⭕ ベアリーチェの自室 14 / 転生者よ、いずこ
ベアリーチェ
「 セフィ〜〜〜、何とか出来ないかな?
≪ ティトドムヒ大陸 ≫にはさ、日本から転生した人とか居ないのかな?
前世の記憶があって、料理とスイーツが作れてさ、飲食店を開いてるような転生者とか居ないかな? 」
セフィ:セフィロート
「 さぁ、どうでしょう…。
≪ ティトドムヒ大陸 ≫は広大ですから、探せば居るかも知れませんね 」
ベアリーチェ
「 マジか?!
居てほしいなぁ。
日本人の転生者… 」
セフィ:セフィロート
「 ベリィが前世で食べていた料理やスイーツを再現するにしても、食材,調味料,香辛料が足りませんね。
調達しなければ再現は難しいでしょう 」
ベアリーチェ
「 再現かぁ……。
大陸中を探せば有るんだろうな。
≪ バルハロン王国 ≫の中で何れぐらい集まるのかな? 」
セフィ:セフィロート
「 似ているモノなら有るでしょうけど、全く同じ食材,調味料,香辛料はないでしょうね 」
ベアリーチェ
「 似てるヤツかぁ。
セフィ、妖精さんに頼んだら集めれないかな? 」
セフィ:セフィロート
「 出来ますよ。
お取り寄せしてみます? 」
ベアリーチェ
「 してみたい!
妖精でお取り寄せが出来るなんて便利だよな! 」
セフィ:セフィロート
「 ふふふ。
そんな事が出来るのは≪ ティトドムヒ大陸 ≫の中でもベリィだけです 」
ベアリーチェ
「 あ…でもさ、基本的に “ お取り寄せ ” ってどんな感じでするんだ?
まさか、拝借したりしないよな?
拝借しちゃ駄目だぞ。
泥棒になっちゃうからな 」
セフィ:セフィロート
「 自然界に実っている原料を拝借しても泥棒にはなりません。
人間によって加工されたモノに関しては、硬貨と交換します。
安心してください 」
ベアリーチェ
「 妖精さんが加工品を買うのか?
妖精さんって、お金を持ってるんだ? 」
セフィ:セフィロート
「 ふふふ。
≪ ティトドムヒ大陸 ≫で使われている硬貨なら何れでも〈 テフ 〉で構成する事が出来ます。
安心してください 」
ベアリーチェ
「 …………〈 テ
セフィ:セフィロート
「 はい♪
生物の構成は出来ませんけど、物体の構成なら出来ます。
精霊の特権です♪ 」
ベアリーチェ
「 へ、へぇ……。
精霊って凄いんだな…。
鯔
セフィ:セフィロート
「 はい♪
一生、遊んで暮らせます♪
ベリィが国外追放されても、ワタシが居
ベアリーチェ
「 わぁ……心強いなぁ…。
頼りになるなぁ…本
この世界の精霊って、チートだな…。
両親から、お小遣いとか貰えなくても全然困らないじやないかよ!
仮にだけど──、シュケルハン家
セフィに〈 テ
セフィはシュケルハン家
毎日を懸命に生きている平民達からしてみれば、反則技だけどな…。
両親から貰えるお小遣いは、何
貯金する事は、世界が変わっても大事な事だと思う。
ベアリーチェ
「 出来ればさ、調味料と香辛料は原料じゃなくて加工されたのがほしいな。
原料があっても、加工の仕方なんて知らないからな。
加工品なら直
セフィ:セフィロート
「 分かりました。
妖精には加工品を調達させましょう 」
ベアリーチェ
「 頼むな、セフィ。
妖精さんが調達してくれた調味料や香辛料は、妖精さんが保管しててくれるのか? 」
セフィ:セフィロート
「 勿論です。
必要な時は妖精が出してくれます 」
ベアリーチェ
「 有
調味料と香辛料の確保は妖精さんに任せるとしてだ、後
≪ バルハロン王国 ≫で手に入る食材と、他国でないと手に入らない食材を知れないかな?
セフィ、妖精さんに調べてもらう事は出来るかな? 」
セフィ:セフィロート
「 ベリィは妖精使いが荒いですね。
妖精達も喜びます 」
ベアリーチェ
「 えぇっ……。
妖精使いが荒いと何
セフィ:セフィロート
「 妖精王
妖精王
妖精王
遠慮なく妖精達を頼ってください。
妖精達はベリィの役に立ちたくて仕方無いのです 」
ベアリーチェ
「 …………オレ
じゃあ、セフィが父親になるのか? 」
セフィ:セフィロート
「 妖精王
精霊も妖精も性別はなくとも、容姿は自在に変えられます 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ…。
じゃあ、セフィは女の人にも姿を変えれるのか? 」
セフィ:セフィロート
「 当然です。
子供にも老人にも姿を変えれます 」
ベアリーチェ
「 凄いな… 」
セフィ:セフィロート
「 ふふふ。
シスター姿のワタシと居
ベアリーチェ
「 マジかよ。
これは何
セフィ:セフィロート
「 皇子殿下と王子殿下達を消しません? 」
ベアリーチェ
「 消さないよ!!
何
セフィ:セフィロート
「 ライエムントが居
ベアリーチェ
「 でもさ、王子殿下達は兎も角、皇子殿下の妻になるのは他国の王女だろ?
皇子殿下を消す必要はないんじゃないか? 」
セフィ:セフィロート
「 側室にされますよ。
ベリィは皇子殿下の側妃になりたいです? 」
ベアリーチェ
「 皇子殿下の側室だって?!
冗談じゃないよ!
なりたくないに決まってる! 」
セフィ:セフィロート
「 では、纏めて消してしまいましょう 」
ベアリーチェ
「 …………で、でもさ…、今は止
セフィ:セフィロート
「 ふふふ…。
ベリィが望むなら、お預けにしときましょう 」
◎ 訂正しました。
ライムエント ─→ ライエムント