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♥ 馬車の中 4


ベアリーチェ

「 マジ? 」


セフィ:セフィロート

ほんとうです。

  新しい大陸が誕生するのも、大陸が海に沈むのも、星の自転が変わるのも、自然災害,天災が起きるのも全てが星のかく(コア)の意思によるものです。

  但し、自然淘汰をする為に起こる天災は星のかく(コア)の意思ではなく〈 おんじつじょう 〉がなされます 」


ベアリーチェ

「 くおんじつじょう?? 」


セフィ:セフィロート

「 〈 おんじつじょう 〉は宇宙を運営されておられる主宰者です。

  〈 テフ(原質のみなもと) 〉の根源であり、大いなる大自然のお力(エネルギー)の根源です。

  星のかく(コア)の原動力は〈 テフ(原質のみなもと) 〉です。

  大陸も星のかく(コア)も大いなる大自然のお力(エネルギー)の根源である〈 おんじつじょう 〉によって生かされています。

  勿論、精霊も妖精もです。

  寿命のない精霊と妖精も〈 テフ(原質のみなもと) 〉が無ければ生きられず、消滅せざるを得ません 」


ベアリーチェ

「 そ、そうなんだ……。

  〈 テフ(原質のみなもと) 〉って大事なんだな… 」


 精霊も妖精も大陸も星のかく(コア)すら迄も〈 テフ(原質のみなもと) 〉が無いと生きられない…か。


 その中には勿論、あらゆる生物も入っているんだろうな。


 〈 テフ(原質のみなもと) 〉は、あらゆる原質を構成しているみなもとだから、生物が生きる為に必要な空気,酸素,水も〈 テフ(原質のみなもと) 〉がないと作られない。


 この異世界では〈 おんじつじょう 〉が絶対的な支配者なんだろう。


 まぁ、しん(神様)ぶつ(佛様)だもんな…。


 セフィ曰く、〈 ()()() 〉は〈 おんじつじょう 〉の方便身らしい。


 〈 ()()() 〉を崇めるって事は〈 おんじつじょう 〉を崇めている事になるんだとか。


 大陸の数だけ方便身が存在するらしい。


 なんか、ややこしくないかな?


 まるで日本の宗教みたいだ。


 日本には沢山の神様,佛様がいたけど、結局は宗派によって名前が違うだけで──、神様とか佛様とか呼び方が違うだけで──、結局は同じ存在を崇めているだけだった。


 うん、似てるなぁ〜〜〜。


 但し、日本では神様と佛様は別物で違うって事になっていて、神道と佛教,神社とお寺に別れてしまっている。


 遥か昔は神道も佛教も神社もお寺も同じだったのに、人間の身勝手な都合で2つに分けてしまったんだ。


 それから神様,神道,神社と佛様,佛教,お寺に分かれて国民達に信仰されるようになってしまって、方便身の数が多過ぎる──。


 ほんにややこしいわっ!!


 この異世界も大陸の数だけ方便身が存在するんだから、多分ややこしいんじゃないかな??


 まぁ、今のオレ(ベアリーチェ)には関係無いか。


 うん、関係無い無い!!


 ──お腹がいてたかも。


 セフィに昼食ランチ用のサンドイッチを出してもらおうっと!


ベアリーチェ

「 セフィ、小腹がいてたからサンドイッチが食べたいよ 」


セフィ:セフィロート

「 では昼食ランチの準備をします 」


 そう言ったセフィは「 あっ! 」というもなく、昼食ランチの準備をしてくれた。


 流石はオレ(ベアリーチェ)のセフィ様だ!


 セフィが淹れてくれた紅茶を飲みながら、バスケットに敷き詰められているボリュームありまくり、食べごたえありまくりのサンドイッチを手掴みで食べる。


 焼き立てのパンにハム,チーズ,野菜,薄切りにされた味付け肉が挟まれている。


 しいんだけど、やっぱりなんか物足りないんだよなぁ〜〜。


 そう、天下無双の万能調味料!


 その名もマヨネーズ!!


 やっぱりなぁ、マヨネーズぐらいは欲しいよなぁ…。


 マヨネーズって、市販のしか使った事がなくて、手作りした事がないんだよなぁ。


 生憎過ぎる。


 ちなみにドレッシングの作り方も知らなかったりする。


 はぁ〜〜〜……家政婦さんに教えて貰らっとけばかったなぁ〜〜〜。


 スマホ(スマートフォン)があれば、ぐに作り方を検索する事が出来るっていうのに、スマホ(スマートフォン)なんか異世界にあるわけないしなぁ……。


 セフィに頼んでみようかなぁ。


 ≪ ティトドムヒ大陸 ≫にマヨネーズがあればいんだけど……。


 どうか、誰かがマヨネーズを作ってくれていますように!!


 オレ(ベアリーチェ)は心の中で、〈 ()()() 〉に祈りを捧げた。


 こんな祈りを捧げられても〈 ()()() 〉も困るかも知れないなぁ…。


 あはははぁ〜〜〜……。


ベアリーチェ

「 セフィ、≪ ティトドムヒ大陸 ≫にマヨネーズって、あったりしないかな?

  オレ(ベアリーチェ)さ…やっぱり、マヨネーズが塗られたサンドイッチを食べたいんだよ(////)」


セフィ:セフィロート

「 バターでは駄目です? 」


ベアリーチェ

「 バターもしいんだけど、オレ(ベアリーチェ)はマヨネーズの方が好きだよ 」


セフィ:セフィロート

「 そうです?

  ではマヨネーズは他国から取り寄せるとしましょう 」


ベアリーチェ

「 マジで?!

  マヨネーズ、あるんだ!?

  ──よしっ!!

  マヨネーズが食べれる!!

  よしっ!!

  がとな、セフィ 」


セフィ:セフィロート

「 どう致しまして。

  ベリィの為です。

  あぁ、でも……≪ ティトドムヒ大陸 ≫で手に入るマヨネーズは高額なので、口外せずに内緒にしてください 」


ベアリーチェ

「 高額って……、幾らぐらいするんだ? 」


セフィ:セフィロート

「 100g程で金貨1枚です 」


ベアリーチェ

「 はぁ?

  100gで金貨1枚?!

  幾らなんでも高額過ぎやしないか?!

  ボッタクリじゃないかよ!! 」


セフィ:セフィロート

「 それだけ≪ ティトドムヒ大陸 ≫ではマヨネーズは珍しい調味料なのでしょうね。

  マヨネーズを作った本人は儲かっているでしょう 」


ベアリーチェ

「 完全に悪徳商売じゃないか。

  マヨネーズを金貨1枚で売るなんて!

  許すまじだ!!

  オレがマヨネーズの作り方を知っていれば、金貨1枚で売ったりしないのに!! 」


セフィ:セフィロート

「 では門外不出のレピシを拝借しましょう。

  ベリィが作ったマヨネーズを無難な値段で売れば、ぐに広まり有名になります。

  他国へも大量に輸出が出来ますし、喜ばれますよ。

  ≪ バルハロン王国 ≫ならば、彼方あちらよりしついマヨネーズを作る事が出来ます 」

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