表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
三十日目【 滞在五日目 】 マチルフォント公爵領 マチルフォント公爵邸
158/575

✒ 庭園


──*──*──*── 庭園


 子供部屋でクルチェ(クルチェール)朝食モーニングを済ませたオレ(ベアリーチェ)は、クルチェ(クルチェール)の部屋に寄って、下働きの使用人が着る衣服を貸してもらった。


 クルチェ(クルチェール)の部屋を出て、中庭をとおり過ぎて向かったのは、庭園の中にある噴水前だ。


 そう言えば、木登りをする約束もしていたっけ。


 この格好なら木登りしたって大丈夫そうだな。


ベアリーチェ

「 クルチェ〜〜、あとで木登りをしたいですわ〜〜 」


従姉:クルチェール

「 木登り?

  あぁ、庭園を見渡せるんだったな。

  いいよ、あとで木登りのコツを教えるよ 」


ベアリーチェ

「 嬉しいですわ〜〜 」


 ヨッシャア!!


 登り棒なららく(らく)登れてたから、多分だけど木登りも出来る筈だ!











──*──*──*── 噴水前


従姉:クルチェール

「 ──が噴水だよ!

  女神像が持っている魔鉱石に魔法を当てると、女神像が動いて水の出方が変わるんだ 」


セフィ:セフィロート

「 成る程…凝った仕掛けですね。

  飛天族をモチーフにした女神像とは、セイスがいですね 」


従姉:クルチェール

「 えへへ(////)

  女神はシェリーお祖母様(シェリアンナ)

をモデルにしてるだ。

  翼を生やしたシェリーお祖母様(シェリアンナ)、似合うだろ! 」


ベアリーチェ

「 お似合いですわ〜〜 」


 まぁ、実際には正真正銘の飛天族だけどな。


 クルチェ(クルチェール)は飛天族,吸血鬼エンパア,人間の血が混ざってるんだよな……。


 クルチェ(クルチェール)も老化が遅いのかな??


従姉:クルチェール

「 セフィロート、頼めるかな? 」


セフィ:セフィロート

「 お任せください、クルチェール様 」


 セフィは女神像が持っている魔鉱石に向かって魔法を注いだ。


 すると女神像からガコン…という音が聞こえて動き出した。


 女神像の台がゴゴゴゴ…って音を出しながら動くと、出ている水の出方が変わった。


ベアリーチェ

「 ──ほんとうに変わりましたわね〜〜 」


従姉:クルチェール

「 はぁぁぁぁ〜〜〜。

  凄い……。

  セフィロート、次の魔法も頼むよ 」


セフィ:セフィロート

「 畏まりました、クルチェール様。

  ワタシの使える魔法を全て試してみましょう 」


 そう言うとセフィは女神像の魔鉱石へ魔法を注ぐ行為を繰り返した。











 セフィが女神像を1番最初の位置に戻し終わってくれたあとも、クルチェ(クルチェール)オレ(ベアリーチェ)の興奮は覚めなかった。


 いや、ほんに凄かった!!


 いいもんを見せてもらえたよ!!


 これはい思い出になる事、間違いなしだ!


 クレル(クレリエンヌ)パム(パムミメーラ)にも見せてあげたいよ!!


 噴水と女神像がひょうの被害を受けて壊れなくてかったぁ〜〜。


従姉:クルチェール

「 セフィロート、がとな(////)

  オレも初めて見る女神像の動きや水の出方があって、驚いたよ!!

  セフィロートはなんでそんなに沢山の魔法が使えるんだ? 」


セフィ:セフィロート

「 亜人類は人類より覚えられる魔法,使える魔法が多いです。

  1人でなん種類もの属性魔法を扱えるのも亜人類の特徴です 」


従姉:クルチェール

「 そうなんだ…。

  セフィロートは色んな魔法が使えて凄いな… 」


セフィ:セフィロート

「 ワタシなどまだ(まだ)ヒョッコです。

  使える魔法は多くても、れも初級ですからね 」


従姉:クルチェール

「 そうなの?

  初級でも魔法が使えるだけ凄いよ!

  オレなんて魔法を使えないもん… 」


セフィ:セフィロート

「 噴水も見ましたし、美術の授業を始めましょう 」


 セフィは持ってていた美術道具を貸してくれる。


 クルチェ(クルチェール)オレ(ベアリーチェ)に渡されたのはスケッチブックと鉛筆だ。


 んんん??


 鉛筆…だと?!


 この世界に鉛筆があるのか??


ベアリーチェ

「{ セフィ、これって鉛筆…… }」


セフィ:セフィロート

「 初めて見る道具でしょうから簡単に説明します 」


 セフィはスケッチブック,鉛筆,クレパスの使い方を丁寧に教えてくれる。


 お絵描きセットを貸してもらったクルチェ(クルチェール)オレ(ベアリーチェ)きたい物を探して庭園内を歩き回る。


 初心者なんだから、簡単な花がいよなぁ。


 いや、別に花じゃなくてもいんだけど……。






 スケッチブックに鉛筆で下書きをしてクレパスで色を塗ってもいし、スケッチブックに直接クレパスで絵を書いてもい。


 オレ(ベアリーチェ)はスケッチブックに直接クレパスで絵をく事にした。


 吹いてる風が気持ちい。


 美術の授業もたまにはいかも知れないな。











 絵をき終わったあとクルチェ(クルチェール)オレ(ベアリーチェ)はセフィに見守られながら、木登りを楽しんだ。


 棒登りと違って、木登りにはコツがった。


 登り慣れているクルチェ(クルチェール)と違って、オレ(ベアリーチェ)は木登りに悪戦苦闘する羽目になったけど、これはこれで楽しいからしだ!


 クルチェ(クルチェール)に木登りのコツを教わりながら、なんとか木登りを達成出来たオレ(ベアリーチェ)は、クルチェ(クルチェール)と一緒に木を上から庭園を見渡す事が出来た。


 写真に撮って記念に残したいぐらい眺めがかった。


 動画で残せるスマホ(スマートフォン)が手元に無いのが悔やまれる。


 実に惜しい!!


 技術者にでも転生した誰か、作ってくれないかぁ。


 魔法で動かせるスマホ(スマートフォン)だったら、セフィがてくれるからオレ(ベアリーチェ)にも使えるもんな!


 頼みます、誰か、スマホ(スマートフォン)を作ってくれぇ〜〜〜!!


 木登りを堪能したオレ(ベアリーチェ)クルチェ(クルチェール)はセフィに促されて庭園を出る事になった。


 昼食ランチの時間だから屋敷へ戻って、子供部屋に向かう為だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ