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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
十八日目【 ベリアーチェと専属執事 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
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♥ ベアリーチェの自室 4


 なんかせない。


 女性が活躍する場所を増やすのは別に構わないけど、女性の主張(?)を重視し過ぎて、家庭を蔑ろにするような政策を打ち出すのはどうなんだろう??


 子供から、お母さんを奪ったら駄目だと思う。


 共働きしなくても、父親の稼ぎだけで家族を養えていけるような社会を目指せないのかな??


 贅沢な暮らしにズブズブに溺れちゃってたら、質素倹約な生活なんて出来なくなるよな…。


 家族を養う為に働きたくないけれど、働かざるを得ない母親もるけど──、中には子育てをしたくないからって身勝手な理由で、赤の他人に我が子を預けて楽しい仕事に逃げる母親もたりする。


 お母さんとの触れ合いが必要な子供を赤の他人に預けて、自分を優先する母親…。


 「 母親である前に、私は女なの! 」とか「 専業主婦なんていやよ! 」とか言う人もたけど、欲張りで我が儘だなぁ〜〜〜って思う。


 勝ち組の遠吠えってヤツ??


 …………前世のオレの母親が、まさにそんな感じだったんだよなぁ…。


 子育てよりも、仕事を選んでバリバリ働いてた人。


 授業参観にも母親参観にも運動会にもお遊戯会にも発表会にも親子遠足にだっててくれた事なんて、1度だってなかった。


 お弁当が要る日があったって、弁当なんか1度だって作ってくれた事なんてない。


 お総菜と弁当箱がテーブルの上に置いてあって、「 自分で詰めてね 」って書き置きが置いてあった。


 弁当箱なんて洗ってないから、先ずは弁当箱を洗う所から始めないといけない。


 ご飯はレンジでチンするヤツだ。


 家にお金を入れて、不自由な暮らしが出来る環境を作って、人よりちょっと多めのお小遣いを渡して、いい学校に子供をかよわせとけば育つだろう──って考えてるような母親だった。


 仕事を理由にしてどう(どう)と育児放棄するなんて、なんつ〜〜母親だよ。


 「 寂しい 」とか「 お母さんの手料理が食べたい 」とか「 母親参観にて 」なんてひとたび言えば、「 我が儘言わないで。━━━━は、いい子でしょ。お母さんを困らせないで 」なんて言われる始末。


 母親は大好きな仕事に専念したいから、主婦業なんて丸投げ状態で、部屋の片付けや掃除,洗濯,料理は自己流だけどオレが全部やってた。


 両親はお金を持っていたから、自分達の衣服類だけは、クリーニングに出してたっけな。


 「 高価な衣服類を子供になんか洗わせられない 」って言ってたな〜〜〜。


 そもそも、はなっから洗わねぇよ!!


 さん(ざん)子育てを放棄して、子供を放ったらかしといてだ、高校を選ぶ時だけ母親ズラして口を挟んでやがった。


 オレが寮生活をいられる男子校に入れられたのには、両親の都合を優先させる為だった──って事を知ったのは、高校1年の夏休みに実家へ帰った時だった…。


 オレが実家へ帰ると、知らない男と知らない子供が母親と楽しそうに仲睦まじく暮らしてた。


 オレを男子校に入れたあと、どうやら両親は離婚したらしい。


 御互いに仕事をとおして知り合った相手と不倫をしていて、父親は家を出て不倫相手と海外で暮らしているらしい。


 母親は不倫相手と不倫相手とのあいだに産まれた双子の子育てを楽しそうにしていた。


 オレの時には雇ってさえくれなかった家政婦がて、ベビーシッターまで雇っていた。


 まさに、絵に描いたような幸せ家族の姿が、オレの目の前にあった。


 オレは一体、両親のなんだったんだろうな??


 産まれたらいけない子だったのかな??


 夏休み中はバイトに明け暮れようと思ってたけど、双子の子守りを強制的にさせられたっけなぁ…。


 なんの為にベビーシッターを雇ったんだよ?


 一緒にお茶したり、買い物に出掛けたり、マッサージしてもらう為かよ?!


 実家でオレの味方は家政婦さんだけだった。


 家政婦さんには夏休みのあいだに色んな事を教えてもらった。


 家政婦さんは、オレの “ お母さん ” みたいな人だったよ。


 問題だったのは、新しい父親だった。


 新しい父親は、オレが大嫌いなBL野郎だったからだ!!


 学校だけじゃなくて、実家に帰っててからもBL野郎に悩まされる羽目になるとは思っても見なかったよ、マジでな!!


 …………今、思えばさ……さん(ざん)だったのは、高校生活や大学生活だけじゃなくて、家庭もだったんだな〜〜〜。


 確かに、お金や()の生活に不自由はなかった。


 両親が稼いで家に入れてくれていた給料のお蔭だ。


 だけど、オレの家庭事情はロクでもなかったよ…。


 女性の社会進出を支援する政策には反対しないし、必要な政策でもあると思う。


 だけど…、母親を家庭から引き離す手助けをするような政策は進めないでほしかった…。


 大人おとなの都合を優先させた政策の1番の被害者は、だって無力な子供なんだよ…。


 オレの母親自身にも大いに問題はあったんだけどさ…。


 ………………どうでもいいよな。


 だってさ、今更だもんな。


 別世界に生まれ変わったオレには、もう関係無い事だもんな〜〜〜。


 もと一国民のしがない心の叫びだよ。


 うん、今のオレには関係無い!!


 今の家族は、前世の家族なんかとは比べ物にならないぐらい、いい家族だと思う。


 頻繁にお母様と会う事はないけれど、屋敷のかには必ずてくれるし、食事の時は顔を合わせて一緒に食べれる。


 兄姉きょうだいも多くて賑やかだしな。


 オレは好きだよ。


 今の家族が大好きだ(////)


セフィ:セフィロート

「 ──ベリィ、どうしました? 」


ベアリーチェ

「 えっ??

  どうかしたか? 」


セフィ:セフィロート

「 表情がコロコロと変わって面白かったです♪ 」


ベアリーチェ

「 えぇっ?!

  オレ……、顔に出てたのか?? 」


セフィ:セフィロート

「 はい♪

  ベリィの百面相は面白いです♪ 」


ベアリーチェ

「 百面相って……。

  オレは怪盗じゃねぇよ… 」


セフィ:セフィロート

ほんとうにどうしました?

  疲れました? 」


ベアリーチェ

「 ちょっとな……前世の事を思い出しちゃってさ…。

  前世の両親の事を考えてたんだ…。

  オレにとってはロクでもない両親だったな──ってさ… 」


セフィ:セフィロート

「 そうでしたか 」


ベアリーチェ

「 御免な…勉強中に他事なんか考えてて… 」


セフィ:セフィロート

「 一息付きましょう。

  紅茶を淹れます 」


ベアリーチェ

「 うん、がとな 」


 …………はぁ…。


 憂鬱な気分だ…。


 前世でオレが死んでからなんねんぐらい経ってんのかな……。


 オレが死んだ事を悲しんでくれるような心優しい誰かが…1人でもてくれたのかな…。

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