♥ エントランスホール
──*──*──*── エントランスホール
セフィを応接室へ残して、お父様,お母様と一緒に1階のエントランスホールへ降りて来た。
お父様の専属執事とお母様の専属侍女も一緒だ。
オレにはセフィの代わりに妖精さんが付いていてくれている。
妖精さんとは話せないけど、妖精さんはセフィの代わりにオレを見守護ってくれている。
安心感や心強さよりも、不安感や心配感の方が強いから困る。
何もしないで、見守護っていてくれると有り難いんだけどなぁ…。
応接室に残ったセフィは1番豪華な客室でセッティングとコーディネートをしているんだと思う。
セフィに任せとけば間違いない。
1階に降りて、玄関の前で王子殿下をお出迎えする準備を整えてから、護衛騎士が両扉を開けて入って来た。
入って来た護衛騎士は、シュケルハン領を衛ってくれている騎士みたいだ。
シュケルハン家の紋章を身に付けているからだ。
シュケルハン領へ入った王子殿下の護衛をお父様から任命された護衛騎士の1人だろう。
無駄にイケメン野郎だ。
背が高くて、赤茶色のパーマ掛かった髪に、赤茶色の瞳をしたイケメン。
お父様とお母様の前で、方膝を付いて深々と頭を下げる。
護衛騎士
「 ──旦那様,奥様、王子殿下を無事、お連れ致しました 」
お父様:ディアスト
「 うむ。
御苦労だった。
待機部屋を用意してある。
王子殿下がお帰りになるまで寛いでいて来れ。
お帰りは明後日になるだろう 」
護衛騎士
「 御心遣い有り難う御座います 」
はぁ??
王子殿下は今夜と明日、泊まるのかよ?!
我が家に滞在すんのかよ?!
聞いてないよぉ〜〜〜〜!!!!
まぁ、今日来て直ぐお帰りいただくのは流石に失礼だよな。
今夜、泊まるのは仕方無いとしてだ、何故明日も泊まって滞在するんだか。
王子殿下って暇なのかよ?
そうこうしている内に王子殿下が玄関から入って来た。
王子殿下の傍には専属執事と専属護衛騎士が控えている。
専属執事は銀髪碧眼の老紳士風の執事様だ。
何か、いいなぁ。
ち○ま○子○ゃんに登場する「 ヒ○じ○ 」みたいだ。
オレ、「 ○デ○い 」みたいな執事に世話されたいなぁ〜〜って思ってたんだよなぁ…。
「 花○クン 」になりかったもんなぁ〜〜。
だけど、「 ヒ○じ○ 」は腰に剣なんて装備してなかったけどな!!
この世界の執事って、腰に剣を装備してるのが普通なのかな??
戦える老紳士風専属執事って、すっげぇ格好良くないかな!!
専属護衛騎士は、金髪碧眼のハンサムイケメンだ。
イケメン率が半端なく高ぇよ!
高価そうな銀色の鎧に全身を包んで武装している護衛騎士は、バルハロン王家の紋章を身に付けている。
──んで、オレと無理矢理婚約しやがった王位継承権第5位のライエムント王子殿下様はと言うと──、金色に輝く黄金の髪と、髪と同じ黄金の色をした瞳をした少年だった。
おいおい、マジかよ…。
デブタなブタヌキじゃなかったよ!!
1000%間違いなく絶っっっ対に女の子からキャーキャー叫ばれて揉みくちゃにされる容姿だ。
オレは心が大学生の男子だから、黄色い声でキャーキャー喚いたりしないけどな。
「 天使かっ! 」って思わず口に出してしまいそうな程の美少年が目の前に居るから、オレはガチマジに驚いている。
お父様:ディアスト
「 ──ライエムント王子殿下、このような辺境の地へ、ようこそお越しくださいました 」
お母様:レナフォード
「 ──ライエムント王子殿下の御到着を心待にしておりました 」
王子殿下:ライエムント
「 ディアスト,レナフォード……お久し振りです。
お2人とも御元気そうで何よりです。
その節は本当に有り難う御座いました 」
──んんん??
「 その節は本当に有り難う御座いました 」って、どゆことだ??
お父様もお母様も黄金王子殿下と知り合いなのか??
お父様:ディアスト
「 ──ライエムント王子殿下、末娘のベアリーチェで御座います 」
お母様:レナフォード
「 ベアリーチェ、ライエムント王子殿下に御挨拶をして 」
ベアリーチェ
「 はい…。
初めましてですわ〜〜。
ワタクシはベアリーチェ・シュケルハンと申しますわ〜〜。
“ 陽光の君 ” と呼ばれるライエムント王子殿下にお会い出来て光栄ですわ〜〜 」
王子殿下:ライエムント
「 初めまして、ベアリーチェ。
僕はライエムント・バース・エルロイト・E・バルハロン。
ベアリーチェ、僕の事は “ ライエル ” と呼んでほしい 」
ベアリーチェ
「 ライエル様…。
ワタクシの事は “ リーチェ ” とお呼びくださると嬉しいですわ〜〜 」
王子殿下:ライエムント
「 リーチェ…。
うん、分かった。
親しみと好意を込めて“ リーチェ ” と呼ばせてもらうよ 」
ベアリーチェ
「 有り難う御座いますわ〜〜。
ワタクシも親しみと好意を込めて、 “ ライエル様 ” と呼ばせていただきますわ〜〜 」
王子殿下:ライエムント
「 うん…(////)
これから宜しくね、リーチェ 」
ベアリーチェ
「 ワタクシからも宜しくお願い致しますわ〜〜 」
お父様:ディアスト
「 ライエムント王子殿下、客間に御案内致します 」
王子殿下:ライエムント
「 お願いします。
リーチェ、御免ね。
僕はこれからリーチェのお父上とお母上と大事な話をしないといけないんだ。
夕食で会おう 」
ベアリーチェ
「 畏まりましたわ〜〜。
お父様,お母様〜〜、ワタクシは部屋へ戻りますわ〜〜 」
お母様:レナフォード
「 セフィロートを部屋へ向かわせるわ 」
ベアリーチェ
「 お願いしますわ〜〜。
ライエル様との夕食を心待にしてますわ〜〜 」
王子殿下:ライエムント
「 リーチェ…(////)
僕も楽しみにしているよ 」
オレがお上品に頭を下げている間にライエルは、お父様とお母様と共に客室へ歩いて行った。
お父様の専属執事,お母様の専属侍女,ライエルの専属執事と専属護衛騎士も一緒だ。
オレは自室へ向かう為に2階へ続く階段を上がる。
応接室は2階にあるけど、実は1階にもあって、客間は1階にある。
ライエルが滞在中に利用する部屋は多分だけど3階になると思う。
何たって、王子殿下様だからな!
◎ 訂正しました。
ライムエント ─→ ライエムント




