03 香月泉 著「箱庭遊び」
主人公:お世話になってる香月泉さんも、参加したい。
と言う事で、現在連載中の『箱庭遊び』の主役が研究所遊びに来てくれましたー……また男か……カイン・ローラン、入って来いよー。
カイン:男で悪かったな。折角土産を持ってきてやったというのに。
主:おっ。気が利くな!なになに〜?
カ:ほら、これが好きなんだろ?(バケツいっぱいの蛙のタマゴ差し出し)
主:いや……お前から貰っても嬉しくねぇからな………何?創造主するお前も、蛙の天地創造したいの?(ゲンナリ)
カ:おかしいな。蛙のタマゴをつまみに死者の魂をかぎ爪で奪い取る鳥……のようなおっさんと酒を飲むのが好きだと聞いたような……(困惑)
主:………その事前知識、誰から聞いたんだよ……てか、男と呑んでもつまんねぇし。
これ、返すぞ。池でも戻して来い。
カ:……(そっとバケツを部屋の片隅に置いて)……さて今日、僕はお前の天地創造を学びに来た訳なのだが。
主:そうそう、本題それだよ。創造主同士交流しよう的な。
……俺の天地創造?まず惑星作るところから開始な。周りの衛星とか太陽なんかも揃えてスタートだ。
カ:惑星から?ちょっと実際に見せてくれないか?
僕の方だと元々地表は出来ていて、地殻変動やら酸素濃度やらの設定を……。
―暫し科学者トーク―
カ:そういえば7神の世界では人類をほぼ好きなように作り出せるとか聞いたのだが。
主:あ、美少女でも創る?ハーレム最高だぜ?
カ:び、美少女?ハーレム?見目良いのを創ったからって何になるというんだ。
生態や能力が変化する訳でも無し……。
主:何言ってんだよ。身体の器官や性能も自由に設定して創れるんだぜ?
女だけでも繁殖できる器官創ったし。だったら、おっさんやゴリマッチョばっかより良いよな?
カ:確かに……それは一理あるな。ならばそれを元に他の足りない部分を補えばより一層良いものが出来ると思う。
己だけでも身を守れるような強さ……つまり筋肉が必要だと思う。
主:え?良いけど。どんくらい?アスリート並みあれば良い?
カ:それだと野生の獣に勝てる気がしない。もっと必要だろう。
そうだな…言うならば筋肉神が舞い降りたかのような……!
主:良いけど……お前、中々面白い趣味してんな……肉体強化じゃなくて、知恵を付けたらどうだ?
人間なのに獣と同じじゃ持ち味活かせてねぇだろ?
カ:生きる知恵は己で学び、身につけるだろう。そこは何とでもなる。
どうせなら何とでもならない部分をだな……こう、筋肉量を増やし骨格もそれに耐えうるように男性ホルモンを多くして……これだ!これしかない!!(身長三メートルはありそうなガチムチマッチョな女性像を提示)
主:それさ、女の身体でやる事じゃなくね?男性ホルモンわざわざ増やすなら、男でやればいーじゃん?
そんな男みたいなマッチョ好きって、お前ゲイとかなの……?(後ずさる)
カ:いや、女の方がストレス等の精神面が男より遥かに強い。よってメインは女で…………おい、なんで後退るんだ。
ちょっ……変な考えをするんじゃない!蛙のタマゴ投げつけられたいのか!?
主:……でも、男性ホルモンそんだけ大量にして、バランス崩れて……酷い月経不順……停止……?とか起きてるし、それ、精神的にも女と言えるのかなぁ……まぁ、いいなら創るけどさ(ガチムチ女性世界を創ってみせる)
カ:なぁ、これ僕の世界と同じように今創った世界の中に入れるんだろう?ちょっと行ってみないか?
主:出来るぞ、ちょっとお前行ってこいよ。こっちのダイブは初めてだろうから慣れるまで裏でサポートするぜ?(いや、行きたくねぇし……)
カ:そうか、じゃあお言葉に甘えさせて貰おうか。こちらの世界は僕の世界より発展しているから勉強になりそうだ。
-異世界ダイブ-
カ:此処が7神での世界なのか。流石に箱庭より広いな。
これは興味深…………あっ……う、うわぁああああああああああああっっ!!7神主人公!7神主人公!!ちょっと早く来てくれ!!緊急事態だ!!
主:(カインに直通会話)え、上から見てるぜ?なんだよ、お前の好きな女ばっかだろ?仲良くしてこいよ。
翻訳機能は自動だ。喋れば通じる。
カ:……来ないというならば僕の持つ最大限の能力を使い、蛙のタマゴを全て今すぐ孵化させる。
その部屋を蛙まみれにする。ヌメヌメになって嫌な想いをしたらいい(ボソリ)
主:分かったよ……じゃぁ、俺もそっち行くから……。
カ:最初から大人しく来ればいいものを……いや、そんな事よりだ!彼女たちを見てくれ!!(ガチムチマッチョの女性陣を指差し)なんて……なんて素晴らしいんだ……!!
主:う……うあっ……男性ホルモンの影響か……筋肉達磨どころか、髭まですげぇ生えてる……俺より男らしいな…………見たぞ。見たから俺は先に帰るぞ。
カ:待ちたまえ!(7神主人公の肩をがっしりと掴んだまま)
基本は女の遺伝子だが、しっかりと男の利点を引き継いでがっちりとした肉体美を……嗚呼、これはもう傑作じゃないだろうか!!歴史に残る人類を創り出してしまったのだぞ!?7神主人公はもっと喜ぶべきだ!!
主:わ……分かったから、引っ張るな……生物としては、面白い実験と成果だって分かるから…………!?……おい、あいつら、こっち気が付いて近付いて来るぞ……(汗)
カ:excellent……!近くで見れば見るほど美しい(肉体)じゃないか!
こちらは本に載っている見本のような整った美しさだし、あちらは形はやや歪なものの二倍……いや、三倍以上の膨よかさが魅力的だ!なぁ7神主人公!!(彼女らの筋肉についてべた褒め、同意を求め)
主:あぁ……確かに素晴らしいチェスト……だな(バストと認めたくない)
男たるもの、筋肉には憧れるし、鍛えたり……も、するが……うん。膨よかさって、あれ全部筋肉じゃん……。
筋肉女子1:見て見て!あそこにお人形さんみたいな人がいるわ!(≧∇≦)
筋肉女子2:本当!凄く小さくて可愛い〜♬
筋肉女子3:なにあれ〜!すご〜い!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
カ:か、彼女達が寄ってきたぞ!ここはこちらから誘わなければ男ではあるまい!
行くぞ7神主人公!(嫌そうな7神主人公を無視でガチムチマッチョな女性陣に笑顔で手を振りつつ)
そこの美しい(筋肉の)ご婦人方!宜しければ少し僕たち(の研究)にお付き合い頂けないだろうか!
主:いや……だっ、あれ……女じゃ……人間……??……おい!マジで行くのかよ!!
筋肉女子1:こんにちは〜☆近くで見ると本当にお人形さんみたい〜!
筋肉女子3:向こうに居る人はこっち来ないの?凄く細いわね〜!(((o(*゜▽゜*)o)))
筋肉女子2:私達に何かご用?
カ:beautiful…その一言に尽き……ん?(遠くに離れている7神主人公に気付いた)
何をしているんだ?幾ら彼女らが容姿端麗だからといってそんな奥手ではお近付きになれないぞ。
全く手のかかる奴だな……済まない、彼は貴女方が眩し過ぎて近寄れないようだ。むしろ近付くなんて恐れ多いと……。
主:うわぁ……本当にあいつ話しかけてるよ…………素晴らしい筋肉って、あれ象でも素手で楽勝だろ………さっさと帰りてぇなぁ………え?こっち来てる。
カ:さぁ7神主人公、僕がお膳立てをしてあげたぞ。
なに、心配することなど無い。有り難いことに彼女達も乗り気だ。
なんとうぶなお前を優しくリードして、手取り足取り色々なことを教えてくれるらしい!そう、この彼女達の肉体をもって…!
筋肉女子1:きゃ〜!近くで見ても小さくて可愛い〜♪
貴方そんなに恥ずかしがり屋さんなの?ちょっと、抱っこしちゃお〜っと♡(ガシッッ!!と主人公の胴体を抱き上げる)
主:いや、マジで勘べ……おい!抱き締めるなっ!!
カイン!先にログアウ……うぐぎゃああああぁあぁあぁぁぁあぁぁあぁぁあぁあぁあぁあぁああぁああぁぁあっ!!!!!!(バキッボキッゴキッギッボギャッ)
※主人公痛みにログアウトし損ね、気絶して強制退去するまで、この絶叫は続く。
カ:何故嫌がるんだ?事前情報では7神主人公は女が好きだと聞いていたんだが、おかしいな……何が間違ってたのやら……(首傾げ悩み)
お前だからそれ、どこ情報の事前知識だよ……。なカインと『箱庭遊び』はこちら↓
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彼岸明
カインが本編とのギャップ激しくて爆笑しながらやりました。
3mもあって髭面ムキムキ象瞬殺の少女に抱きしめられたら、そりゃ骨砕け散りますよね。バーチャルダイブなので、痛みだけ貰って本体無事なので、いつものように心配もせず「主人公、どんまい!」って思いました。
香月泉
感想考え中