表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
二十六日目【 女の子同士でキャッキャッウフウフ 】 マチルフォント公爵領 マチルフォント公爵邸
91/575

✒ 子供部屋 3


従姉:クルチェール

「 ──へぇ……色んなステッチがあるんだな〜〜。

  覚えるのが大変そうだけど、実際に縫ってある見本があるから分かり易いな。

  刺繍を裏と表の両面をじかに見れて、触れるのも嬉しいな。

  えぇと──、ストレートステッチ,ランニングステッチ,バックステッチ,チェーンステッチ,アウトラインステッチ,フレンチノットステッチ,サテンステッチ,レゼーデージーステッチ,クロスステッチ,シードステッチ,フライステッチ,コーチングステッチ,ジグザグステッチ,ボタンホールステッチ,ヘリンボーンステッチ,バリオンローズステッチ,フィッシュボーンステッチ,ダブルクロスステッチ,リーフステッチ,シェブロンステッチ,ダブルレーゼデージーステッチ,ロングフレンチノットステッチ,ツイスティッドチェーンステッチ,ロングアンドショートステッチ……結構あるんだなぁ…。

  ──あっ、花の刺繍だ。

  ──これは名前の刺繍だ。

  ──動物の刺繍、──魚の刺繍もある!

  ──音符の刺繍だ!

  色んな刺繍があるんだなぁ〜〜。

  ──これ全部、セフィロートが縫ったんだよな?

  セフィロートは刺繍も得意なんだな 」


ベアリーチェ

「 セフィは刺繍の先生になれますわね〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 先生は言い過ぎですよ、ベリィお嬢様。

  初心者のクルチェール様にもチャレンジし易い刺繍はクロスステッチですね。

  技法を覚えるとイニシャルを入れたり、簡単なモチーフを入れたり出来て楽しみが増えます 」


従姉:クルチェール

「 クロスステッチかぁ。

  確かに…ほかのに比べたら簡単そうかも! 」


セフィ:セフィロート

「 初心者用のクロスステッチキットが有ります。

  お昼まで時間もありますし、少し縫ってみましょう 」


従姉:クルチェール

「 うん! 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも一緒に縫いますわ〜〜 」


 セフィが用意してくれた初心者用のクロスステッチキットは妖精さんが取り出してくれた物だ。


 妖精さんが某4次元◯ケ◯トに見えてしまうんだけど、違うよな??


 セフィの生み出した妖精は不可思議な生態だよなぁ…。


 初心者用のクロスステッチキットから、布,刺繍糸,刺繍針を出した。


 練習に使う刺繍糸は3本だ。


セフィ:セフィロート

「 林檎を縫ってみましょう。

  赤色の刺繍糸を1本ずつ抜いて3本を針へとおしてください。


 セフィに言われたとおりに赤色の刺繍糸を1本ずつ丁寧に束から抜いて3本用意したら、刺繍針の穴にとおした。


セフィ:セフィロート

「 出来ましたね。

  では──、林檎を縫いましょう。

  縫い初めはです。

  刺繍針は裏から刺して、表へ出すようにとおします。

  次は刺繍糸が斜めになるように刺繍針をへ刺して、裏へとおします。

  ──2人共、じょうとおせてます。

  次は右隣の処こへ刺繍針をとおして出します。

  先程と同じように刺繍糸が斜めになるように刺繍針を裏へとおします。

  ──そうですね、じょうに出来てます。

  同じ作業を3列分繰り返します。

  急がず、丁寧にしてください 」






従姉:クルチェール

「 ──出来たよ、セフィロート 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも出来ましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 お2人供、綺麗に出来てます。

  次は刺繍糸がクロスするように刺繍針をへ出します。

  刺繍糸が斜めになるように刺繍針をへ刺して裏へとおします。

  刺繍糸がクロスしましたね。

  残りもクロスになるように、この作業を左へ4列分繰り返します。

  刺繍針はへ出します。

  そうですね、じょうです。

  慌てず、ゆっくり縫ってください 」






従姉:クルチェール

「 ──よし、出来た!

  1列目が完成した! 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも出来ましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 とてもく出来てます。

  これがクロスステッチです。

  次は2段目を縫います。

  2段目の始まりはです。

  1列目と同じように右へ向かってクロスステッチを7列分縫います。

  始めてください 」


 オレ(ベアリーチェ)とクルチェは一緒に2段目のクロスステッチを7列分縫い始めた。






 途中で刺繍糸が無くなる前の刺し終わりをおそわって、新しい刺繍糸に変えながら最後の7段目の5列目をなんとか縫い終える事が出来た。


従姉:クルチェール

「 ──やったぁ!

  林檎の赤い部分が完成したぁ! 」


ベアリーチェ

「 綺麗に縫えましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 クルチェール様もベリィお嬢様もすじいです。

  刺し終わりも綺麗に出来てます。

  次は──、刺繍糸の色を変えて枝を縫いましょう。

  色は茶色を使います 」


従姉:クルチェール

「 茶色の刺繍糸だな。

  え〜と…束から1本ずつ抜いて……3本を刺繍針の穴へとおす──だよな。

  ……………………よし、出来た! 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも穴にとおせましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 枝の刺し初めは──、林檎の1段目の3列目の上から5段目のです。

  刺繍針をから出したら、刺繍糸が斜めになるように刺繍針をとおします。

  (2段目)から(4段目)へ同じように縫います 」






従姉:クルチェール

「 ──出来た! 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも出来ましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 次は(5段目)から(1段目)へ刺繍糸がクロスするように刺繍針をとおします 」






従姉:クルチェール

「 ──よし、出来た! 」


ベアリーチェ

「 ワタクシも出来ましたわ〜〜 」


セフィ:セフィロート

「 縦もじょうに出来てますね。

  次は斜め縫いをします。

  ──枝のを1段目とします。

  2段目の左側を開けて、次の左側のに刺繍針をとおします。

  クロスにする為にに刺繍針をとおします。

  次は──、3段目の右横に刺繍針をとおします。

  上は空白で右横は枝になります。

  ──そうです、に刺繍針をとおします。

  クロスするように刺繍針をとおします。

  ──じょうに出来ましたね。

  刺し終わりをしてください 」






従姉:クルチェール

「 セフィロート、斜め縫いの刺し終わりは……、これでいいのか? 」


セフィ:セフィロート

「 はい、それでよいいです。

  これでほつれたりしません。

  クルチェール様、裏側も綺麗に出来てます 」


従姉:クルチェール

「 えへへ(////)」


ベアリーチェ

「 あっ──。

  セフィ〜〜、失敗してしまいましたわ〜〜 」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ