⭕ 【 お祖父様へ会いに行こう 】 シュケルハン侯爵邸 / 外出しよう
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── ベアリーチェの自室
何時もより早起きしたオレは、ドルシーに湯浴みの準備をしてもらい、朝風呂に入った。
昨日オレの専属侍女にしてもらった5人の侍女── ベスレ,ホワン,ティグ,メイナ,エンミ ──に身支度を整えてもらったオレは、セフィと一緒に部屋を出て、1階の食堂へ向かった。
──*──*──*── 1階・食堂
何時ものように執事が食堂の片扉を開けてくれる。
食堂の中へ入って何時もの定位置へ向かって歩く。
オレが座り易いようにセフィが椅子を後ろへ引いてくれてから座ると、給仕係がサービスワゴンに今朝の朝食を乗せて運んで来てくれる。
給仕係がテーブルの上に料理を並べてくれたら、両手を出して左右の指を胸の前で組んでから〈 大陸神ティトドムヒ 〉へ食前の祈りを捧げた。
何時もの朝食と違うのは、昨日から滞在している王位継承権第5位のライエムント王子殿下と専属老執のナイロート,専属護衛騎士のナルギフが居る事だ。
オレの婚約者様のライエルは、今朝から無駄にキラキラしている。
黄金色って言ったら、朝っぱらお金に厭らしい感じがするから、黄金色って言うようにしようと思う。
黄金色の髪と瞳が朝っぱらから眩しい!!
朝食を終えたら、〈 大陸神ティトドムヒ 〉へ食後の感謝の祈りを捧げてから席を立つ。
食堂を出たオレとセフィは部屋へは向かわずに2階にある子供部屋へ向かった。
──*──*──*── 2階・子供部屋
子供部屋へ入ると既にライエルがソファーに座っていて、老執事の淹れた紅茶を飲みながら寛いでいた。
今日は老執事も居るから護衛騎士はソファーの後ろで立っている。
「 ライエル様、お待たせしましたわ〜〜 」と言いながらペコリと頭を下げて、ソファーに座るとセフィが紅茶を淹れてくれる。
昨夜、セフィから提示された提案を持ち帰ったライエルと護衛騎士は、部屋へ戻ってから老執事と相談をしたらしく、相談した末、どうやらライエルも一緒にステイン・エンディミンを訪ねに行く事にしたらしい。
今日の1日の流れをセフィが丁寧に話してくれる。
既に外出する準備は整いつつあるようだ。
オレは部屋へ戻ってから外出用のドレスに着替えないといけない。
面倒この上ないったら、ありゃしない。
ライエルも外出の準備をする為に老執事と護衛騎士を引き連れて子供部屋を出て、一旦部屋へ戻って行った。
オレもセフィと一緒に子供部屋を出て、部屋へ戻った。
──*──*──*── ベアリーチェの自室
部屋へ戻ったら、ドルシーと新たに専属侍女となったベスレ,ホワン,ティグ,メイナ,エンミに外出する事を伝えて、外出用の身支度に取り掛かってもらう。
動き難いドレスは全部却下した。
ギリギリ合格点の1番シンプルなドレスを選んで着替える。
身支度を整えてたオレは部屋の前で待ってくれていたセフィと一緒に1階のエントランスホールヘ向かった。
──*──*──*── 1階・エントランスホール
階段を下りてエントランスホールに着くと、動き易そうな外出用の衣装に身を包んだライエルが玄関の前に居た。
どうやら、オレより少し前にエントランスホールヘ下りて来たらしい。
オレとセフィ、ライエルと老執事は同じ馬車に乗る事になった。
不足の事態に遭った時に直ぐ対応が出来るようにだ。
セフィ曰く、馬車の周りを妖精さんが飛んでくれるから魔物や怪物に襲われる心配はないらしい。
妖精さんは人間だけじゃなくて、怪物も魔物も食べれるらしい。
妖精さん、コッワ!!
妖精さんにとって、怪物や魔物は美味しくないらしいから、あまり食べたがらないみたいだ。
妖精さんはグルメさんか?!
玄関を出て、馬車へ乗り込む。
護衛騎士は、≪ 王都 ≫から王家の馬車を護衛していた王国騎士団の騎士達と馬に乗って移動するみたいだ。
シュケルハン侯爵領に入ってから王家の馬車の護衛をしていたシュケルハン侯爵領の騎士隊も護衛として同行してくれるみたいだ。
お祖父様に会う前に怪物や魔物に襲われても困るもんな。
馬車が出発する。
目指す先は、シュケルハン侯爵領を衛る騎士隊の本拠地、ステイン・エンディミンの屋敷だ。
◎ 訂正しました。
ライムエント ─→ ライエムント




