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第0話
「仕方ないよ、志望校変えな」
母はポツリと言った。
僕は泣いた。
身体じゅうの水分を使って泣いた。
僕は厳しい受験勉強に耐えてきた成果を発揮できずに、負けたのだ。
残ったのは、
ストレスによる過食で肥えた身体。
それに、底辺高校への切符だった。
20x1年、冬のこと。
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