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卒業旅行日記(二日目)Australiaに到着の日

 3月6日朝、いよいよ着陸である。シートベルト着用のアナウンスがあった。思ったより振動も無く、スムーズに着陸した。ケアンズ空港で国内線に乗り継ぎシドニーへ向かうため、税関を通り、カンタス航空50便のゲートへ進んだ。途中空港内に両替するところがあり、浩圧、幸信はそれぞれオーストラリアドルの現金に換金したが、僕はレートの良いところがシドニーの街にはあると考え、まだやめておいた。しかし、これは悲劇の始まりだった。

 さぁ、いよいよケアンズから最初の目的地、シドニーへ出発。飛行機の席は真ん中のシートで指定されていたが、客があまりいないため、係員に窓側へ移っても良いと言われた。後ろの席にいる女の子がちょっとかわいかった。

 シドニー空港につき、現地係員の誘導で車に乗りホテルへ。日本に比べると運転は結構荒かったが、係員の小粋なトークはなかなか面白かった。今のオーストラリアは昔と違い、結構物騒だといっていた。僕たち4人の他、車には4人のほかのツアーの女の子が乗っていた。女の子の方が、元気が良かった。

 ホテルに着くには着いたが、ホテルのチェックインは午後でまだ部屋にも入れないので、荷物を預け、軽くミーティングを済ませ、早速シドニーの街を歩いてみることにした。とりあえず現地通貨のオーストラリアドルが必要なので、係員に勧められた手数料の取られない両替屋に行くことになった。皆無事に済ませたが、日本円のトラベラーズチェックを使っている僕だけはその店で扱ってくれないらしい。仕方なく、他の両替屋で5万円分の換金をした。しかし、この店、やけに手数料が高い店なのである。後で計算してみたら、6千円分取られていた。にこにこしたおやじで、愛想がいいから、その場では、「Thank you.」と言ったが、とんでもないことをしてしまった。5万円で440ドルになったのだが、後に2万円で200ドルちょっとになった銀行の有ったことを考えると、かなりの損である。本当なら、5万円で500ドル以上もらってなくてはならない。これからは気を引き締めて行かなくてはと思うようになった。まぁ、良い勉強になったとおもうしかないか。

 シドニーには午前中についたのだが、そろそろ昼の時間でお腹がすいてきた。こっちに来て、初めての食事である。どこか10ドル以内で食事できる店に入って昼食をとろうということになった。適当なところが見つかり、僕は卵サンドと牛肉やジャガイモの入ったグリルをオーダーしたが、この量の多いのなんの。途中でへばりそうになりながらも、何とか全部食べた。

 この後チェックインを済ませ、部屋に入ってしばらくだべっていた。過ごしやすいように部屋を適当にセットし、落ち着いてからこの後どうするか、話し合った。とりあえずサーキュラーキーまで歩こうという事になった。

 買い物をしながらゆっくりと街を楽しんだ。明るいうちに港の方まで来ることができた。チーズやマカロニ、ポテトの入った物を、港の店で頼んだが、これまたすごい量だった。この国では大体一品頼めばお腹を満足させてくれるらしい。

 その店を出た後、2人の可愛い女の子がニコニコ笑って近づいてきた。「おっ、ラッキー。」と思ったが、「いや待てよ、何かあるかも。」と思って話しを聴いてみると、外国から来て船賃が無くなった何やら2ドル必要なのだ、という事情らしい。しかし、身なりは普通だし、大体自分達のことを外国から来た、というのもおかしい。普通はどこどこの国から来た、と、国名を言うはずだ、と思った。ケチったわけではないが、「We have no money.」と言って切り抜けようとした。しかし今度は、「Only two dollar!」と言って、その後、泣き落とし攻撃を仕掛けてきて、更には怒ってみせたりと、多彩な攻撃を仕掛けてきた。しかし、私は毅然とした態度をとった。

 ところが沖亜はデレデレとしてなかなか来ないので、「お前も借金してこっち来てるんだからほっといて来いよ。」と言った。しかし彼は2ドル払ってしまった。すると、なんとしたことか、驚くべき事に、この女、今度は10ドル沖亜に要求してきたのである。さすがに沖亜も、もうお金はない、と言い、彼女らも逃げるように去っていった。

 まあしかし、2ドル位だから大した被害ではない。60ドル位手数料を取られた僕に比べれば。逆に60ドルでさっきの姉ちゃん達と遊べれば最高だったに違いない。なんせ12ドル丸々女の子に払っても60ドルは無くならないんだもの。

 こうして宿に戻り、酒をあおって、明日のことを話し合った。明日晴れたらビーチだ。布団に入って寝た。


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