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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 十七日目 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
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⭕ 【 ベアリーチェの誕生日パーティー 】 パーティー会場 2 / 出逢いは突然やって来る


専属侍女:ドルシー

「{ お嬢様、どうされました? }」


ベアリーチェ

「{ ドルシー……。

   知らない人が沢山て……怖いですわ〜〜 }」


専属侍女:ドルシー

「{ お嬢様……。

   大丈夫ですよ。

   パーティーに御出席されてられるかた(がた)は、シュケルハン侯爵の一族ばかりです。

   お嬢様の御親戚ばかりですよ }」


ベアリーチェ

「{ そうですの〜〜? }」


専属侍女:ドルシー

「{ さぁ、お嬢様、旦那様と奥様の元へ行きましょう }」


ベアリーチェ

「 そうですわね〜〜 」


 ドルシー(専属侍女)オレ(ベアリーチェ)と手を繋いだまま、オレ(ベアリーチェ)の歩幅に合わせて、ゆっくりと歩いてくれる。


 オレ(ベアリーチェ)の存在に気付いたえたブタヌキどもが鼻の下を伸ばして、デロンデロンの下品な顔をしながら、オレ(ベアリーチェ)に注目している。


 ウェェェェ……気持ち悪りぃ〜〜〜〜!!


 だけど、そんなのを顔に出すわけにもいかないから、オレ(ベアリーチェ)にも嬉しそうに微笑んで笑顔を振り撒く。


 大サービスだぞ、10歳の少女(ベアリーチェ)ほほを染めて欲情してやがる下品なクッソいやらしいブタヌキどもめ!!


専属侍女:ドルシー

「 旦那様,奥様、ベアリーチェお嬢様です 」


旦那様

「 おぉ、ベアリーチェ!

  漸くか。

  ──これはまた…見違えたな。

  普段も可愛いが、今宵は普段以上に可愛いぞ!

  なぁ、レナフォード 」


奥様:レナフォード

ほんとうね、ディアスト。

  ベアリーチェ、とても可愛いわ。

  ドルシー、私達の可愛いベアリーチェをがとう 」


専属侍女:ドルシー

「 奥様……がとう御座います(////)

  旦那様,奥様、今夜はお色直しもあります 」


奥様:レナフォード

「 まぁ!

  お色直し?

  それは楽しみだわ(////)」


旦那様:ディアスト

「 お色直しか。

  今宵のドレスが決めれなかったのかな? 」


ベアリーチェ

「 素敵なドレスばかり用意されるのですもの〜〜。

  1ちゃくに決めるのはむずかしかったですわ〜〜 」


旦那様:ディアスト

「 はっはっはっ、そうか!

  私もベアリーチェのお色直しを楽しみにしているよ 」


ベアリーチェ

「 お父様,お母様、がとう御座いますわ〜〜 」


旦那様:ディアスト

「 ──では、シュケルハン侯爵の可愛い天使をみなに紹介するとしよう 」


奥様:レナフォード

「 そうですわね。

  ベアリーチェ、行きましょう 」


ベアリーチェ

「 はい…ですわ〜〜 」


 オレ(ベアリーチェ)ドルシー(専属侍女)から手を離すと、ドルシー(専属侍女)へ「 行ってきます 」と軽く手を振った。


 そんなオレ(ベアリーチェ)に対してドルシー(専属侍女)は笑顔を向けてくれる。


 ドルシー(専属侍女)は誇らしに胸を張って、オレ(ベアリーチェ)を見送ってくれた。


 お父様(ディアスト)お母様(レナフォード)あいだに入ったオレ(ベアリーチェ)は、ゆっくりと階段を下りる。


 つまずいて転んだりしたら、オレ(ベアリーチェ)はシュケルハン侯爵の笑い者になり兼ねない。


 慎重に歩かないとだ!


 オレ(ベアリーチェ)なんとか無事に階段を下りきる事が出来た。


 …………ふぅ…。


 お父様(ディアスト)からの紹介が終わったあとは、けがらわしいブタヌキどもと挨拶をして、一言二言の言葉を交わさないといけない。


 オレ(ベアリーチェ)にとっては、罸ゲームの時間だ。


 耐えろ、オレ!


 耐えきるんだ、オレ!!


 セフィと妖精さんが確保してくれる御馳走とデザートがオレを待ってくれているからな!!


 オレはオレ(ベアリーチェ)の戦場へ足を踏み出した。











ベアリーチェ

「 ──初めまして、ですわ〜〜。

  ワタクシはベアリーチェ・シュケルハンですわ〜〜 」


貴族令嬢

「 ……初めまして…。

  ……ワタシはパムミメーラ・アンベート…。

  アンベートの次女… 」


ベアリーチェ

「 そうですの〜〜。

  ワタクシは7じょですわ〜〜。

  今は末子まっしですわ〜〜 」


貴族令嬢:パムミメーラ

「 ……今は…? 」


ベアリーチェ

「 お母様が身籠ってますの〜〜。

  ワタシクに弟妹ていまいが出来るかも知れませんわ〜〜 」


貴族令嬢:パムミメーラ

「 ……そう… 」


 …………この貴族令嬢は他の貴族令嬢と違って、グイグイないんだな。


 妙にたん(たん)としてるって言うか…。


 まぁ、オレ(ベアリーチェ)としてはきらいじゃないよ。


ベアリーチェ

「 パムミメーラ様はワタクシとは再従姉妹はとこですのね〜〜。

  お話が出来て嬉しいですわ〜〜 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……ワタシも…嬉しい…(////)」


ベアリーチェ

「 パムミメーラ様とはとしも近いですわね〜〜。

  ワタクシの事は “ ベリィ ” と呼んでほしいですわ〜〜 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……ワタシの事は “ パム ” でいい…。

  ……敬称は要らない… 」


ベアリーチェ

「 分かりましたわ〜〜。

  パムとワタクシは今からお友達ですわね~~ 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……お友達…(////)

  ……宜しく…ベリィ…(////)」


ベアリーチェ

「 お友達が出来て嬉しいですわ〜〜(////)」


 おぉぉぉおっ!!


 貴族令嬢で再従姉妹はとこの友達ゲットだぜ!!


 パムミメーラ──パム。


 大人しめだけど、可愛いな(////)


 距離を感じるからキャッキャッウフフはむずかしいかも知れないけど、初めての友達が出来て嬉しい!!


 やったぜ☆


「 パム〜〜〜。

  に行ったんだよ〜〜~ 」


「 パムちゃん、ですの〜? 」


ベアリーチェ

「 パムを呼んでますわね〜〜。

  お友達ですの〜〜? 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……再従姉はとこのクルチェールとクレリエンヌ… 」


ベアリーチェ

「 パムの再従姉はとこですの〜〜?

  もしかしてワタクシの従姉妹いとこでもありますの〜〜? 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……多分…。

  ……クルチェ……クレル…、ワタシは… 」


貴族令嬢:クルチェール

「 パム〜〜〜。

  勝手になくなるなよな!

  捜しただろ。

  全くもう! 」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 クルチェちゃんったら〜。

  パムちゃん、クルチェちゃんってばね~、パムちゃんがなくなって泣いちゃいましたのよ〜 」


貴族令嬢:クルチェール

「 ちょっ…クレル、言うなよ!(////)」


貴族令嬢:クレリエンヌ

「 御免なさいね~、クルチェちゃん♥ 」


再従姉妹:パムミメーラ

「 ……クルチェ,クレル…友達が出来た…。

  ……ベリィ…(////)」


貴族令嬢:クルチェール

「 友達ぃ? 」


ベアリーチェ

「 初めまして、ですわ〜〜。

  ベアリーチェ・シュケルハンですわ〜~ 」


 従姉妹いとこの貴族令嬢か。


 どっちも可愛いじゃないか(////)

◎ 訂正しました。

  クルチェール,クレリエンヌとパムミメーラの関係

  従姉妹 ─→ 再従姉妹

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