ヤマ○キも春です。
だいちゃん「もうすっかり春だなー」
ヒロシ「あ、だいちゃん!」
だ「おーヒロシ。どこ行くの」
ヒ「バイト先!」
だ「バイトじゃなくて?」
ヒ「バイトは終わって帰って来たんだけど、超重要なもの忘れたの!」
だ「超重要なもの?」
ヒ「バイト先結構かかるんだけどさーやっぱ、超重要なものだからー」
だ「だからそれ何だよ」
ヒ「春のパン祭りでしょ?」
だ「『でしょ?』って言われても」
確かに。
ヒ「だーかーらー!まっつん(※松た○子のことらしい)が毎年CMしてんじゃん!春のパン祭りだよ!」
だ「(ああ、あれね)……それがどうしたんだよ。ああ、バイト先デイリーヤマ○キだっけ?フェアだから何か頼まれたとか?(何だ、ちゃんと仕事やってんのか……)」
ちょっとヒロシを見直すだいちゃん。
が。
ヒ「違うよ!だいちゃん「違うのかよ!」俺あれ集めてんの!ポイントシール貼った紙、バイト先に忘れちゃったの!」
ヒロシ大慌て。
だ「ポイントって……わざわざ買ってんの?(食パンを?)」
ヒ「前にさーバイト中シールはがして貼ってんの店長にばれちゃって。怒られたー」
だ「はがすなよ」
それは怒られる。
ヒ「あ、急がないとだった!」
だ「そんな慌てなくても。明日でもいいじゃん、もう暗いぜ」
ヒロシのバイトは主に日中。
(朝は起きられない)
ヒ「だめだよ!夜バイトのゆうくんも集めてんの!取られたら大変だもん!」
だ「誰だよゆうくんて」
確かに。
ヒ「ゆうくんはゆうくんだよ!春のパン祭りは危険(?)がいっぱいなんだよ!」
だ「危険が?春のパン祭りに?ヤマ○キ春のパン祭りに?」
ヒ「じゃーねー!急がないと、バイト先まで30分かーかーるーかーらー!」
だ「遠っΣ(・∀・)」
だいちゃんに見送られて、ヒロシは自転車で颯爽と去っていった。
だ「……春だなあ」
春ですね。