実アリ。ザクロ口にすべし神、いましめなるいましめを科する。禁忌の実、数えし月ヲ冥界にて尽くすコト掟トなす」


 神薙は聖書を閉じる。

「つまり、ザクロの実を食べた数ほどの月日を冥界で過ごさないといけないと言う訳です」


「ふーん、美味しいのか……」

 何か良からぬ顔をするフミヤ。


 ――と、話をしているうちに、18の業を越えたフミヤ達はついにハデス城の敷地内へと入って行く。 


 先頭をデーメーテールが行く。フミヤの背丈を超える程の高さでふわふわと浮きながら、皆を誘導している。


「今抜けた所が南入り口。ここから北の祠まではそう遠くないわ」と、デーメーテールは言う。


「さすがにハデス城には餓鬼達がいないようだな」

 ブリズエラは辺りを警戒しながら進む。


「逆に嫌な予感がするんですが……」

 タケルはオドオドしているように見える。冥界で出てくる敵全てがタケルよりも強い。タケルは気が気でなかった。


 フミヤ達の前方に現れた祠に繋がる道。

 綺麗に整地された道は街路樹に似て、両端には木々が並ぶ。かぐわしいんなで戒めの祠へ向かう、フミヤ一行。


 一行はデーメーテールとペルセポネーにより最後の18番目の業は顔パスで通過に成功した。


「ザクロ実の呪いって、どうなんの?」

 フミヤはペルセポネーに尋ねる。


「冥界のザクロは木から吸い上げられた冥力が込められた実。口にしてしまった神は堕天し、冥力なしでは生きられない体になります。故に、冥力ない天界や人間界に行くとすぐみ冥力が尽きて、死んでしまうのです」


「堕天?」

 フミヤは首を傾げた。


所謂いわゆる、悪堕ちです。俗世では悪魔になると言われていますが、正確には冥界の民となるのです」

 

 *神薙はスキル『ぶっく』を使用した。


 神薙は手に現れた聖書を開きフミヤ達に読み聞かせた。


「冥界にて美味なるザクロの果実アリ。ザクロ口にすべし神、いましめなるいましめを科する。禁忌の実、数えし月ヲ冥界にて尽くすコト掟トなす」


 神薙は聖書を閉じる。

「つまり、ザクロの実を食べた数ほどの月日を冥界で過ごさないといけないと言う訳です」


「ふーん、美味しいのか……」

 何か良からぬ顔をするフミヤ。


 ――と、話をしているうちに、18の業を越えたフミヤ達はついにハデス城の敷地内へと入って行く。 


 先頭をデーメーテールが行く。フミヤの背丈を超える程の高さでふわふわと浮きながら、皆を誘導している。


「今抜けた所が南入り口。ここから北の祠まではそう遠くないわ」と、デーメーテールは言う。


「さすがにハデス城には餓鬼達がいないようだな」

 ブリズエラは辺りを警戒しながら進む。


「逆に嫌な予感がするんですが……」

 タケルはオドオドしているように見える。冥界で出てくる敵全てがタケルよりも強い。タケルは気が気でなかった。


 フミヤ達の前方に現れた祠に繋がる道。

 綺麗に整地された道は街路樹に似て、両端には木々が並ぶ。その木はとても甘い香りが漂う綺麗な赤い実を多く実らせている。


「これって……」

 タケルが気付く。


 ペルセポネーは木を指差した。

「そうです。ここの木々全てがザクロの木です」


「ふーん」

 何やら良からぬ顔をするフミヤ。



 ふと、何かに気付いたブリズエラは、神薙の後ろ襟とメロの腕を引っ張り身を躱した。


 間一髪。 神薙とメロをかすめるように凄まじく強い衝撃波が地面を削りがながら通り過ぎていく。さらに反対方向からも同じ位に強い衝撃波がフミヤ達を襲う。

 ブリズエラはスキル『瞬歩』で移動し、衝撃波の前に立つと大きな氷の壁を生成し衝撃波の直撃を防いだ。


 フミヤが左右を見ると遠くかすかに、二人の人物らしき者が見えた。


 左方向の者は言う。

「我こそはエレボス」


 続けて、右方向の者も言う。

「我こそはタルタロス」



「……」


「えっ? 聞こえないんだけど……」


 その声は遠すぎてフミヤに届かなかった。            ……続く


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