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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 十七日目 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
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⭕ 【 ベアリーチェの誕生日パーティー 】 ベアリーチェの自室 3 / ウータンに、あばよ


──*──*──*── 誕生日パーティー・当日


──*──*──*── ベアリーチェの自室


 なんやらかんやらいろ(いろ)とあったけど、オレ(ベアリーチェ)は無事に誕生日パーティーの日を迎える事が出来た。


 待ちに待った御馳走が食べれる日だ!!


 テンションアゲアゲMAXタイフーンだぜ!!


 パーティー中に御馳走を食べれる気がしないから、料理の確保はセフィに頼む事にした。


 この世界にはタッパーが無いから料理を入れて部屋に持ってく事が出来ないのがつらい。


 なんだけど、妖精に頼めば料理を部屋に移動させる事が出来るらしい。


 妖精さん、最高にイケてるぅ!!


 妖精さんが料理を預かってくれているあいだ、料理が冷めたり、痛んだりしないらしい。


 だから、パーティーが終わったあとに、冷めてしまった料理じゃなくて、出来立てホカホカの料理を食べる事が出来るんだ!!


 妖精さんに足を向けて寝れないな!


 御馳走を食べるまで、オレは “ 侯爵令嬢ベアリーチェ ” として頑張ろうと思う。


 人間ってさ、の世界にても “ 御褒美 ” がないと頑張れないんもんなんだよ!


 オレの場合は御馳走なんだ!


ベアリーチェ

「( セフィ、デザートに出されるスイーツの確保も頼むな。

   出来れば全種類がいい! )」


セフィ

『 任せてください。

  御馳走とデザートは全種類5人前ずつ確保します。

  妖精に預けていれば、食べたい時に食べれます。

  楽しみにしていてください 』


ベアリーチェ

「( 任せた!

   妖精さんにも宜しくな )」


セフィ

『 ふふふ 』


専属侍女:ドルシー

「 お嬢様、終わりました。

  如何いかがですか? 」


 オレ(ベアリーチェ)のメイクアップをしてくれるのはドルシー(専属侍女)の役目だ。


 たった1人でオレ(ベアリーチェ)の身の回りの世話をしてくれる出来る(スーパー)侍女だ。


 ドルシー(専属侍女)はセンスがあるし、抜群にいと思う。


 可愛いに関したら、ドルシー(専属侍女)に任せておけば先ず間違いないだろう。


 ドルシー(専属侍女)オレ(ベアリーチェ)の可愛さをに引き出して、相手に見せるかって事に全身全霊を注いで全力で取り組んでくれる信頼の出来る侍女でもある。


 オレの発作ムラムラを爆発させてくれるのは、だってドルシー(専属侍女)だ。


 男の身体からだじゃなくて、ほんかったよ。


 男の象徴の●●●●が付いてたら、ヤバい事になってるからだ。


 9歳の女の子に勃起なんてしまくってたら、オレは確実に犯罪者だ…。


 ま、まぁ…それだけ姿見に映るオレ(ベアリーチェ)の容姿がげきおにレベルでヤバ可愛いって事なんだけどな!(////)


 この可愛さはガチマジでバズりそうだ。


ベアリーチェ

「 可愛いですわ〜〜(////)

  別人みたいに見違えりましたわ〜〜。

  ほんとうに…この子はワタクシですの〜〜?? 」


専属侍女:ドルシー

「 勿論ですわ、お嬢様!

  ベアリーチェお嬢様で間違いありませんわ 」


ベアリーチェ

「 ドルシーに任せてかったですわ〜。

  がとうございますわ〜〜ドルシー。

  ポッ(////)」


 オレは胸に抱いているウータン(ウサギのぬいぐるみ)をギュッと抱きしめて、頬を赤らめながら、嬉しそうに微笑んでみた。


 くぅ〜〜〜鏡越しのオレ(ベアリーチェ)、クッソ可愛いな!!


 ドルシー(専属侍女)なんて両目に涙を溜めて潤ませてるよ…。


 今にも号泣しそうだ。


ベアリーチェ

「 ドルシー、お色直しもお願いしますわ〜。

  次のドレスが楽しみですわ〜〜 」


専属侍女:ドルシー

「 お嬢様〜〜(////)」


 わぁお……本気で泣きそうだよ…ドルシー(専属侍女)


ベアリーチェ

「 ドルシー。

  ワタクシ、そろそろ行きますわ〜〜 」


専属侍女:ドルシー

「 あっ──、そうで御座いますね。

  旦那様も奥様も、お嬢様の登場を首を長くしてお待ちしてられますわ。

  ──お嬢様、ウータン様(ウサギのぬいぐるみ)には、お部屋でお留守番をしていただきましょう 」


ベアリーチェ

ウータン(ウサギのぬいぐるみ)も一緒ではいけませんの〜〜? 」


専属侍女:ドルシー

「 お嬢様、パーティー会場へウータン様(ウサギのぬいぐるみ)を連れて行くと無くしてしまう恐れがあります。

  パーティー会場は人が多いですから 」


ベアリーチェ

「 そうですの〜〜?

  ウータン(ウサギのぬいぐるみ)を無くすのはですわ〜〜 」


 オレ(ベアリーチェ)は今にも泣きそうな顔で、困ったように呟いてみた。


 まぁあね、誕生日パーティーの会場に迄ぬいぐるみを持ち込むのは、オレ自身もどうかと思う。


 ドルシー(専属侍女)の言うとおりだ。


 確かに人が多く集まるような場所に大事な物を持ち込むと、無くしてしまう可能性は高い。


 は持ち込まない方が吉だ。


 オレ(ベアリーチェ)は今にも泣きそうな顔をして、ウータン(ウサギのぬいぐるみ)をソファーの上に座らせた。


 ウータン(ウサギのぬいぐるみ)オレ(ベアリーチェ)が生まれた日に兄貴(長男)から贈られたプレゼントらしい。


 オレ(ベアリーチェ)ウータン(ウサギのぬいぐるみ)の付き合いは9年ある。


 そりゃ、愛着だって湧くってもんだ。


 幼い子供の最初の友達になるのは、大体が生まれた日に家族から贈られるだったりする。


  足の裏に生まれた日にちや名前を刺繍して生まれた日に赤ちゃんに贈るのが貴族のあいだでは恒例行事になっているらしい。


 お貴族様(金持ち)の道楽だな。


 愛着のあるを手離すわけだから、別れを惜しむようにしないとな。


 1度ソファーに座らせたウータン(ウサギのぬいぐるみ)に両手を伸ばして、掴んだら胸の前でギュッと抱きしめる。


 「 ウータン(ウサギのぬいぐるみ)…… 」と小さく呟いてみる。


 ドルシー(専属侍女)には名残惜しに見えてるかな??


 こういう仕草をわざと計算的にするのって、 “ あざと可愛い ” って言うんだったっけ??


 あざとく見えても困るんだよなぁ…。


 オレ(ベアリーチェ)は一応、天然系おっとりお嬢様を目指してるわけだから、自然体に見えないとさ。


 わざとらしく見えるのはNGなわけだよ。


専属侍女:ドルシー

「 …………お嬢様…(////)」


 ドルシー(専属侍女)ウータン(ウサギのぬいぐるみ)ベアリーチェ(別れを惜しむオレ)を見て潤んでいる。


 どうやらオレの杞憂だったようだ。


 チョロいよ、ドルシー(専属侍女)


専属侍女:ドルシー

「 さぁ、お嬢様…。

  お部屋を出て、パーティー会場へ行きましょう 」


ベアリーチェ

「 分かりましたわ〜〜。

  ウータン(ウサギのぬいぐるみ)、行ってますわ〜〜 」


 今度こそほんウータン(ウサギのぬいぐるみ)をソファーの上に座らせたオレ(ベアリーチェ)は、ウータン(ウサギのぬいぐるみ)に手を振りながらドルシー(専属侍女)と一緒に自室を出た。

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