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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 十七日目 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
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⭕ 【 ベアリーチェの誕生日パーティー 】 パーティー会場 3 / 友達ゲットだぜ☆


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 あら〜。

  ベアリーチェ様ですわね〜。

  パムちゃんったら〜、ベアリーチェ様とお友達になりましたの〜?

  なか(なか)のやり手ですわね~❇ 」


貴族令嬢:クルチェール

「 ふぅん?

  この子がパーティーの主役なんだ?

  可愛いじゃん!

  オレ、こんな可愛い子は初めて見たよ! 」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 あら〜?

  クルチェちゃんも負けず劣らず可愛いですわよ〜♥ 」


貴族令嬢:クルチェール

「 ……なんで身悶えるんだよ… 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……自己紹介する…。

  ……友達になれる…(////)」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 そうですわね〜。

  クルチェちゃん、自己紹介しましょう〜 」


貴族令嬢:クルチェール

「 そうだな。

  始めまして、ベアリーチェ。

  オレはクルチェール・マチルフォント。

  マチルフォントの次女だ。

  オレの事は親しみを込めて “ クルチェ ” って呼んでくれ!

  宜しくな☆ 」


ベアリーチェ

「 クルチェ様ですわね〜〜。

  ワタクシの事は “ ベリィ ” と呼んでほしいですわ〜〜 」


貴族令嬢:クルチェール

「 おう、宜しくな、ベリィ!

  序でに “ さま ” は要らないからな。

  付けたら罰ゲームだぞ。

  “ 可愛い顔に落書きの刑 ” に処すからな! 」


ベアリーチェ

「 落書きですの〜〜?

  それは困りますわ〜〜 」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 初めまして、ですわ〜。

  ワタクシはクレリエンヌ・ローゼルグインですわ〜。

  ワタクシの事は “ クレル ” と呼んでくださいませね〜 」


ベアリーチェ

「 クレル様ですわね〜〜。

  ワタクシの事も “ ベリィ ” と呼んでほしいですわ〜〜 」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 ワタクシにも敬称を付けずに呼んでほしいですわ〜。

  だって、ワタクシ達は親族ですもの〜 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……姉妹しまい同然… 」


ベアリーチェ

姉妹しまい同然でお友達……素敵ですわ〜〜(////)

  1度に3人もお友達が出来て嬉しいですわ〜〜。

  ポッ(////)」


 おぃおぃおぃおぃ、マチルフォントとローゼルグインって言ったら、こうぞく筆頭のつるぎと盾じゃないかよ!


 しかもだ、どっちもシュケルハン侯爵より上位爵位の公爵家だ。


 親族が公爵家って凄いんだな。


 ちなみにアンベートの爵位はシュケルハン侯爵よりも下位の伯爵だ。


 く考えてみたら、パム(パムミメーラ)の態度は侯爵令嬢に対する伯爵令嬢の態度じゃないよなぁ。


 まぁ、オレは気にしないけど!


 オレ(ベアリーチェ)達の関係は従姉妹いとこ再従姉妹はとこだし、少しぐらい無愛想な態度で接したって別に構わないと思う。


 親族同士、ねなく接したいもんな。


 他人に対して、ちゃんと接する事さえ出来さえすれば、オレは構わないと思うんだよ。


 貴族令嬢の社会がどんなもんか知らないから言える事だけど……。


従姉妹:クレリエンヌ

「 ベリィちゃん、10歳のお誕生日、おめでとう御座いますわ〜 」


ベアリーチェ

がとう御座いますわ〜〜 」


従姉妹:クルチェール

「 ベリィは10歳なんだな。

  年下かぁ。

  オレは今年で12歳なるんだ。

  クレルは11歳になったし、パムは9歳になったんだよな 」


ベアリーチェ

「 そうですの〜〜 」


 マジかよ、オレ(ベアリーチェ)と同年代がないじゃんか!!


 なんてこったい…だ!!


ベアリーチェ

「 年齢が違いますのね〜〜。

  同年代がなくて悲しいですわ〜〜 」


従姉:クレリエンヌ

「 確か…パムちゃんのお兄様──アークエット様がベリィちゃんと同年代でしたわね〜 」


従姉:クルチェール

「 そうそう!

  アンベート伯爵の3男坊のアークな!

  パムのねぇちゃん──ハニースがオレと同年代でさ、く3人で剣術の稽古をしてるんだ!

  オレ達の剣術の師匠── って言うか、本来はアークの剣術の師匠なんだけどな ──、イーヴェン・ポワムセン師匠には妹がるんだ。

  その妹のアリエール様はシェリーお姉様と同年代で親友なんだよ 」


ベアリーチェ

「 お姉様ですの〜〜?

  クルチェにもお姉様がますのね〜〜 」


従姉:クルチェール

るよ。

  シェリエッタ・マチルフォント。

  マチルフォント公爵の長女で、今年15歳になるよ 」


ベアリーチェ

「 そうですの〜〜。

  シェリエッタ様はてくださってますの〜~? 」


従姉:クルチェール

てないよ。

  シェリーお姉様(シェリエッタ)は風邪を引いててさ、屋敷で療養中なんだ。

  シェリーお姉様(シェリエッタ)たら、こんなに羽根は伸ばせないよ!

  “ 公爵令嬢として恥じない振る舞いをしなさい!! ” って小言があめあられだよ 」


従姉:クレリエンヌ

「 ふふふ(////)

  シェリー様(シェリエッタ)に叱られるクルチェちゃんって可愛いですのよ〜♥ 」


従姉:クルチェール

「 ……いや、だからなんで身悶えするんだよ! 」


 クルチェ(クルチェール)は羽根を伸ばし過ぎだと自覚はしてるんだな、一応は。


 公爵令嬢として、どう(どう)と “ オレっ ” してるのは流石のオレもどうかと思う。


 まぁ、面と向かって言わないけどさ。


 オレは素でクルチェ(クルチェール)みたいに飾らないで自分に正直なボーイッシュ系女子は割りと好きだ。


 周りの大人おとなや男に媚びたりしなさそうだし、しっかりとした強い芯を持っていそうだ。


 なによりも世間一般的な貴族令嬢よりも絡み易そうだしな。


 まぁ…オレ(ベアリーチェ)の前世が男だって事と前世の記憶を持ってるから──って事もあるだろうけどさ。


 クルチェ(クルチェール)身体からだを動かすのが好きみたいだし、出来ればクルチェ(クルチェール)と一緒に外を思いっきり走り回りたいなぁ。


 クルチェ(クルチェール)なら動き易い服も沢山持ってそうだしさ。


 機会を伺って聞いてみよっと!


 晴れた日にみんなでピクニックとかしたいよな〜〜。


 ピクニックバスケット一杯に御馳走とデザートとお菓子を詰め込んで────。


 ふへへ(////)


従姉:クレリエンヌ

「 ベリィちゃんと同年代なら、ほかにもますわ〜。

  エミアン・クロドネシィス様ですわ〜。

  お兄様のギガサン・クロドネシィス様はパムちゃんのお兄様──アンダーバム様と同年代でお友達同士ですわ〜。

  エミアン様とアークさんは相思相愛ですのよ〜♥ 」


ベアリーチェ

「 10歳で相思相愛ですの〜〜? 」


従姉:クルチェール

「 エミアンとアークは婚約者同士だよ。

  確か…8歳の頃に婚約したんじゃなかったかな? 」


再従妹:パムミメーラ

「 ……婚約したのは6歳の頃…。

  ……御互いに一目惚れした…。

  ……婚約はトントン拍子に進んだ… 」


ベアリーチェ

「 詳しいですわね〜〜。

  6歳で婚約するのは早いですわね〜〜 」


 マジかよ、異世界ってパネェのな。


 御互いに相思相愛の婚約ならいけど、相思相愛じゃなかったらガチで生き地獄だな。

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