謎の始まり
焦って書いたので変なとこが多いかも知れませんが
よろしくお願いします。
えーと、というわけで俺は勇者と同じ症状...。
「「.................えっえええええええええ!?」」
また、詩織とシンクロした。
聞いた瞬間は落ち着いていたが冷静になって
考えると叫ばずにはいられなかった。
「勇者って...」
「はい、あの魔王を倒した勇者」
「もちろん強い...ですよね?」
「はい!強いです!」
「そんな人と俺の症状が一緒だなんて...」
「李玖〜もしかしたら勇者〜?」
「ないと思う」
そんなことはないと...思う。
だって、魔力量少ないし、戦闘経験ないしな。
でも、それを抜きにしても1つ疑問がある。
「あの、先代勇者ってこの世界の人ですか?」
そう。この質問。
「...........」
なにその沈黙。俺がおかしなこと言ってるみたいじゃん。
やめてほしいなぁ。
すると、やっと口を開けた。
「そうではないかと言われてます。
でもっ!何故分かったのです?その情報はギルドの者しか知らない情報のはずです!」
「なんとなくですよ。思いっきり勘です」
「そうなのですか」
「はい、なんかすいません」
「い、いえ!こっちが荒ぶってすいません」
「とんでもないです。でも、何故その情報はギルド限定の情報なんですか?」
「それは勇者様が、何も知らない様な頼りがえのない者ではいけないと思いギルドにしか言わなかったそうです」
「すごい人だったんですね」
でも、なんかその勇者俺と似た感じがする。
力とか能力じゃなくてなんかもっと深い繋がりがある気がする。
「でっ、では!話題を変えましょう!最後はステータス確認ですよ!」
うわぁー無理やり変えたー。
「どーやって見ればいいんですか?」
久しぶりに詩織が口を開いた。
そういえばほったらかしだったなぁ。ごめん詩織。
「ステータスと言うと出てきますよ」
すっげーRPGっぽい。いいなこういうの。
「「ステータス」」
小鳥遊詩織 Lv12
職業
【上級魔法使い】
スキル
【魔法力up】
【ファイアーボール】【サンダーアロー】
【ウィンドカット】【ウォーターボム】
長谷川李玖 Lv15
職業
【冒険者】
スキル
【経験値up】【二刀流】【剣術】
【身体強化魔法】【???】
結局、あの後俺は冒険者を選んだ。
2人は気に入ったスキルを覚えた。
【二刀流】!!夢だったんだ!
2人のLvが上がっているのは、シュンさん達が
【ブラックベア】を倒した時に一緒にいた、つまり同行したいた扱いになり経験値を得たそうだ。
そしてその時から、俺は【経験値up】が発動していて詩織よりLvが高いってわけだ。
「では、この冒険者プレートをどうぞ
無くさないで下さいよ?次発行する時すごく時間かかりますからね?」
「はい気をつけますね」
「了解です」
「それと李玖さん、このスキル【???】は今まで何十人と冒険者の人を見てきましたがこんなのは見たことがありません」
「そうなんですか...しかもこのスキル使えないんですよ」
「それは...困りましたね。」
「はい。でも今のとこ悪いこともないですし大丈夫かなって」
「あの李玖さん。それのスキルが分かったら報告してくださいませんか?」
「いいですけど、なんでですか?」
「ギルドはスキル集などの書物も出しているのでそのためですね」
「そうなんですか。分かりました」
そして、俺たちは受付のお姉さんに別れを告げ
初めてのクエストに旅立った。
読んで頂きありがとうございました。
まだまだ続く予定なのでよろしくお願いします!