♥ 【 女の子らしく 】 シュケルハン侯爵邸 / ベアリーチェの自室 4
セフィ:セフィロート
「 彼等が自分の犯した罪に対して、きちんと反省し、悔い改めているか分かりませんけどね 」
ベアリーチェ
「 汚職と悪事で真っ黒黒な奴等なんだろ?
反省も悔い改めるのもしないと思うけどなぁ。
そんな良心があったらさ、汚職にも悪事にも手を染めたりしないもんだろ? 」
セフィ:セフィロート
「 言えてますね。
彼等に対してワタシの心は微塵も痛みませんでした 」
ベアリーチェ
「 精霊は痛む心を持ってるのか? 」
セフィ:セフィロート
「 持ってませんね。
妖精も持ってませんよ 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ… 」
持ってないのかよ!!
まぁ、痛める心を持ってたら、「 人類を絶滅させる 」なんて言わないよな〜〜〜。
ははは……。
紅茶を飲み終えたオレは、先に入浴を済ませる事にした。
セフィにドルシーとベスレ,ホワン,ティグ,メイナ,エンミ達を呼んでもらう事にした。
オレが入浴を終えて着替え終わったら、セフィに手伝ってもらった麦わら帽子のリースを渡そうと思う。
受け取ってもらえるといいんだけど…。
嫌がられたり、嫌な顔をされたりしないかな?
≪ バルハロン王国 ≫には無い物らしいから、喜んでもらえるといいんだけど……。
セフィ:セフィロート
「 ──では、ドルシー達を呼んで来ましょう。
何も起きないと思いますけど、油断しないようにしてください 」
ベアリーチェ
「 油断?
何か起こったりするのか? 」
セフィ:セフィロート
「 念の為、妖精の数を何時もの倍にしてます。
大丈夫とは思いますけど… 」
ベアリーチェ
「 セフィは過保護だなぁ 」
セフィ:セフィロート
「 過保護で結構です。
ワタシは2度もベリィを失いたくないです。
ベリィを危険から守護る為なら、ワタシは何でもします。
ワタシのベリィに危害を加える者は誰であろうと、どんな事情であろうと許しません 」
ベアリーチェ
「 お、おぅ……。
セフィが離れてる間は、妖精さんがオレを守護ってくれるんだもんな。
心強いよ 」
誰にも妖精の姿は見えない。
突然、自分の身体の1部が消えたら驚くだろうなぁ…。
同情しちゃうかも知れない…。
セフィがドルシー達を呼びに行く為に部屋を出て行った。
ドルシーを待っている間、オレはライエルに宛てた手紙を書く事にした。
勿論、下書きだ。
ポプリの事も書かないといけないな。
──だけど、オレを狙う奴なんて、もう居ないと思う。
態々辺境にあるシュケンハン領地まで来て、オレを殺しに来るもんかな?
王子殿下のライエルが命を狙われるのは、分からなくもないんだけどなぁ。
オレは王族じゃないのに何で狙われるんだかな??
………………精霊に守護されている精霊憑きだから?
≪ バルハロン王国 ≫にとって、 “ 危険分子 ” とか思われてるのかな??
オレに手を出す方が危ないのにな……。
だけど、何でライエルだけが命を狙われたんだろう?
王子殿下は3人も居るのに、末子のライエルが1番弱そうで殺し易そうだったから??
手始めに楽に殺せそうなライエルが選ばれたとか??
…………そう言えば、「 王位継承権を放棄しても、王族ではなくなっても、生きている限り狙われ続ける 」とか何とかセフィが言ってなかったかな?
2つ名の “ 陽光の君 ” に何か裏があるみたいな言い方してたよなぁ?
ライエルが命を狙われ続ける原因が “ 陽光の君 ” と関係あるのかな??
オレが1人で悶々と考えていたって分かるわけないよなぁ。
セフィに聞いてみよっと。
きっとセフィなら包み隠さずに教えてくれる筈だもんな。
それにだ、セフィに頼めば、ライエルの命を狙う奴等に制裁を与えてくれるかも知れないよな?
多分…??
なんて考えながら──、ライエルへ宛てた手紙を書き終えた。
オレが入浴してる間、セフィにチェックしてもらおう。
うん、そうしよう!
暫くすると、部屋のドアが開いた。
セフィがドルシー達を連れて戻って来てくれた。
ドルシーとベスレ,ホワン,ティグ,メイナ,エンミ達が、隣にある部屋で湯あみの準備を手早くしてくれる。
何時も思うけど、有り難いな。
ドルシーに呼ばれたオレはセフィを部屋に残して、隣の部屋へ移動した。




