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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
     【 突然の来訪者 】 マチルフォント公爵領 マチルフォント公爵邸
146/575

✒ 食堂 5


セフィ:セフィロート

「 大丈夫です。

 { ジークリンデ達は妖精に守らせてます。

   攻撃を受けてもダメージを受けません }」


ベアリーチェ

「{ がとな、セフィ }」


 マージョリナが魔力の塊を放ったけど、6つの魔力の塊は消え去った。


 消え去った──って言うか、呑み込まれて消えたように見えた。


 確かにジークリンデ様達に届く前に魔力の塊は消えたから、誰も怪我をしていない。


 かった〜〜〜。


魔女:マージョリナ

「 ──っ、また?!

  妖精が邪魔したのねぇ!! 」


魔女:マジョリータ

「 お前…いい加減におしよ。

  そんなに飛天族が欲しいなら、サバトが済んでからにおし!

  天上界に行ってな 」


魔女:マージョリナ

わざ(わざ)天上界に行かなくても、るのよぉ! 」


魔女:マジョリータ

「 マージョリナ……。

  アタシの──母さんの言う事が聞けないのかい? 」


魔女:マージョリナ

「 お母様…… 」


魔女:マジョリータ

「 杖を仕舞いな。

  アタシは襲いにたんじゃないんだよ。

  マチルフォントは、マージョリーの身内なんだ。

  愛娘の身内を襲う気かい? 」


魔女:マージョリナ

「 ………………どうしてそんな事を言うのよぉ…。

  お母様……おかしいわよぉ 」


魔女:マジョリータ

「 馬鹿だねぇ、お前は!

 { には確かに妖精がるよ。

   それは間違いないんだ。

   だけどねぇ、さっきより妖精の数が増えたんだよ。

   お前の魔法を無効化する程の妖精が部屋にはるんだ。

   妖精を呼び出した奴が中にるのさ }」


魔女:マージョリナ

「{ ……妖精を呼び出せる奴がるの?!

   それって誰なの?! }」


魔女:マジョリータ

「{ 分からないねぇ…。

   魔女のアタシに分からないようにしてるのさ。

   相手はうわだよ }」


魔女:マージョリナ

「{ お母様にも分からないのぉ? }

 ( お母様よりもうわって事ぉ?

   ………………気に入らないわぁ… )」


「 全く…急になにしにたってんだい?

  お祖母様,お母様! 」


 食堂の開け放たれた両扉から入ってたのは、全然露出してない女の人だ。


 だけど…「 お祖母様,お母様 」って言った。


 ──って事はだ、この人がマージョリー・ダルファシクなんだ…。


 やっぱ…胸でけぇ……。


 魔女ってみんなデカ乳なのかな??


 動くたびに上下に揺れるが3つもあるぅ〜〜〜。


  がんぷくぅ〜〜〜(////)


魔女:マジョリータ

「 マージョリー!

  やっとたね。

  遠くからわざ(わざ)訪ねてたんだから、待たせるんじゃないよ!

  ──それにしても随分と地味な格好してるねぇ。

  誰かの葬儀中かい? 」


魔女:マージョリー

「 これは普段着だよ!!

  たく、一体なんの用なんだい?

  ≪ 魔界 ≫からる程の事でもあるのかい? 」


魔女:マジョリータ

「 サバトが開かれるんだよ。

  今回のサバトには魔女の末裔も出席する事になってるんだ。

  強制だから、断れないよ。

  アンタには娘がたよねぇ 」


魔女:マージョリー

「 サバトか…。

  あぁ、3人居るけど娘達もサバトに出席させろって事だね? 」


魔女:マジョリータ

「 そのとおりだよ。

  招待状は既に送ってあるから、今夜には届くだろう 」


魔女:マージョリー

「 それを伝える為にわざ(わざ)たのかい? 」


魔女:マジョリータ

「 アタシはサバトの集会場と此方こちら側を繋げるゲートを作る為にたんだよ 」


魔女:マージョリー

「 成る程…、お祖母様は大役を任されたわけだね。

  ──でぇ、お母様はなにをしにたんだい? 」


魔女:マージョリナ

「 ワタシは観光よ♥

  魔女の末裔達を誘導する為もあるけどぉ 」


魔女:マージョリー

「 あぁ…そうかい…。

  それで、魔法をブッぱなしてたのは──、お母様かい? 」


魔女:マージョリナ

く分かったわねぇ。

  そぉよぉん、ワタシよ♥ 」


魔女:マージョリー

「 …………頼むから、ではくれ(ぐれ)も馬鹿な真似だけはしないどくれよ 」


魔女:マージョリナ

「 いやぁねぇ?

  馬鹿な真似ってなによぉ〜〜 」


魔女:

「{ 妖精王(精霊)る前で魔法をブッぱなつような事だよ!! }」


魔女:マジョリータ

「{ 妖精王(精霊)だって?!

   るってのかい?

   冗談はベッドの中で言いな! }」


魔女:マージョリー

「{ 冗談なもんかい。

   アタシは正気だよ!

   誰かは分からないが、確かにマチルフォント邸の中に妖精王(精霊)る事は間違いないんだ。

   アタシは直接会ったし、話もした。

   嘘じゃないよ。

   御丁寧に手紙までアタシに寄越したんだからね! }」


魔女:マジョリータ

「{ 手紙だって?

   妖精王(精霊)が魔女のお前に手紙を出した?!

   信じられないねぇ… }」


魔女:マージョリー

「{ 信じられないなら、見せてやるよ。

   アタシの部屋にな。

   手紙を見せてやるよ }

  ──お母様、折角たんだ、アタシの部屋へ招待するよ。

  てくれるだろう? 」


魔女:マージョリナ

「 ………… 仕方無いわねぇ…。

  いいわ……行けばいいんでしょう?

  ねぇ、マージョリー、貴女なら中の誰が飛天族なのか知ってるんじゃないのぉ?

  教えてぇん♥

  死体が欲しいのよぉ~~~ 」


魔女:マージョリー

「 お断りだよ!

  なにが飛天族だい。

  そんな奴らは、とっくの昔に滅んじまってるよ!

  アタシが最後に見た飛天族は同族同士で戦争して自滅して全滅したんだよ。

  生き残りなんて人っ子1人やしないのさ!

  夢みたいな事を言ってないで、アタシの部屋にとくれよ! 」


魔女:マージョリナ

「 全滅なんてしてないわよぉ…。

  ワタシには分かってるんだからぁん 」


魔女:マジョリータ

「 マージョリナ、サバトが済んだら天上界に行ってな。

  天上界が滅んでたら、飛天族は諦めな!

  ──行くよ! 」


魔女:マージョリナ

「 待ってよぉ〜お母様ぁ〜〜〜 」


 3人でなにやら話し合ったあと、マジョリータとマージョリナはマージョリーのあとを追って食堂を出て行った。


 どうやらなんは去ってくれたみたいだ。


 やれやれだな……。


 マージョリーがも飛天族の事を否定するなんて思いもしなかった。


 なに()ゆう()でもあるのかな?

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