表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
十九日目【 雨天の過ごし方 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
33/575

⭕ ベアリーチェの自室 14 / 転生者よ、いずこ


ベアリーチェ

「 セフィ〜〜〜、なんとか出来ないかな?

  ≪ ティトドムヒ大陸 ≫にはさ、日本から転生した人とかないのかな?

  前世の記憶があって、料理とスイーツが作れてさ、飲食店を開いてるような転生者とかないかな? 」


セフィ:セフィロート

「 さぁ、どうでしょう…。

  ≪ ティトドムヒ大陸 ≫は広大ですから、探せばるかも知れませんね 」


ベアリーチェ

「 マジか?!

  てほしいなぁ。

  日本人の転生者… 」


セフィ:セフィロート

「 ベリィが前世(日本)で食べていた料理やスイーツを再現するにしても、食材,調味料,香辛料が足りませんね。

  調達しなければ再現はむずかしいでしょう 」


ベアリーチェ

「 再現かぁ……。

  大陸中を探せば有るんだろうな。

  ≪ バルハロン王国 ≫の中でれぐらい集まるのかな? 」


セフィ:セフィロート

「 似ているモノなら有るでしょうけど、全く同じ食材,調味料,香辛料はないでしょうね 」


ベアリーチェ

「 似てるヤツかぁ。

  セフィ、妖精さんに頼んだら集めれないかな? 」


セフィ:セフィロート

「 出来ますよ。

  お取り寄せしてみます? 」


ベアリーチェ

「 してみたい!

  妖精でお取り寄せが出来るなんて便利だよな! 」


セフィ:セフィロート

「 ふふふ。

  そんな事が出来るのは≪ ティトドムヒ大陸 ≫の中でもベリィだけです 」


ベアリーチェ

「 あ…でもさ、基本的に “ お取り寄せ ” ってどんな感じでするんだ?

  まさか、拝借したりしないよな?

  拝借しちゃ駄目だぞ。

  泥棒になっちゃうからな 」


セフィ:セフィロート

「 自然界にみのっている原料を拝借しても泥棒にはなりません。

  人間によって加工されたモノに関しては、硬貨と交換します。

  安心してください 」


ベアリーチェ

「 妖精さんが加工品を買うのか?

  妖精さんって、お金を持ってるんだ? 」


セフィ:セフィロート

「 ふふふ。

  ≪ ティトドムヒ大陸 ≫で使われている硬貨なられでも〈 (原質)(みなもと) 〉で構成する事が出来ます。

  安心してください 」


ベアリーチェ

「 …………〈 (原質)(みなもと) 〉で構成するって──、作れちゃうって事?? 」


セフィ:セフィロート

「 はい♪

  生物の構成は出来ませんけど、物体の構成なら出来ます。

  精霊の特権です♪ 」


ベアリーチェ

「 へ、へぇ……。

  精霊って凄いんだな…。

  とどのつまり、働かなくても金銭の心配は不要って事になるのか? 」


セフィ:セフィロート

「 はい♪

  一生、遊んで暮らせます♪

  ベリィが国外追放されても、ワタシがますし、生涯安泰です♪ 」


ベアリーチェ

「 わぁ……心強いなぁ…。

  頼りになるなぁ…ほんに…… 」


 この世界の精霊って、チートだな…。


 両親から、お小遣いとか貰えなくても全然困らないじやないかよ!


 仮にだけど──、シュケルハンが没落して、侯爵の爵位を剥奪されて、平民に落とされたとしてもだよ、セフィがてくれるから、路頭に迷う事にはならないんだ。


 セフィに〈 (原質)(みなもと) 〉で構成してもらった硬貨をオレ(ベアリーチェ)が稼いだ給料として渡して、生活費に当ててもらえば、貧しくてもなんとか暮らしていく事は出来る。


 セフィはシュケルハンの命綱だな!!


 毎日を懸命に生きている平民達からしてみれば、反則技だけどな…。


 両親から貰えるお小遣いは、か必要になる時の為に、使わないで貯めておく事にしよう。


 貯金する事は、世界が変わっても大事な事だと思う。


ベアリーチェ

「 出来ればさ、調味料と香辛料は原料じゃなくて加工されたのがほしいな。

  原料があっても、加工の仕方なんて知らないからな。

  加工品ならぐに使えて楽だもん 」


セフィ:セフィロート

「 分かりました。

  妖精には加工品を調達させましょう 」


ベアリーチェ

「 頼むな、セフィ。

  妖精さんが調達してくれた調味料や香辛料は、妖精さんが保管しててくれるのか? 」


セフィ:セフィロート

「 勿論です。

  必要な時は妖精が出してくれます 」


ベアリーチェ

がとな!

  調味料と香辛料の確保は妖精さんに任せるとしてだ、あとは食材だよな?

  ≪ バルハロン王国 ≫で手に入る食材と、他国でないと手に入らない食材を知れないかな?

  セフィ、妖精さんに調べてもらう事は出来るかな? 」


セフィ:セフィロート

「 ベリィは妖精使いが荒いですね。

  妖精達も喜びます 」


ベアリーチェ

「 えぇっ……。

  妖精使いが荒いとなんで喜ばれるんだ? 」


セフィ:セフィロート

妖精王ワタシが守護しているベリィから “ お願い ” をされる事は、妖精にしてみれば至福です。

  妖精王ワタシに守護されるという事は、妖精王ワタシたましいの契約を交わした存在。

  妖精王ワタシの生み出した妖精達にとって、ベリィは母親も同然です。

  遠慮なく妖精達を頼ってください。

  妖精達はベリィの役に立ちたくて仕方無いのです 」


ベアリーチェ

「 …………オレ(ベアリーチェ)が妖精達の母親って…。

  じゃあ、セフィが父親になるのか? 」


セフィ:セフィロート

妖精王ワタシに性別はないです。

  精霊も妖精も性別はなくとも、容姿は自在に変えられます 」


ベアリーチェ

「 そうなんだ…。

  じゃあ、セフィは女の人にも姿を変えれるのか? 」


セフィ:セフィロート

「 当然です。

  子供にも老人にも姿を変えれます 」


ベアリーチェ

「 凄いな… 」


セフィ:セフィロート

「 ふふふ。

  シスター姿のワタシとればベリィもシスターだと思われます 」


ベアリーチェ

「 マジかよ。

  これはなにがなんでも、ライエムント王子殿下から国外追放されないとだな! 」


セフィ:セフィロート

「 皇子殿下と王子殿下達を消しません? 」


ベアリーチェ

「 消さないよ!!

  なんで皇子殿下まで入ってるんだよ! 」


セフィ:セフィロート

「 ライエムントがなくなっても、皇子殿下と王子殿下達がる限り、ベリィの婚約話はなくなりません 」


ベアリーチェ

「 でもさ、王子殿下達は兎も角、皇子殿下の妻になるのは他国の王女だろ?

  皇子殿下を消す必要はないんじゃないか? 」


セフィ:セフィロート

「 側室にされますよ。

  ベリィは皇子殿下の側妃になりたいです? 」


ベアリーチェ

「 皇子殿下の側室だって?!

  冗談じゃないよ!

  なりたくないに決まってる! 」


セフィ:セフィロート

「 では、纏めて消してしまいましょう 」


ベアリーチェ

「 …………で、でもさ…、今はめとこうな? 」


セフィ:セフィロート

「 ふふふ…。

  ベリィが望むなら、お預けにしときましょう 」

◎ 訂正しました。

  ライムエント ─→ ライエムント

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ