♥ ベアリーチェの自室 10
ベアリーチェ
「 吸血鬼に産まれたら、生きるのが大変なんだな… 」
セフィ:セフィロート
「 そうでもないです。
吸血鬼は精霊の力を使えます。
精霊や妖精が見えますし、会話も出来ます。
実際に吸血鬼が魔女狩りで捕らえられた事例はないです。
当然と言えば当然ですね 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ…。
捕まった事がないんだ。
ちょっと安心したかも…。
因みにさ、吸血鬼が魔女狩りで捕まったらどうなるんだ? 」
セフィ:セフィロート
「 様々な実験台にされるのではないです?
何せ精霊の力を使えるのです。
精霊,妖精が見えて、話も出来るのですから、人体実験のし甲斐もあるでしょうね 」
ベアリーチェ
「 人体実験か…。
宇宙人みたいに身体中を弄くり回されて解剖とかされちゃうのかな… 」
セフィ:セフィロート
「 有り得ますね。
人間は昔から人体実験が大好きな人種ですからね 」
ベアリーチェ
「 …………そだな。
科学の進歩にも医学の進歩にも人体実験は切っても切り離せないもんな。
人体実験の被害者達の犠牲があるから、進歩も発展も出来たんだもんな…。
言っとくけど、非人道的で一方的な人体実験を正当化する気はないからな! 」
セフィ:セフィロート
「 ふふふ。
──ベリィ、休憩を終わりましょう 」
ベアリーチェ
「 えっ?
休憩??
今って休憩中だったのか?
オレ、てっきり勉強中かと思ってたけど! 」
セフィ:セフィロート
「 茶菓子を摘まみながらする勉強がありますか。
次は──、≪ バルハロン王国 ≫による “ 皇族と王族の違い ” について勉強しましょう 」
ベアリーチェ
「 マジかよ…。
今までのは全部、休憩中の雑談になるのかよ!?
真面目に聞いてたのにぃ!! 」
セフィ:セフィロート
「 ──始めますよ。
さっ、机に向かってください。
姿勢を正して座ってください 」
ベアリーチェ
「 …………分かったよ… 」
パンパンと軽く手を叩くセフィに促されて、オレは椅子に腰を下ろして座る。
机に向いて姿勢を正した。
セフィ:セフィロート
「 宜しい、では始めましょう。
≪ バルハロン王国 ≫でいう皇族と王族の違いは──── 」
セフィの個人授業は長いから、内容は割愛したいと思う。
簡単に言えば、≪ バルハロン王国 ≫を統治するのが皇族で、皇族を支えて、政を共に取り組んで≪ バルハロン王国 ≫を衛るのが王族って事らしい。
跡継ぎになる王位継承権第1位となる第1子を皇子,皇女と呼ぶらしい。
王位継承権第2位の第2子となる跡継ぎ候補生── 皇子殿下,皇女殿下のスペア ──達は、王子,王女と呼ばれるらしい。
≪ バルハロン王国 ≫を統治するのは国王様で、国王の妻は王妃様になる。
王国だから王様,王妃様らしい。
だから、国皇様,皇妃様には、ならないらしい。
正統な跡継ぎと跡継ぎ候補を差別化する為に、敢えて皇子,皇女,王子,王女に分けているだけなんだとか。
勝手にオレの婚約者になりやがった王位継承権第5位のライエムント王子殿下は跡継ぎ候補生になるわけだ。
皇女に関しては、男子が産まれなくて、女子ばっかりが産まれた場合の緊急処置らしい。
≪ バルハロン王国 ≫の皇族,王族は先祖代々直系の男系で受け継がれて来ているらしい。
直系の男系を跡継ぎにしてるってのは、日本の天皇制度
≪ ティトドムヒ大陸 ≫では、◯ギ◯スみたいに女系で続いている国は2ヵ国ぐらいしかないみたいだ。
どっちが良
〈 大陸の法則 〉を知っているのは主
国王には〈 大陸の法則 〉の存在と内容を国民に知らせて、守らせる義務がある。
〈 大陸の法則 〉ってのは、大陸によって内容が若干違うらしい。
どんな内容なのか気になるところだ。
〈 大陸の法則 〉の上には〈 大自然の法則 〉ってのがあって、本来は〈 大自然の法則 〉を守りながら〈 大陸の法則 〉を守るものらしい。
人間は〈 大自然の法則 〉〈 大陸の法則 〉を守るだけじゃなく、人間自身が決めた憲法やら法律やら規則やらの決まり
何
〈 大自然の法則 〉と〈 大陸の法則 〉は人間には変えられない。
違反すると相応の報いを受けるんだとか。
気を付けないとだな。
だけど、どんな法則があるのか、幾
セフィに聞いてみても、「 精霊と妖精は〈 大自然の法則 〉〈 大陸の法則 〉を守る義務はないです。内容までは知りませんよ 」って言われた。
いや、知ってるだろ!
明らかにセフィは知ってる顔してた!!
人間のご都合主義宜しく捻曲げられた間違いだらけの罰当たりな〈 大自然の法則 〉と〈 大陸の法則 〉なら聖典の中に幾らでも説かれているらしい。
本統に正しい真の〈 大自然の法則 〉〈 大陸の法則 〉を知りたいなら、世界の何
精霊や妖精にも≪ テンクゥリア ≫が何
絶対に知ってるだろぉ!!
今のオレ
セフィはオレ
未
小難しい事は分からないんだ。
うん、そういう事にしとこう!
セフィ:セフィロート
「 ──今夜は此
ベリィ、頑張れましたね 」
ベアリーチェ
「 有
この世界の世界観が少しだけ分かったよ 」
セフィ:セフィロート
「 それは良
入浴します? 」
ベアリーチェ
「 うん、してから寝ようかな 」
セフィ:セフィロート
「 では、ドルシーを呼びましょう。
待っていてください 」
ベアリーチェ
「 有
オレ
オレ
全部、セフィがオレ
◎ 訂正しました。
ライムエント ─→ ライエムント




