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エトセトラボックス  作者: 鈴木真心
ヒロシとだいちゃん
10/25

ヤマ○キも春です。

だいちゃん「もうすっかり春だなー」


ヒロシ「あ、だいちゃん!」


だ「おーヒロシ。どこ行くの」


ヒ「バイト先!」


だ「バイトじゃなくて?」


ヒ「バイトは終わって帰って来たんだけど、超重要なもの忘れたの!」


だ「超重要なもの?」


ヒ「バイト先結構かかるんだけどさーやっぱ、超重要なものだからー」


だ「だからそれ何だよ」


ヒ「春のパン祭りでしょ?」


だ「『でしょ?』って言われても」



確かに。



ヒ「だーかーらー!まっつん(※松た○子のことらしい)が毎年CMしてんじゃん!春のパン祭りだよ!」


だ「(ああ、あれね)……それがどうしたんだよ。ああ、バイト先デイリーヤマ○キだっけ?フェアだから何か頼まれたとか?(何だ、ちゃんと仕事やってんのか……)」



ちょっとヒロシを見直すだいちゃん。


が。



ヒ「違うよ!だいちゃん「違うのかよ!」俺あれ集めてんの!ポイントシール貼った紙、バイト先に忘れちゃったの!」



ヒロシ大慌て。



だ「ポイントって……わざわざ買ってんの?(食パンを?)」


ヒ「前にさーバイト中シールはがして貼ってんの店長にばれちゃって。怒られたー」


だ「はがすなよ」



それは怒られる。



ヒ「あ、急がないとだった!」


だ「そんな慌てなくても。明日でもいいじゃん、もう暗いぜ」



ヒロシのバイトは主に日中。

(朝は起きられない)



ヒ「だめだよ!夜バイトのゆうくんも集めてんの!取られたら大変だもん!」


だ「誰だよゆうくんて」



確かに。



ヒ「ゆうくんはゆうくんだよ!春のパン祭りは危険(?)がいっぱいなんだよ!」


だ「危険が?春のパン祭りに?ヤマ○キ春のパン祭りに?」


ヒ「じゃーねー!急がないと、バイト先まで30分かーかーるーかーらー!」


だ「遠っΣ(・∀・)」



だいちゃんに見送られて、ヒロシは自転車で颯爽と去っていった。



だ「……春だなあ」



春ですね。


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