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008、エルフのことを色々聞いてみたりした




 それから。



 俺は時々ダンジョンでスライム退治をすることとなる。


 装備は金属バットに加え、装備も新たに加えた。


 ヘルメットや野球のチェストプロテクター、レガースなどだ。


 外見はアホみたいだが、スライム相手にはかなり役立った。



 多い時には一日5匹くらい退治したことも。


 しかし、毎日ではない。



 たまにやる、ストレス発散と運動不足解消みたいなものだと受け入れることにした。


 それ以外では、ライカが同居人になったことでまた変化も増える。



 ライカのことについて、人に説明するのに毎度苦労した。


 何しろ、俺みたいな男と彼女ではあまりにも不釣り合いだ。



 しばらく彼女との生活をダラダラ過ごすうち、



(これではいかん。もったいない……)



 と、思い直す。



 せっかく異世界のエルフというとんでもない『素材』があるのだ。


 一応漫画家のはしくれとしてほっておけぬ。



 なので、ライカから異世界のことを色々取材してみた。


 エルフの生活、文化、生活環境などなど。



 ざっと聞いたところによれば。



 彼女の故郷であるエルフヘイムは基本巨大な山であるらしい。


 そういえば、スメール山とか言っていたなあ。


 聞けば巨大な大陸に、巨大な山が一個ボンと乗っかっている。そんな感じらしい。



 大陸の周辺は堅牢な山脈と海に囲まれ、非常な難所だとか。



 スメール山の頂点には、エルフを治める女王が住み、それが彼女の母だという。



 あまり厳密な区分はないが、エルフは大別して3つの階層に分かれる。


 ハイエルフ、ミドルエルフ、ローエルフの3種だ。


 ハイエルフは高い魔力や能力を有する上位種で、王族はこれにあたる。


 ミドルはそれよりも劣り、スメール山の基本的な構成員。


 最後のローエルフは、山のふもとや外界に住む。


 力や魔力も弱く、あまり大きな魔法も使えないという。


 ローは年月をかけて修業を積み、一定のレベルに達するとミドルクラスになれる。


 そこからハイクラスになるには、さらに長い修練が必要らしい。


 実に気の長い話である。 またエルフの王位というのは血統ではなく、実力で決まるものらしい。


 ライカの母である女王も、元はローだったという。


 それが外界で長い間奴隷として修業を積み、実力で王位を手にした。


 何だか、浪漫あふれる話ではないか。



 俺はそれらを聞き取りながら、漫画にしてみた。


 スメール山の建築物や、動植物、文化などなど。


 実物をライカの魔法によって、映像としてみることができたのが嬉しい。



 あまり絵がうまいわけではない俺だが、できるだけ細かく描いた。


 そうして描きあがったものを、ネットにアップする。


 SNSで大反響。



 ……というわけにはいかなかったが、それでも一定の反応はあった。



 特に衣服や装飾品を褒めてくれる人が多い。



「俺がデザインしたわけじゃないんだけどなあ」



 そう思うとちょっと気が引けたが、応援が来るのは嬉しい。


 というか、漫画に描かずにライカの出す映像をそのままアップした方が早くね。


 ちょっとそう思ったりしたが、それは何か違う気もする。


 なので、まあボチボチと描いてアップ日々だった。



 ライカはネットで囲碁や将棋を楽しんでいたが、最近麻雀も覚えたらしい。


 一度本物を打ってみたい、と俺にねだるようなってしまった。






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