表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君と、あなたと、出会えたのは、あの夜空に輝く花火があったから……

作者:さかき原枝都は
はじめに、この物語は震災によって傷ついた心を表すだけの物語ではありません。
基本コンセプトは「人は人によって失った己を見出す」
そして人は一人きりでは生きて行けない。繋ぎ合わさる幾重もの心が支え合い一歩を踏み出す事が出来るように成長する人物(キャスト)達を描写した物語です。
震災と言う恐怖。そして最愛なる人を失くした心のかけら……
互いに干渉し反発し、そして求め合いお互いにその一歩を前に歩む。
この物語は大きな二つの主軸なる物語。
この物語で……あなたのその一歩のお力になれれば幸いです。

     ◇◇

3.11あの日私のすべては失われた……

母親と二人暮らしだった私、蒔野巳美は、あの東日本大震災ですべてを失った。

たった一人の家族だったお母さん。そして本当に私の事を想い見ていてくれた彼氏。あの日起こった津波は私のすべてを洗い流してしまった。

罹災した私は親戚をたらい回しされた挙句、秋田県大仙市へ来た。そこでの私の生活は孤独と言う言葉以外何もなかった。その孤独感は私の心を食い病み次第に震災の恐怖感を呼び起こす。

あの日、花火の日。出会ったあの人は、そんな私の心に陽の梯子をかけてくれた。

杉村将哉、彼は重度の「 PTSD 」 心的外傷後ストレス障害となった私の主治医(補佐)として私の前に現れた。
だがその彼もまた心に大きな傷と悲しみを抱いたままだった。

秋田県大仙市大曲で開催される夏の花火大会。
そこで出会う二つの傷ついた心。

赤く青くそして金色に夜空を輝かせる花火。その色々は瞬(またた)く間に変化していく。
そう私達の心の様に……

人は一人きりでは生きていけない。
人は支えられて、そして人を支えて生きている。

あの震災はもう過去の事になったが、その想いと教訓を忘れないために。

そして一歩を歩むために。

この物語は始まる。
一年に一度、夜空に咲き誇る大輪華のしたで
Ⅰ 蒔野 巳美(まきの ともみ)
Ⅰ 杉村 将哉(すぎむら まさや)
1.希望の彼方
2017/10/13 19:00
2.希望の彼方
2017/10/20 19:00
3.希望の彼方
2017/10/27 19:00
Ⅱ 蒔野 巳美(まきの ともみ)
梯子
2017/11/03 19:00
1.気持ちの変化
2018/01/05 19:00
2.気持ちの変化
2018/01/12 19:00
Ⅱ杉村雅也(すぎむら まさや)
最後の花火
2018/01/19 20:00
2.最後の花火
2018/02/09 20:00
3.最後の花火
2018/02/16 20:00
4.最後の花火
2018/02/23 20:00
辻岡 歩実香(つじおか ふみか)
1.幻影の中で……
2018/03/09 20:00
2.幻影の中で……
2018/03/16 20:00
3.幻影の中で……
2018/03/23 20:00
1.あなたへ……
2018/04/13 20:00
2.あなたへ……
2018/04/20 20:00
3.あなたへ……
2018/04/27 20:00
4.あなたへ……
2018/05/04 20:00
想いは永久に
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ