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女教師異世界に転移する

紅「よっしゃー!私の物語だ!!」

「礼!」


「「「「ありがとうございました!」」」」


「秋ちゃん先生。」


「どうしたの?」


「今度の試合でかったら、みんなでパーティーしたいな~。なんて。」


「いいけど。そうね~。」


「?」


「あ、ふふふ。私結構食べるし、みんなも食べるだろうから、

 お金を親に借りようかなやんだの。」


「えー。そんなにスタイルがいいのに。本当?」


「本当。あ!そうだ、試合で思い出した。選手発表をしないと。

 みんな。着替えたら、また、剣道室に集合!」


「「「はい!」」」


私は風間紅葉。古くからの退魔師の家系に生まれ私も手伝いをしてきた。

そんな私も社会人1年目。中学校教師になり、剣道部の顧問になった。

周囲の先輩も保護者の方も今のところいやな人はいない。

生徒たちも私を慕ってくれる。


ーガチャー


「え~っと。メンバー表はっと。」


「おう。風間!また、忘れ物か?生徒の時から変わらないな。」


「先生も教頭になっても変わりませんね。今から着替えて、

 生徒に今度の試合の話をするんです。」


ーバタンー


「夏休み明けの避難訓練と文化祭の資料頼むぞ。」


「ああ、そちらは、実は、家族に手伝ってもらって、もう少しでできそうです。」


「ふっ。相変わらず、そう言ったことは苦手か。まあ、いい。

 それもお前の実力だ。期日までに提出してくれればいいさ。

 で、今度の試合はいつだっけ?」


「3週間後ですね。まあ、気負わず頑張ってもらえればと思います。」


「そうだな。」


「さて、行きますね。」


「おう。」


ーぱたぱたぱたー


「ふっ。元気だね。そういえばあいつの弟は今年成人式だっけな。

 あうのが楽しみだ。おやっ?そそっかしいね。剣道室の鍵を忘れてる。

 見回りがてら、持っていきますかね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「キャー!!」


「何!?」


「せ!先生!」


「こ!これは!」


黒い手が複数、生徒たち7人をとらえて、

自らが生えている黒い穴に引きずり込もうとしている。


「み!皆!」


「助けて、先生!」


「ま、待ってて!」


紅葉は急いで、みんなにつかみかかるが、思いのほか力が強い。


ずりずりと引きずり込まれる。


黒い穴に近づくにつれて、魔素が強くなるのを感じる。


「お願い!」


その瞬間紅葉の腕輪から、武器たちがでてきて、手伝うが、

それでもずりずりと引きづりこまれる。


「無理か・・・。どうにかみんなには伝えないと・・・。」


「こ、これは!風間!!」


「教頭先生!お願いです!お兄と流治に!調査を!」


そう言い残して、紅葉は黒い穴に引きづりこまれた。


しばらく、教頭は呆然と立ち尽くして、

我に返ると紅葉に頼まれた通り、

昔から関わりがある風間家に急いで連絡をした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「召喚陣。しかも強力なやつ、か。」


「秋姉も吸い込まれた。と考えると軍勢系。」


「教頭が近くにいたのに、該当しなかった。と考えると剣士、騎士系の能力者。」


「で、どうすればいい?」


「さすがですね。落ち着いて。」


「これでも、内心平常ではないんだがね。お前らが中学校の時の経験がなければ、

 今頃、慌てふためいているよ。」


「その節は大変ご迷惑をおかけしました。」


「で、どうする。」


「一応、手は考えています。」


「風間家の別荘を私用で提供。試合まではそこで、練習。

 着替えやその他の物品はこちらで提供。」


「1週間ぐらいしたら連絡できるように頑張ります。」


「それまではどうにか伸ばしてください。」


「わかったよ。」


「さて、がんばりますか。」

紅「あれ?私だけ?みんなは?」

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