⭕ ベアリーチェの自室 13 / 日本が恋しい
5分前には椅子に座って、勉強を始められる状態にするようにした。
午前の勉強時間は、午前8時 〜 午前12時までの4時間にしてみた。
午前12時 〜 午後13時までを昼食時間にして、午後13時 〜 15時までの2時間を勉強時間にしてみる。
午後15時 〜 16時までをスイーツ休憩にして、絵本を音読する時間も確保する。
もっと上手く読めるようになったら、朗読にも挑戦してみたいと思う。
午後16時 〜 18時の2時間を勉強時間にして、午後18時 〜 19時までは夕食の時間だ。
夜更かしは厳禁だから、午後22時 〜 23時の間には就寝したいと思う。
午後19時 〜 就寝する迄は自由時間にした。
入浴をしないといけないし、クルチェ,クレル,パムから来た手紙の返事を書く時間もほしいからな。
就寝前にはワンコ姿のセフィと戯れる癒し時間も必要だ!
自分で時間割りを決めて作るなんて事、夏休み,冬休み前にしたっけなぁ。
夏の友とか冬の友に1日の計画を書く欄があったんだよな。
あくまでも計画だから、予定通りには出来なかった記憶しかない。
炊事,洗濯,掃除っていう主婦がすべき家事全般を仕事を優先して育児放棄してた母さんの代わりにオレがしないといけなかったからな……。
ハードな子供時代だったよなぁ……。
3食の食事時間には、セフィから厳しくチェックをされる中で、テーブルマナーを駆使して食事をする。
食べ方が分からない料理があったら、隣に控えてオレのテーブルマナーをチェックしながら見守ってくれているセフィに教えてもらう。
厳しく採点するセフィから合格点を貰えなかった料理に関しては、部屋に戻ってテーブルマナーの復習をする事になる。
地獄のスパルタ授業だ。
スイーツ休憩も同じで、侯爵令嬢として恥ずかしくない正しいテーブルマナーで食べれているかをチェックをされる。
貴族令嬢には避けては通れない、お茶会のマナーも学ぶ。
お母様,お姉様達,侍女達に協力してもらって、本番さながらのお茶会の場面を準備してもらって、お茶会体験をしながら正しいマナーを学ぶ。
社交会や舞踏会のマナーを学ぶ時は、お母様,お姉様達,侍女達は勿論、お父様,お兄様達,執事達にも協力してもらって、本番さながらの社交会や舞踏会の場面を準備してもらって、社交会体験や舞踏会体験をしながら正しいマナーを学ぶ。
セフィがオレの為に考えてくれた “ ごっこ遊び ” みたいなもんかな。
両親も兄姉達も使用人達も快く協力してくれるのは有り難い。
心は男だし、前世の記憶もあるけど、オレはちゃんと侯爵令嬢のベアリーチェ・シュケルハンとして頑張ってるよ!
侯爵令嬢として振る舞うのは大変だけど、侯爵令嬢に生まれてしまったわけだから、こればっかは仕方無いよな。
不自由を感じない贅沢な暮らしをさせてもらえてるんだから、少しは侯爵令嬢らしく振る舞わないと罰が当たるってもんだ。
時間割りのスケジュール( 予定 )は、こんな感じだ。
午前6時 〜 7時 ─→ 朝食
午前7時 〜 8時 ─→ 自由時間
午前8時 〜 8時50分 ─→ 1時間目
午前8時50分 〜 9時 ─→ 休憩・移動・準備
午前9時 〜 9時50分 ─→ 2時間目
午前9時50分 〜 10時 ─→ 休憩・移動・準備
午前10時 〜 10時50分 ─→ 3時間目
午前10時50分 〜 11時 ─→ 休憩・移動・準備
午前11時 〜 11時50分 ─→ 4時間目
午前11時50分 〜 12時 ─→ 移動
午前12時 〜 12時50分 ─→ 昼食
午前12時50分 〜 13時 ─→ 移動
午後13時 〜 13時50分 ─→5時間目
午後13時50分 〜 14時 ─→ 休憩・移動・準備
午後14時 〜 14時50分 ─→ 6時間目
午後14時50分 〜 15時 ─→ 休憩・移動・準備
午後15時 〜 15時50分 ─→ スイーツ休憩
午後15時50分 〜 16時 ─→ 移動・準備
午後16時 〜 午後16時50分 ─→ 7時間目
午後16時50分 〜 17時 ─→ 休憩・移動・準備
午後17時 〜 17時50分 ─→ 8時間目
午後17時50分 〜 18時 ─→ 移動
午後18時 〜 19時 ─→ 夕食
午後19時 〜 19時10分 ─→ 移動
午後19時 〜 23時 ─→ 自由時間
午後23時 ─→ 就寝
う〜ん……こんな感じになるかな?
1日8時間もセフィの授業を受けるなんで、マジでスパルタだなぁ……。
10歳でこのスケジュールはどうなんだ??
まぁ、大学生だったオレには問題ないんだけどさ。
…………他の貴族令嬢のスケジュールなんて知らないからなぁ……。
クルチェ,クレル,パムに教えてもらおうかな?
セフィと一緒に考えたスケジュールだけど──、これからは外出する機会も増えるだろうから、セフィの授業に関しては臨機応変に対応していく事になるだろうな。
それにしてもだ──、プリンが食べてぇ〜〜〜〜!!
≪ バルハロン王国 ≫にはプリンが無いんだよなぁ…。
スイーツだって、日本みたいに色んな種類があるわけじゃない。
ホットケーキやパンケーキだって無いんだぞ。
モナカもチョコレートもアイスクリームも無いんだから、チョコモナカだって作れやしない。
クレープだって無いんだよぉ〜〜〜!
ポテチも無ければ、マヨネーズもドレッシングも無い。
ご飯のお友達のふりかけだって、お茶漬けだって無い。
抑だよ、主食がパンだから、米なんて無い。
日本食が恋しい…。
外国暮らしって憧れるけど、和食がソウルフードの日本人は辛いなぁ…。
何とか出来ないもんかな?
料理長にレシピを渡して作ってほしいけど、生憎とレシピなんて無い。
自分が食べるぐらいの料理は作れても、スイーツまでは作らなかったんだよぉ〜〜〜!
オレはスイーツのレシピを書く事すら出来ないんだよなぁ…。
抑だ、令嬢は厨房に入って料理なんてしないんだよ。
子供のオレは迷ったフリをして厨房へ遊びに行ったりするけどな!
決して摘まみ食いをする為に厨房に顔を出してるわけじゃないぞ!
ベアリーチェ
「 …………シフォンケーキ,バームクーヘン,パウンドケーキ,チーズケーキ,ロールケーキ,モンブランケーキ,ベイクドチーズ,ムースケーキ,どら焼,スイートポテト,レモンケーキ,ティラミス,タルト,パイ,ショートケーキ,ショコラ,カステラ,ミルクレープ,ソフトクリーム,フェンシナ……食べたぁ〜〜〜いっ!!
スコーンもクッキーも飽きたぁ〜〜〜〜!!
マヨネーズの入ったサンドイッチが食ぁべぇたぁいぃ〜〜〜〜!!!! 」
セフィ:セフィロート
「 おやおや、ふふふ。
また何時もの発作です? 」
ベアリーチェ
「 発作、言うな!
パンも好きだけど、米を食べて育った日本人には堪えるよ…。
金さえ出せば、何時でも欲しい時に米を買える環境だった日本が懐かしいよぉ~~~~ 」




