♥ 廊下
──*──*──*── 廊下
自室へ戻る為に廊下を歩いていると、ライエルが居た。
用意された部屋に戻ったんじゃなかったのか?
何か用でもあるのかな?
ベアリーチェ
「 ライエル様〜〜、どうされましたの〜〜? 」
老執事は居ないみたいだ。
部屋に居るのかも知れない。
護衛騎士は居るけどな。
鎧を脱いでると騎士っていうより剣士に見えるなぁ。
鎧を着てなくても強そうだ。
此処が何かの乙女ゲームの中だったら、ライエルも護衛騎士もヒロインと恋仲になる攻略対象キャラになってそうだよな。
王位継承権第1位の皇子殿下や3名の王子殿下達も攻略対象キャラになりそうだな。
ヒロインにしてみれば、婚約者達が敵対キャラになるんだろうな。
そうなると、不本意だけどライエルの婚約者であるオレもヒロインからすれば敵対キャラになるのかな?
面倒だなぁ。
まぁ、そんな事にはならないと思うけど…。
この世界が乙女ゲームの世界だなんて、マジで御免被るっつ〜〜〜の!!
婚約者:ライエムント
「 リーチェと話をしたいと思ってね…。
時間は大丈夫かな? 」
ベアリーチェ
「 構いませんわ〜〜。
ライエル様からのお誘いを断る事は出来ませんもの〜〜 」
婚約者:ライエムント
「 そうかい… 」
ベアリーチェ
「 何処で話しますの〜〜? 」
婚約者:ライエムント
「 空いている客室を借りれないだろうか… 」
ベアリーチェ
「 客室ですの〜〜。
2階には子供部屋がありますわ〜〜。
其処ならワタクシも自由に使えますわ〜〜 」
婚約者:ライエムント
「 そうか。
なら子供部屋で構わない 」
ベアリーチェ
「 ご案内しますわ〜〜 」
オレはライエルと護衛騎士を子供部屋へ案内する事にした。
階段を上がって2階へ着いたら、子供部屋へ向かって歩く。
セフィにはオレの専属侍女頭のドルシーと新しくオレの専属侍女になった5名へ知らせに行ってもらった。
子供部屋の前に着くと、オレはライエルと護衛騎士へ「 此処が子供部屋ですわ〜〜 」と声を掛けた。
鍵の掛かっていない子供部屋のドアノブを右手で掴んだオレは、ドアノブを右側に回す。
カチャリ──と音を鳴らしてドアを開けた。




